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忙しい人のためのストーリー解説:ブルームバロウ第3話 失ったもの、見つけたもの

忙しい人向けの概要

メイブル、ヘルガ、ゾラリーネ、ハグス、ゲヴはポンドサイドへとたどり着いたが、そこにあったのは瓦礫の山だった。マーハは村の全てを破壊し尽くしていた。
村の水辺では本来ポンドサイドにはいないはずのリスフォークが物あさりをしていた。一行はリスフォークに敵対するが、屍術に翻弄されている間にリスフォークは逃げてしまった。一行はリスフォークを追いかけ、三本木市へ向かった。

三本木市ではカワウソフォークと化したラルがジェイスを探していた。ラルの言う特徴を持ったキツネフォークを、ヘルガは夢で見たことがあった。唯一の手掛かりを頼りにラルが一行に同行することを決意した直後、村に警笛が鳴り響いた。厄災の獣の一体、洪水のガーが現れ村を洪水で押し流したのだ。一行は村外れの洞窟まで流された。
洞窟から外套を纏ったラットフォークが現れ、こちらに武器を向けながら立ち去るように警告した。


忙しくない人向けの用語解説

ゾラリーネ

魔術を使うバットフォーク。謎めいた口調で意味深なことや予言めいたことを言う。
コウモリらしく日中は逆さまになって眠っている。
武器を持っていないが、どうやら魔法で戦うようだ。ストーリー中では、リスフォークからエネルギーだかマナだかを吸収して攻撃に転化していた。


ハグス

傷が目立つ寡黙なアナグマフォーク。リザードフォークのゲヴと共にシマシマ愚連隊なるものを組織している。
武器を持っていないが、なんと素手で戦っている。カードイラストはリスフォークが呼び出したアニマルフォークのスケルトンを素手で破壊しているところ。
キービジュアルを見てわかる通り他のメンバーに比べてもかなりの巨体で、素手の他に踏み付けを用いた攻撃も行なっている。

ストーリー中でカードが公開された。
本体性能は基本4/5/5トランプルのバニラに、通常のプレイに加えてもう一枚土地のプレイを許可する能力を持つ。
また、唱える際にマナを追加することで1マナにつき1枚の衝動的ドローを行う。

赤の衝動的ドローと緑の土地セット権増加の組み合わせは近年よく見られるものであり、僻境への脱出や鉱炉と前線の剣は記憶に新しい。

僻境への脱出は実はそんなに記憶に新しくないかも

4マナであること、土地セット権を増やすこと、ライブラリートップから追加アドバンテージをもたらすことから、どことなくムル・ダヤの巫女のようでもある。

だが衝動的ドローであるが故に採用するデッキを選ぶカードであることは間違いない。
まず、衝動的ドローには次の自分のターンの終了時までの使用期限があるため、軽いカードを捲って安定してプレイできるようにしたい。
一方で、ハグス自体が4マナであること、Xマナの支払いはマナが伸びた方が強力であることから、ある程度の土地を確保したいというところにジレンマが発生する。
4マナにして速攻の無いボディもアグロよりもミッドレンジ寄りである。

可変マナコストを生かそうと考えるなら4マナでの使用でもそれ以上のマナコストでの使用でもどちらでも活用できるようにしたいため、ミッドレンジ系のデッキのアタッカー兼終盤のアドバンテージ源として採用することになるだろう。
幸い、場に出ればアドバンテージはある程度確保されるため魂の洞窟などでバックアップしてやることで損失を抑えることができるだろう。
それに魂の洞窟でアナグマを指定するのはかなりアツい。実際は戦士指定することになりそうだが……

相手に出されてインスタントの除去を撃ちたい時は、出た時の能力にスタックして撃つといい。
除去してもしなくても衝動的ドロー分をプレイされるのは一緒なのだが、相手が既に土地をプレイしていた場合は若干事情が異なる。
追加の土地セット権は常在型能力であるためハグスがいなくなると権利も消えるのだが、出た時能力の解決時は相手に優先権があるため土地の追加セットを許してしまう。


ゲヴ

お喋りなリザードフォーク。ハグスと共にシマシマ愚連隊を名乗っている。というかハグスはあまり喋らないのでゲヴだけが名乗っている。
武器は両手に持った小さな槌。

シマシマ愚連隊は過去に災厄の墓場なる場所に行って生還した実績があるようだが、他のメンバーの反応を見ると実際のところどうだか怪しい。
少なくとも、ハグスはシマシマ愚連隊の過去の実績については語らないようだ。

偵察が得意とされているが、あまりにもお喋りかつ途方もないことばかり言うので厄介払いに偵察をさせられているのではないかと心配になる。
飛んでいるゾラリーネの方が偵察が得意そうなのだが……まあゾラリーネは日中寝ているようなので偵察には使いづらいのかもしれない。


三本木市

ポンドサイドから長川沿いに進んだところにある集落。
カワウソフォークが多く暮らしている。
絡み合った大きなオーク樹とプラタナスと柳がシンボルとなっているため三本木市と呼ばれているようだ。


洪水のガー

災厄の獣の一体。名前の通り洪水を起こして三本木市を襲った。
見たまんま水のエレメンタルであるため、災厄の獣サイクルの青であると思われる。
また、「洪水のガー」はマーハの「夜のフクロウ」の部分に相当すると思われるため、下に別の固有の名前があるものと考えられる。
ガーは淡水に生息する魚で、進化が遅く生きた化石とも呼ばれているそう。水中では上位の捕食者に位置するため、災厄の獣のモチーフにされているものと思われる。

ストーリー中ではラル達が揉めているところに都合よく現れて洪水を起こした。幸いラル達一行は流されただけで怪我などはなさそうであった。災厄の獣とは名ばかりで破壊力は低めかも。けど集落ひとつ流されてるからやっぱりヤバいかも。


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