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スタンダードでロクサーヌを使おう パンハモニコン編
ロクサーヌとは
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ロクサーヌは、サンダー・ジャンクションの無法者で登場した伝説のクリーチャーである。
場に出た際と攻撃した際に隕石トークンを生成する誘発型能力と、アーティファクトトークンをタップしてマナを出すと追加で1マナ生み出す効果を持っている。
ダメージを飛ばしながら2マナ加速するその姿は原始のタイタンと豪火のタイタンのハイブリッドといえるだろう。
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今回はロクサーヌを使ってスタンダードのデッキを構築してみようと思う。
シナジーを考える
ロクサーヌの一つ目の能力は、誘発型能力を持つトークンを生成する誘発型能力である。
能力が2段階になっていることで、誘発型能力の回数を増やす能力の影響を2倍受けることになる。
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例えばパンハモニコンがある状態でロクサーヌを出すと、まず隕石を生成する効果がもう1回追加で誘発するため、2個の隕石が生成される。
場に出た隕石の2点ダメージ能力もそれぞれもう1回誘発するため、合計4回の2点ダメージが誘発して8点のダメージを与えることができる。
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さらにパンハモニコンが2つ並んだ状態であれば、ロクサーヌの能力が3回誘発し隕石の能力が3回ずつ誘発するため、2点ダメージが9回誘発して18点ダメージとなる。
あとは適当に砂漠ランドからの1点ダメージでフィニッシュだ。(急に適当)
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デッキリスト
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パンハモニコン
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ノーンと知識の徳目はどちらもパンハモニコンに類似した能力を持っており、ロクサーヌおよび隕石の誘発型能力を増やしてくれる。
ノーンはサイズが優秀でブロッカーとしても運用できるだけでなく相手の誘発型能力を封じる効果まで付いているが、伝説であるため複数並べられない点、クリーチャー除去が当たってしまう点が欠点である。
一方知識の徳目はクリーチャー除去が当たらないが昨今は置き物破壊も豊富に存在するため安心できない。出来事の側もマナベースの都合上あまり使うことはないだろう。
収穫祭の襲撃
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ロクサーヌとノーンと徳目で5マナのカードが12枚も入っており一見はちゃめちゃな構築に見えるが、これらのクソデカカードを繋ぐのが収穫祭の襲撃である。
更地の盤面からでもパンハモニコンとロクサーヌを捲ることで即座に8点のダメージを叩き込むことができる。
パンハモニコンがもう1つあれば即座にゲームエンドである。(2点足りないけど)
マナ加速
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上述したとおり、このデッキのキーカードは軒並み5マナのヘビーなやつらなのでマナ加速は必須である。
etbで土地や宝物を生成するカードはパンハモニコンと相性がよく、宝物トークンはロクサーヌでマナが倍化するためさらなるシナジーが見込める。
中心核の瞥見はロクサーヌともパンハモニコンともシナジーがないが、他にちょうど良いマナ加速が無かったので……
燃える仮面の事件
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場に出た時にダメージを飛ばすパーマネントなのでパンハモニコンで効果が倍化する。
解明完了すれば衝動的ドローを行うことができ、本デッキでは貴重なアドバンテージ獲得手段として用いることができる。
解明条件は1ターンに3つ以上の発生源からダメージを与えることだが、ダメージを与える対象は制限されていないためペインランドから自分がダメージを受けてもカウントされることは覚えておこう。
土地
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赤白ペイン3枚と英雄の公有地2枚でノーンの白マナを、スロウランドとペインランドで徳目の青マナを確保している。
これらのマナが必要になるのは5ターン目以降かつ悪漢やバトルのルーティングで探しに行けるのでそれなりに揃う。
当然白と青が全然出ないこともあるのだが、その場合はルーティングで捨てれば良いし気合いで襲撃から捲れば問題無い。
プレイしてみての感想
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コンボが決まった時が気持ち良すぎる
襲撃からいきなり大ダメージが飛ぶのだが、8点ダメージが飛ぶのではなく2点ダメージが4回飛ぶのがポイント。
相手が横並べしてきた盤面でも一気に更地に持っていくことができる。あとノーンがランプに強い
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徳目やノーンが複数並ぶとまさしく祭り。
流星群の如く隕石が降り注ぐことになる。
綺麗だね。
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たまにとんでもない初手が来るが泣いてはいけない。そういうデッキである。
単体でアドバンテージを取る手段が襲撃と事件くらいしか無いにも関わらずタッチでマナベースがカツカツなのでフラッド受けになる土地が使えない点も厳しい。
コンボパーツはルーティングを回して探しに行くしかないので普通に手札は必要。
ダブマリしたら土地かマナファクトの枚数が足りなくなる。
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やることはマナ加速して襲撃するだけなので、頭を使わずにロクサーヌしたい方におすすめのデッキである。
回す時は打ち消されたり太陽降下されたり告別されたりしても泣かない精神を持って臨もう。
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