お絵かき工程まとめ
お絵かきする人にとっては当たり前のようなことかもしれないけど、お絵かきの工程について最近までざっくりとやっていて意識できてなかったので、自分用にまとめる。
■ 工程
最近はイラストを描く時に下記のような工程を取るようにしている。
1. ウォーミングアップ落書き
2. 案出し
3. ラフ
4. 色ラフ
5. 下書き
6. 線画
7. 下塗り
8. 本塗り
9. 仕上げ
10 .Twitterとpixivにアップロード
■ 詳細
各工程の詳細と意図。
1. ウォーミングアップ落書き
なんでもありのテキトー落書きで、描くことへのハードルを下げたり頭を柔軟にする。基本は紙だけど、乗ってきたらデジタルで色をのせたりしちゃう。好きな絵師さんの模写とか、トレースをしたり、フェチズムを出した絵を描いたりなど、楽しさが重視。
わたしはTNSKさん、風の子さん、一八〇〇さんの絵柄が好きなのでよく模写をさせていただいている。あと最近はもっぱらVtuberさん。
2. 案出し
棒人間でいいのでとりあえずパッと見の印象でいい構図を探す。小さく描くことがコツ。2~3個程度いい案がでるまで沢山描く。数が勝負。紙に書くことが多い。
3. ラフ
案出しで紙に描いた子達をスキャンや写真に撮ってから、デジタルに起こす。構図に無理がないか、魅力的かなどを確認する。目はちゃんと描くが身体はテキトーなことが多い。
4. 色ラフ
配色のバランスや、全体の形を見る。また、髪は線より塗りの方が形が出しやすい傾向にあるので、髪型などを考えるのにも最適。(二次創作の場合、配色や髪型などは決まっているため色ラフは描いたり描かなかったりする)
5. 下書き
ラフを修正しながら細かい部分(手や足、髪の毛、服)をちゃんと描く。のちに線画に起こすので、細かく綺麗に描いていく。
6. 線画
クオリティ向上や消し忘れたゴミの除去、色塗りの簡易化のために線画に起こす。綺麗に線を閉じることで、バケツが使いやすくなる。また、線の強弱をつけながら描くことでより立体的に本当にそこにいるかのように描くことができる。下書きをそのまま線画にしてしまうことも多いが、本来は線画にちゃんと書き起こしたほうがクオリティが高くなるとされている。細部に神は宿る。今回は時間をかけるのが面倒だったので、下書きをそのまま線画にしてしまった。。。
7. 下塗り
バケツツールとか使って、ざっくり下地を染める。色ラフで置いた色をスポイトで取っておくことが多い。肌などはちょっと影をつけたりほっぺに色味をだすと一気にいい感じになる。
8. 本塗り
影やハイライトを追加して密度を上げる。ちょっと影を置いたり、目にハイライトを置くだけで絵に命が宿るのでテンションがあがる。ただ、細かい部分にこだわりすぎたり、色を複雑にしすぎたりして、無限に時間を使える場所でもあるので注意。メインや見せたい箇所(目や髪、肌など)は丁寧に、その他はあえてざっくりと描いて疎密をちゃんと考えてあげたほうが良いことが多い。基本は「全体をざっくり塗る→詳細を詰める」という順番が〇。
9.仕上げ
色の調整や線の馴染ませ、背景の作成をする。最も簡単だけど、効果は抜群なので楽しい工程。ツールの色調調整を使って髪の色や肌の色、全体の色の調整を行ったり、色トレースをして線画をなじませたり、全体に絵の上からざっとスクリーンレイヤーでグラデーションをかけたりして見栄えを良くする。背景は単純な枠だったり、パターンのような背景を描くだけでもでキャラを引き立てることができる。今回は背景をフリーの素材を使わせて頂いた。
10.Twitterとpixivにアップロード
モチベ管理のためにTwitterとPixivへ、アップする。残すことでこんだけ描いてきたんだなぁと達成感を感じたり、いいねなどのFBももらえる可能性があるため次回のモチベになるかもしれない。
今は、ここまでで大体20~30時間くらいかかっている。プロの人はもっとうまい絵で5時間とかで描いてしまうらしいので、えげつねぇな。