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mtg読み物解説 カルロフ邸殺人事件 第5話 可能性の連鎖
概要
エトラータとプロフトは、エトラータが最後に覚えていた最後の場所に向かった。
その場所はエトラータの隠れ家だった。
隠れ家を調査したプロフトは床に落ちた黄色い粉に気づく。
彼女も見覚えがないというその粉を、プロフトは丁寧に小瓶に詰めた。
隠れ家を出ると、不意に何者かの襲撃にあった。虐殺少女と呼ばれるラクドス教団の少女はプロフトを狙うが、エトラータに阻止させるとおとなしく引き下がった。
曰く、「エトラータを捕まえた者を殺せ」との依頼を受けてきたが、友人や家族を殺すための割増料金はもらっていないから、とのこと。
2人は謎の粉の解明のため、襲撃された現場を離れた。
一方ケイヤとケランはギルドパクトが保管されている巨木ヴィトゥ=ガジーに来た。
歩を進める2人の耳を不意に咆哮が貫いた。
正面から見慣れた白い狼が現れた。セレズニアの狼、ヴォジャだ。
合わせてトルシミールが現れ、比例を詫びるとトロスターニの元へと案内された。
トロスターニは2人を歓迎し、ギルドパクトの閲覧を許可した。
ラクドスのページには、「悪魔ラクドスをギルドに縛ることで、市民へ無作為な虐殺を吹き込むことを阻止する」とあった。
無作為な虐殺とは、エトラータが無意識のうちに行った殺害のことを指しているのでは無いか?
ラクドスへの疑念を強め、2人はエズリムの元へ戻ることにした。
用語解説
虐殺少女
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ラクドス教団所属の殺人者。人間女性。
他人の苦痛と死をショーとして用いる最悪のエンターテイナーだが、ギルド内では相当の実力者。
明らかに快楽目的の殺人を行っているにも関わらず、逮捕に踏み出した者も殺されてしまうため逮捕されていない。滅茶苦茶すぎる。
名うての暗殺者でもあり、本ストーリー中では何者かに雇われてプロフトの命を狙う。
しかしながらエトラータが護衛に付いていることを知ると潔く諦めた。
エトラータが口にした暗殺者組合というものが関わっているのだろうか。暗殺者は少なくともラクドス、ディミーア、ゴルガリには存在しており、暗殺者組合はギルドの垣根を超えている可能性がある。
もちろんプロフトを殺すためには護衛のエトラータを倒さなければならないという理由もあるだろう。
エトラータを殺すための金は貰っていないため、そこまでする義理はないということだ。
最もエトラータを殺さずプロフトだけ殺せればそれで良いのかもしれないが、虐殺少女は殺すこと以外に他人を止める術を知らない可能性も高い。
ヴィトゥ=ガジー
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セレズニアのギルド庁舎でもある巨大樹。
ラヴニカで最も古い植物であり、その内部にはギルドパクトの原典が収容されている。
元々魔法で維持されている朽ちた巨木ではあるのだが、灯争大戦のストーリー中でラヴニカ自身の世界魂の権限として、ニッサの力を借りてエレメンタル化。永遠神との闘いにて倒されてしまう。
その後ファイレクシア戦争まで起きてしまい踏んだり蹴ったりのラヴニカだが、ヴィトゥ=ガジーはなんとか耐え切ったようだ。
今は再生のために自然豊かな公園に場所を移している。
内部は以前と変わらずギルド庁舎の役割を保持しているが、今は図書館のような役割も担っているようだ。
ギルドパクトの原典は公開されており、誰でもそれを読むことができるようになっている。
トルシミール・ウルフブラッドとヴォジャ
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セレズニア議事会所属のエルフと狼。
常に共に行動をしており、両者の間には強いつながりがあることが分かる。
だが、あまりストーリーでの登場機会に恵まれていないため詳細なことは分からない。
今回ストーリーでもやはりセットで出てきたものの、ヴィトゥ=ガジーへの道案内及びトロスターニの元への道案内をしただけとなっている。
カード化されている枚数も多いものの、不遇のキャラクターである。
トロスターニ
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三位一体のドライアドの女性。
建前上はセレズニア議事会のギルドマスター。
セレズニアはラヴニカの世界魂、マットセレズニアからの意志と調和したギルドであり、その全員がマットセレズニアの意思でありセレズニアギルドである。
のだが、ギルドパクト崩壊後にマットセレズニアの声を聞き取ることができるのがトロスターニだけとなってしまったので、今は彼女がマットセレズニアの代弁者となっている。
以前は正面から見て左が三女で生命のオーバ、右が次女で秩序のセス、中央が長女で調和のシィムとなっていたが、今は中央が生命のオーバとなっている。
元々中央であった調和のシィムの発言は影響力が強かったが、今はオーバの発言が最も影響力を持っているのだろうか。
彼女らはラヴニカの世界魂と繋がっているため、ファイレクシア侵攻を経てラヴニカそのものの意思が変化していることを表しているのかもしれない。
ラクドス
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ラクドス教団のパルンにしてギルドマスターでもあるデーモン。男性。
ギルドパクトに実際に署名をしていることから1万年以上生きていることは間違いないが、実際の年齢は不明。
ラクドス教団はラクドスの思想を体現したギルドであり、教団がもたらす血と堕落はそのままラクドス本人の欲求でもある。
ラクドスを野放しにしてしまうとラヴニカ中が殺戮に飲み込まれてしまうため、ラクドス教団というギルドに閉じ込めておくことで死の蔓延を防いでいる。
本人は活動と休眠のサイクルを繰り返しており、本ストーリー中の現在が活動期間なのか休眠期間なのかは不明。
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