重力の大きさ
前回の投稿で、この地上で重力がはたらかない空間はないということを書きました。
私たちが地上で跳び上がっても、すぐに地面に着地してしまいます。
これは、地球の中心が地上にある全ての物体を引く力『重力』がはたらいているためだと、学校で教わりました。
ニュートンは、木から落ちるリンゴを見て万有引力のアイディアを思いついたという逸話が残っていますが、引力のうち、地球が他の物体を引く力のことを、特に『重力』と呼んでいます。
そこで今回は、重力について調べていきたいと思います。
内容は、以下の通りです。
(1) 重力の不思議
(2) 重力の大きさ
(3) 新たな疑問
(1) 重力の不思議
この地表の約70%は海水面だとされています。
皆さんご存知の通り、水はどのような形状の器に入れても、その水面は平らになります。『水平』という言葉があるぐらいです。
しかし、地球が球形をしているのなら、海水面は地球に沿って球形に曲がっていることになります。
海水面をこのように変形させる力は何でしょうか。
その力は、地表にある物体全てにはたらく重力以外に考えられません。
しかも海水は、地球の自転により発生する遠心力により、地球から離れる方向に力を受け続けています。
地球の半径が約6,400kmですので、直径が約12,800km。
赤道付近で言えば、周の長さが約4万kmになります。
地球は24時間で1回自転していますので、4万km ÷ 24時間 = 時速約1,667kmになります。
そんなに高速で回転する地球から離れようとする海水を全て地表に引き寄せ、しかもその表面を丸く湾曲させているのですから、重力はとてつもなく大きな力であることが予想できます。
では、重力の大きさはどれぐらいなのでしょうか。
(2) 重力の大きさ
前述のニュートンは、重力の大きさを求めることができなかったようです。
重力の大きさを実験で求めたのは、キャベンディッシュが最初だと言われています。
キャベンディッシュ本人は重力の大きさ(重力定数。万有引力定数とも言う)を算出したわけではなかったそうですが、後世の学者たちは、実験の結果をもとに重力定数が算出できることに気づいたそうです。
重力定数の値は、Wikipediaに書かれていました。
上記リンク先には難しい単位が記述されていますが、1kgの質量をもつ2つの物体が1m離れているとき、そこにはたらく引力の大きさは、
6.674 × 10のマイナス11乗N(単位ニュートン)になるそうです。
『10のマイナス11乗』という表記に馴染みがありませんでしたので、調べてみると、 10のマイナス2乗が0.01、10のマイナス3乗が0.001になることがわかりました。
つまり、マイナス○乗の、○に入る数字の分だけゼロの数が増えるわけです。
ということは、前述の値を書き直すと、
6.674 × 0.00000000001N
= 0.00000000006674N
になります。
…どこかで計算間違いをしたのでしょうか?とても小さな値です。
測定誤差と言ってもいいぐらいのレベルです。
しかも、重力『定数』と言いながら、ニュートンが万有引力を発見してから300年以上も経つのに、いまだに重力定数の値は確定していないそうです。
でも確かに、日常の経験からも地球の重力がとても小さいのはわかります。
地面に落ちた枯葉にも地球の重力がはたらいているはずですが、枯葉はそよ風が吹けば簡単に舞い上がってしまいます。
ホワイトボードの紙は、小さな磁石で留められ、落ちることはありません。
ネットを検索しても、『重力は最弱』などと書かれたサイトが多く見つかりました。
(3) 新たな疑問
このような最弱の重力で、海水を全て地表に引き寄せ、しかもその表面を丸く湾曲させるようなことができるのでしょうか。到底できないと、私は思います。
いや、そもそも重力は最初から存在していないのかもしれません。
存在していないから、世界中の科学者たちが日夜研究を積み重ねても、重力定数の正しい値が得られないのではないでしょうか。
最初に、重力は『地球の中心が地上にある物体を引く力』と書きました。
地球が球体なら、その中心に核と呼ばれる物体があり、それが地表のものを重力で引きつけていると言えそうですが、以前の記事にも書いた通り、地球は球体ではなく平面だと私は考えています。
地球が平面なら、核のような中心の物体は存在しないため、重力そのものが存在しないことになります。
存在しないものを存在すると偽って人々を騙すのは、前回投稿した『宇宙詐欺』に通じるものがあると、私は思います。
では、いったい彼らはどうしてこのような嘘をつき続けるのでしょうか。
その辺りのことも、これから調べていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。