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mtg読み物解説 カルロフ邸殺人事件 第6話 天才炸裂

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概要

プロフトとエトラータは、彼女の部屋で見つかった粉を解析するために、イゼット団のヴィーアシーノ、カイロックスの元を訪れた。
作業場ではなく、地下通路の奥に隠れ潜むようにカイロックスがいた。彼はプロフトからの調査の要請を断った……設備が無く、別件の仕事があるからだという。プロフトにも言えない仕事が。
その時、話し合う一同の耳に複数の足音が聞こえてきた。ゴブリンの一団が現れたようだ。プロフトとエトラータは隠れたが、カイロックスは抵抗することもなくおとなしく連れ去られた。
2人はカイロックスを追跡した。去り際、プロフトは棚から小さな木箱を持ち出したように見えた。

カイロックスはクレンコの隠れ家に連れて行かれた。
ギルドマスターの命が狙われる中、次は自身の身が危ないと考えたクレンコは、カイロックスから情報を聞き出そうとしていた。
プロフトとエトラータはクレンコの護衛たちをたたき伏せカイロックスを解放した。
その時、急に窓から短剣を持った大男が乱入した。クレンコを狙ったその一撃は、たまたま動線上にいたカイロックスの命を奪った。
エトラータが男を捕えると、焦点の合っていない男の目に精神魔法で恐怖を叩きつけた。
男は正気を取り戻した。彼もまた誰かに操られていた。

一方ケイヤとケランは怪しいローブの集団に襲撃されたが、2人の戦闘能力は襲撃者のそれを十分上回っていた。襲撃者たちはあっという間に制圧された。
尋問しようとしたその時、不意に彼らが植物の種子のようなものを飲み込んだことに気づいた。
男達の体は柔らかい苔のようなものに変化し、風に吹かれて離散した。
ケランは残された衣服から白と灰色の毛を見つけた。現場を保存する魔法を使って、2人はその場を立ち去った。

ラヴニカ魔法探偵者に到着した2人は、コスからエズリムが呼んでいることを伝えられた。
エズリムが言うには、テイサを殺害した容疑者が逮捕されたらしい。無所属の下級暗殺者で、殺害時の記憶はないという。
その時、執務室の扉が開き、虐殺少女を連れたオレリアが入ってきた。何でも虐殺少女に命を狙われたらしい。そして虐殺少女もまた犯行時の記憶がないようだ。
ラクドスとの戦争を強行しようとするオレリアを止める2人。事件の真犯人は他にいるはずだ。
オレリアは24時間という期限を設定した。それまでに真犯人を見つけることができなければラヴニカでギルド間戦争が始まってしまう。


用語解説

カイロックス

イゼット団所属のヴィーアシーノ。男性。
今回のストーリーが初めての登場となるが、早々に退場してしまった。一発使い切りキャラクターである。
裏の仕事に触れた経験があるため秘密ごとの相談にはもってこいなのだが、その際の経験のせいでやや神経質になっている。プロフトからは「大泥棒」とも呼ばれている。
探偵の情報源として便利に使われている。


クレンコ

ギルド無所属にしてギャング団の首領でもある男性のゴブリン。
仕事は窃盗や破壊などといったゴブリンが得意とするチンピラまがいのものが中心。
オレリア、テイサと大物のギルドマスターが倒れゆく中、自分大物なので狙われているのではないかと不安視していた。
たかがギャングのボス如きがギルドマスターに並ぶほど大物とは思えないが、かくしてクレンコの予想通りに暗殺者に命を狙われることとなった。


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