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mtg読み物解説 エルドレインの森 第1話 純なる心

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概要

ファイレクシアとの戦争でエルドレインの王アルジェナス・ケンリスと女王リンデン・ケンリスは死亡し、エルドレイン中が眠りの呪いに覆われていた。
王の息子であるウィル・ケンリスは少年王と呼ばれるようになるが、彼を新たなエルドレインの王と認める者ばかりではなかった。
近隣の村から搾取を行うイモデーン卿もその1人であった。
ウィルは戦いが得意では無いにも関わらずイモデーンの略奪を止める為決闘を行うが、ウィルの命の危機を目の当たりにした双子の妹ローアンは堪えきれず特大の稲妻を放ってしまう。
巨大な稲妻は山に大穴を開け、イモデーンは恐怖から逃げ出した。

逃げ去るイモデーンは恐怖のあまり自分がどこを走っているのか分からなかったが、気づけばフェイの領域に迷い込んでしまっていた。
フェイの君主と対面したイモデーンは無礼を詫びるが、君主は彼女を呼んだのだと言う。
そして「純なる心を持つものか?」と問うのだった。

一方、エルドレインにかけられた眠りの魔法を解くため多元宇宙を探索すべきだと主張するローアンと、エルドレインに残って王政を全うすべきと考えるウィルの間には確執が生まれていた。
一方的にプレインズウォークしようと試みるローアンだったが、それは失敗に終わった。
2人の灯は今や失われているようだった。
ローアンは失望を隠しウィルの元を立ち去った。

一方舞台はエルドレインの片田舎オリンシャー。
痩せ型の少年であるケランは、フェイとの混血であるとの噂から執拗ないじめを受けていた。
ある夜、ケランの前に突然不思議な門が現れる。
おとぎ話でそれがフェイからの招待であることを知っていたケランは躊躇いながらも扉を開ける。
扉の向こうに居たのはフェイの君主タリオンだった。
タリオンはケランに取引を持ちかける。
エルドレインを苛む3人の魔女アガサ、ヒルダ、エリエットを打ち倒せば宝物を授けるというのだ。
ケランは真実を知るであろうタリオンに近づく為、その取引を受けることにした。


用語解説

エルドレイン

おとぎ話とアーサー王伝説を下敷きにした王国が舞台となる次元。
詳細は公式記事「プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内」参照。および『エルドレインの森』ファーストルックまとめを参照のこと。

覇王と女王をファイレクシア戦争で失い、さらにファイレクシアンを撃退するために発動した「忌まわしき眠り」と呼ばれる呪いの影響が次元全体に広がり次元全てが眠りに落ちる危機に瀕している。


ウィル・ケンリス/ローアン・ケンリス

霜魔導師のウィルと火花魔導師のローアンは双子のプレインズウォーカーであり、灯を共有している為必ず2人セットでないとプレインズウォークできない特殊なプレインズウォーカーでもある。
ケイレムやアルケヴィオスでは自由気ままに闘技に挑んだり学園生活を満喫したりしていたのだが、ファイレクシア戦争の影響でエルドレインはボロボロであり王家の2人にも重い責任がのしかかっている。
ウィルは対話による平和的な統治を求めているが、ローアンは戦乱による支配的な統治を求めており双子は対立。
さらに2人とも灯を失っている。


イモデーン

初登場の人。人間女性。炎を使っているのでおそらくエンバレスの騎士ではないかと思われる。
元は高潔な騎士であったが盗賊風情に落ちぶれている。
フェイの君主に取引を持ちかけられており、最終的に死にそうな雰囲気を醸し出している。


ケラン

初登場の人。人間とフェイのハーフ(父親がフェイ)男性。
おそらくケンリス兄妹と並んで今回のストーリーの主人公的存在。
その出自からいじめにあっているが、ある夜フェイの君主タリオンによる招待を受け勇者として悪しき魔女の討伐任務を課せられる。
戦いの経験など無さそうだが大丈夫だろうか。

ファーストルックで公開されたイラストでは炎のような短剣と鞭を振るっている姿が確認できる。
プレインズウォーカーではなさそうなので、赤のクリーチャーとなるのだろうか?


タリオン

フェイの君主。ケランに3人の魔女の討伐任務を課した。
ファーストルックの情報では3人の魔女とタリオンの4人で忌まわしき眠りの呪いを生み出したようだが、タリオンの子にも呪いの影響が及んでいるらしい。
果たして魔女を倒せば呪いは止まるのか?
そもそもタリオンが胡散臭すぎるのだが信用していいのか?
見た目からはよく分からないが王なので性別は男性なのだろうか。

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