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戦慄予示のあれこれ
全般
単に戦慄予示と言った場合、3つの意味に取ることができる。戦慄予示するという行動と、戦慄予示というカードの名前と、戦慄予示された裏向きのパーマネント自体を指す言葉の3つである。文脈で聞き分けよう。
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とはいえ、実は戦慄予示によって場に出た裏向きクリーチャーの名前は戦慄予示ではない。パックに封入されているトークンには予示と書かれているが、これも裏向きクリーチャーの名前を指しているわけではない。裏向きクリーチャーに名前は定義されていないため、名前は無いものとして扱う。軍勢を灰にのような名前を参照するカードの対象となった場合も名前は無いものとして扱うため、裏向きクリーチャーのコピーとなったトークンが巻き込まれることはない。
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ソーサリー呪文の戦慄予示を見る限り、裏向きクリーチャーのマナコストは2マナ程度である。
リミテッド
裏向きクリーチャーをブリンクした場合、表面を上にして帰ってくるため擬似的な踏み倒しが可能。
幸いなことにダスクモーンにはブリンクできるカードはほとんど無いのだが、幽霊による庇護や画面の中への幽閉のような一時的な除去を裏向きクリーチャーに当てると表がデカブツで庇護や幽閉を割られた時にえらいことになる可能性がある。
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逆に、望まれぬ復活で相手の裏向きクリーチャーを除去すると予期せぬデカブツがもらえる可能性もある。
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もちろん、裏向きクリーチャーの表側がクリーチャーで無いことなどはザラにある。一般的な構築の場合クリーチャーの枚数はデッキの半分より少ないことが多いため、戦慄予示で2枚めくってその中にクリーチャーが無いことも多いだろう。
相手の裏側クリーチャーの表側を見ることはできないが、戦慄予示によって墓地に落とされたカードから想像することはできる。例えばクリーチャーが墓地に置かれた場合、裏向きのカードはそのクリーチャーよりも有用なクリーチャーである可能性が高いだろう。
リアニメイトや昂揚などが絡めば墓地へ送るカードの優先度も変わる点には注意が必要。ヴァルガヴォスの狂信者が入っているデッキなら、戦慄予示で土地と帷大足が捲れたら帷大足を墓地へ置くことが多いだろう。土地と野火の木人が捲れた際、昂揚を優先して野火の木人を墓地へ置くことも考えられる。
戦慄予示をするたびライブラリーのカードは2枚ずつ減っていく。その割に盤面に追加されるのは回避能力のない2/2であるため、グダるとライブラリーアウトによる敗北も無い話では無い。アドバンテージ獲得手段としてがたつく展望台を採用する場合はさらに注意が必要。安堵の別れのようなライブラリー修復があれば安心。必死の力によるトランプルの付与など、回避能力も積極的に採用したい。
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超常現象分析家
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戦慄予示により墓地に送ったカードを手札に加えることができるため、直接的なハンドアドバンテージの確保が可能。リミテッドでデッキを戦慄予示に寄せる強い動機になる。
最も戦慄予示に寄った色の組み合わせは青緑だが、戦慄予示自体は全ての色に存在するため実際はどの色でも運用することは可能である。
戦慄予示によりカードを墓地に送ることで効果が誘発するため、誘発時点ではまだカードは墓地にある。誘発にスタックして追放することで手札に回収されることを防ぐことができる。虚空の力線などで直接追放しても良い。
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強力なカードだが、複数枚並べても旨みは無い。
謎めいた操作員
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戦慄予示したり、裏向きのクリーチャーを表向きにするたびに大きくなるクリーチャー。3/2/3警戒の時点でそこそこな強さだが、戦慄予示に寄せたデッキならばあっという間に大きくなる。コモンであることから遭遇頻度も高いだろう。
このカード自体が表向きになった時にもカウンターが乗る効果が誘発する。
インスタントタイミングで戦慄予示することでコンバットトリック的な運用もできる。低レアリティでもインスタントの戦慄予示はそこそこある。相手が白緑でも、効果を使い終わった部屋などに望まれぬ改作を当てて戦慄予示されるかもしれない。虚偽への恐怖の誘発型能力は自分の呪文に当てることで戦慄予示することができる。ここだけ見るとアド損だが謎めいた捜査員のコンバットでシャクれればトントンになる。
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