見出し画像

愛か仕事か パラレルワールドの入り口

パラレルワールドという言葉を聞くと、
1998年に公開された映画、
スライディング・ドアを思い出します。

この映画は、地下鉄のドアが閉まって、
電車に乗れなかった場合と、

電車に間に合って、
地下鉄のドアが開き、電車に乗れた場合の

ヒロインの運命と恋の行方を同時並行して、
進んでいくラブストーリーです。

私は、夫と結婚する前に、
愛を選ぶか、仕事を選ぶか、
どちらかを選ばなければならない
選択がありました。

そもそも私が海外に留学したのは、
海外で働いた経験を生かして、
日本である仕事をしたかったからなのですが、

夫と一緒に暮らすことが決まった矢先に、
応募した会社から採用され、
その職場に近い住居も確保済みという
ご縁に恵まれました。

せっかくのチャンスを逃したくないし、
仕事してみたい。

仕事先と住む場所が、同時にセットで用意されてるなんて、
これは神様からGO!ということだろうと思い、

夫に、同棲は先延ばしにしてほしいことを
電話で伝えました。

すると夫はひどくがっかりして、

寝室の模様替えを父も手伝ってくれて、
両親も君が来るのを楽しみに待っているのに、
それは困るな。
みんながっかりするよ。
もう少しだけ、ちょっと考えてくれない?

そう言われてしまい、悩みました。

結局、先の見えない未来よりも、
夫と同棲して、いつか結婚するだろう未来の方が
賢い選択のように思えて、
その仕事の話しは、断りました。

たまに、もし、あの時、
仕事を選んでいたら、私の運命はどうだったのだろうか?と
考えることがあります。

夫との結婚に後悔はありません。
可愛い娘二人に恵まれ、
日本では入らなかった別の仕事のキャリアを手に入れ、
友達にも恵まれました。

きっと仕事を選んでいても、
よかったこと、ダメだったことが
同じようにあったのだと思っています。

今、あの時に私が選んだ道を外れ、
違う道へと進もうとしています。

仕事を選んでいたその未来のパラレルワールドに
移動してるのかもしれませんし、

それとは、別の新しいパラレルワールドに向かってるのかも
しれません。

結局、自分の人生は、
自分で選択し、
自分次第で、いくらでも広がることを実感しています。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?