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スタンダードでロクサーヌを使いたかった ボツデッキ編

はじめに

7/31、ブルームバロウの発売に伴ってスタンダードのカードプールがローテーションした。
その結果、真夜中の狩り、真紅の契り、ネオ神河、ニューカペナの4エキスパンションはスタンダードを去ることとなった。

スタン落ちの影響を受け構築不能となったデッキは数知れない。
そしてその中には、デッキとして形を成せなかったまま散っていくものも存在する。

以前執筆したスタンダードでロクサーヌを使おうシリーズの裏には、そのような構築できないまま散っていったデッキが存在する。
今回は世に出せなかったデッキを供養も兼ねて紹介したいと思う。


令和のファイアーズ

ファイアーズは、1ターン目マナクリ→2ターン目ヤヴィマヤの火→3ターン目ブラストダームの動きが有名な、グルールカラーのビートダウンデッキだ。
ロクサーヌはヤヴィマヤの火と相性が良く、色もグルールカラーなのでファイアーズが再現できるのでは?と考えたのである。

令和には1ターン目に出せるマナクリがいないので、2ターン目マナクリ→3ターン目ヤヴィマヤの火→4ターン目ロクサーヌとした。

1ターン目が空白になるため避雷針のスクレルヴを採用、またスタンダードで使えるヤヴィマヤの火はクリーチャーであったためサーチ用に自然との融和を採用。

パッと見シナジってそうな顔をしつつどのターンに除去を当てられても顔面爆発モノであった上に、コンボが成立して4ターン目にロクサーヌが速攻で殴ったからと言って全然勝たなかったので無事お蔵入りとなった。
ロクサーヌだけでは埋めきれなかった5マナの枠をすこぶる適当なクリーチャー達が埋めており哀愁を誘う。


ドメインランプ

ご存知ロクサーヌは5マナのクリーチャーである。
5マナといえば豆の木、豆の木といえばドメインランプということで怒りの大天使の枠をロクサーヌに差し替えたのがこちらのデッキ。

怒りの大天使は4マナであるためキッカーしても豆の木でドローができないところにどことなく歪さを感じていた。
ロクサーヌであれば豆の木を誘発させられる上、除去に加えてマナ加速もできるためスムーズにアトラクサに繋げられる点が強力であると感じて構築を開始したものの、本来イモデーンの徴募兵以外で不要だったはずの赤マナが5ターン目に必要であったり、魂の洞窟が使えなかったり、ライフゲインの手段が減ったりと散々であった。

それでも根幹がドメインランプであることからカードパワーが高く、豆の木を置いて力線の束縛やアトラクサを投げているだけでアドバンテージ差がすごいことになってしまいそのまま勝ちというパターンが多かった。
つまり裏を返せばロクサーヌで勝つパターンがあまりにも少なすぎたのだった。勝てるけどこれ別にロクサーヌじゃなくていいな……と気づいてしまいボツになったのであった。


3ターン目ロクサーヌ

デッキリストの横幅が狭すぎる。
ロクサーヌは5マナなので1ターン目と2ターン目にマナ加速できれば3ターン目に着地可能。
スタンダードには1マナのマナ加速が無いと見せかけてバネ葉の太鼓系のカードが2種類あることに気づいたため、宝物を生成するクリーチャーと組み合わせることで3ターン目5マナを実現。

さすがにクソデッキすぎてびっくりした。だって3ターン目にロクサーヌ出しても稲妻の一撃で死ぬんだもん。
5マナで出したらうっかり勝ちそうなカードを適当に突っ込んでいるがさすがにズルゴとオジュタイは嘘。アクロゾズも結構嘘。ルーカは大嘘。けど一番嘘なのがロクサーヌ。
このデッキ回すと高確率で3ターン目に5マナ出るんだけど本当に勝たない。回してて一回も勝てなかった。

ちなみに3ターン目に出して一番強かったのはテフェリー。強かったけど負けた。


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