nikki③

19:00開演

しずかに暗くなっていく

ピアノ、チェロ、バイオリンの楽器隊登場。

会場は地下のぽっかりとした空間で

コンクリートと木でできてて凄い気に入った。素敵なホールだと思った。

お客は40人くらいだったと思う。多分半分くらいはVIPチケットなのかな。私はファンクラブ入ってなかったので通常チケ。

楽器隊が登場したところでおお~!!と思って拍手したかったけどなんかそんな雰囲気でもない。

楽器を演奏するのはすべて女性だった。

ええ、そうなんだ、格好いい、と思った。女だけのステージだ。

り子ちゃん登場。

黒いレースの衣装で髪型はハーフアップ。

顔小さいめちゃくちゃ可愛い衣装もめちゃくちゃ似合ってる

こんなに近くで見たの、大森さんのライブ以来だったと思う。

前の人で見えんところもあったけど

とにかく生で見るとすごい。

こんなパフォーマンスってほかで絶対に見れない。

受付してくれた女性り子ちゃんにめっちゃ似てたからり子ちゃんのお母さまだと思う。めっちゃ綺麗な人だった。

生演奏で楽器の音色を聞きながらり子ちゃんの唯一無二の踊りを見れて

なんかすごくぜいたくだった、しかもこんな会場で。

本当に素晴らしかった。

びたんと床に倒れこんで、髪の毛がばあーーーっと広がったり

小さな手がうじゃうじゃと(五本しかないのにうじゃうじゃしている)うごめいたり

みつめられたり 這いつくばったり とびまわったり

美しい音楽をききながら、り子ちゃんが去って

また音楽の前にわれわれの目に飛び込んできたりして

とてもすばらしい体験をできた。

かなり眠くてだるかったのだが、瞬きしなかったかもっていうくらい集中して見た。

いつ拍手するんだろう??すごく拍手したかったのに、二回くらい凄く拍手したかったのにそんな感じじゃなかったのでサイレント拍手した。

最後り子ちゃんがお辞儀したので大きな拍手。

そのあと終了し、休憩してり子ちゃんが登場してトーク、そしてまた舞台から去り、また登場して特典会。

正直すごく疲れてたので、踊りのイベントって時間がかなりちょうどいいかもしれない。

ライブって2時間くらいはあるので。

り子ちゃんのイベントは、特典会に参加しないとしたら1時間とちょっとで帰れるからかなり良かった。

チェキ券を買うつもりなくて、ランチェキだけ購入したので、もう帰れるのだが

なんか記念に撮影して帰ろうかな?と思い直し、お母さまからチェキ券を購入してひたすら待つ。

15~20分ほど待って、チェキ

初めましてってことと、会場に来るまで大変だった話をした。

開演中、音楽の中でり子ちゃんが二度我々の前に登場した。

そのたびに感動して涙が出た。

それを言うべきだろ。何変なこと言ってるんだ。

あとり子ちゃんとても可愛いと思ったのにそれも言わなかったのやばい。

り子ちゃんはとてもやさしくて、またきてねーと言って手を振ってくれた。

そこから退場してより近い駅に向かうことにした。
数分あるくと団地が見えて、そこから突っ切れるのかと思ってまっすぐ進んだ。

しかし7分ほど歩いたにもかかわらずぶつかってしまい、ぐるっと大回りした。

あたりはとても暗い。人も全然いない。

最初から周回すればロスタイムが無かったかもしれない。

ものすごくものすごく私は疲れているのに。

ぐるぐると周り、ひたすら歩き、広い道に出る。暗い中歩行者は誰もいない、車がびゅんびゅん走りまくっている。

工場や大きなショッピングモールみたいなのもある。しかし、なんというか、オープンなかんじではなく、とにかくでかい。

車に乗っている人にはかなりいい土地なのかもしれない。というかここに住むなら絶対車があった方がいい気がする。

そこにくるといよいよ本当に怖い。
「怖い。怖いです。」としゃべりながら歩く。でもここに駅があるはずなのに。どう考えてもこんなところにない。車がごうごうごうと通る道の横でひたすら歩く。真っ暗な木々が右手にあり、その隙間からなんか大きな男とかが襲ってきたら本当にどうしよう。私は泣いている。

ようやくモノレールっぽい線路が見えた。二車両しかない。なんだこの路線。

暗い階段をのぼると明るい駅だ。変なフィリピン人もいる。

なんとかしてホームへ。やっとたどりついた。21:00。
家まで1時間かかる信じられない。

でもとにかく震えながら、(恐ろしくて)電車を待って帰った。


なんか幻の土地みたいだった。とても怖かった。信じられないくらい怖かった。


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