駐妻記【創作大賞応募作品】
note開催の「創作大賞」に、「駐妻記」を応募してみることにしました。
「駐妻記」は、2010年ごろに駐在帯同でタイに住んだときのことを、2021年7月から9月までnoteで30本の記事にしたものです。エピローグにも書いていますが、1冊の本を書くつもりで書きました。
短いnote生活の中で、創作らしい創作はこのくらいかなと思い、せっかくの機会なのでまとめて応募してみようと思います。
「駐妻記」を読んだ当時のことを知る人や、タイに旅行したことのある人、タイに興味があって状況が落ち着いたら行ってみたいと思っている人などから数多くの感想をいただきました。ありがとうございます。スキの数には反映されていませんが、ピンポイントで読んでくれた知り合いの方も含めると、想像以上に沢山の方に読んでいただくことができました。
実際に当時タイに住んでいた駐妻仲間からは、「懐かしい」「なんかそんなこともあったなぁ、と思い出した」という声も聞かれました。私のアンテナに引っ掛かったことしか書いていないので、必ずしも駐妻経験者の誰もが共感する内容ではないと思いますが、ご自身の経験に照らし合わせてそんなこともあったと思い出していただけたのであれば、嬉しいです。
リアルタイムではなく「過去」の記録であり、さらに心身調子がいまひとつな時代だったので、あらゆることに対し「構え」があり、ポジティブなメッセージになり切れない内容になっているのが、私自身歯がゆいところもあります。特に最後の愛犬の話に至っては「最後の最後にズドーンって落とされた感じで、なんていえばいいかわからない」という微妙な感想が多かったことをつけ加えておきます。
プロローグとエピローグを除き、一番読まれたのが「お食事処」。「旅の箸休め」もよく読まれました。やはり「食」に関する記事は強いですね。
次が意外なことに「双子の話」と「徳を積む」。タイの伝承や不思議な話というのは、ガイドブックにもあまり載っていないなどで、新鮮だったのかなと思いました。
そして最後に衝撃的な事実が。30本用意していた記事。1記事投稿していなかったことに今になって気がつきました。マガジンにあるはずの記事が29記事しかない。あれ?30本あるはずなのにおっかしいな~、と数え直しても29本。下書きを確認したところ、埋もれていた1記事が発見されました。愛犬の記事の前の記事で、自分ではすっかり投稿した気持ちになっていたようです。
たいして誰も気にしてなかったと思いますけどね。笑。
そんなわけで、おまけ的に1記事投稿するとともに、こちらの応募に加えさせていただきます。