うつ病九段

はじめて役に立つうつ漫画を見つけた。
ほかの漫画はコミックエッセイ風やオチをつけたり、ギャグが多かったりして使えない。
うつ病九段が、Amazonの読み放題になっていたので読んでみた。さすが棋士、どれも的確な観察眼だ。
ほしかった情報がたくさんのっていた。役立つ。
うつにかかったときの描写、まさにその通り
・寝つきが悪くなり、朝早く目覚めてしまう
・決断ができない、キャンセル電話一本するだけなのにできない
(予定が入っているとおちつかないがキャンセルもできない←これは思い出し書きなのでどこに入っていたか不明)
・でかけても焦燥感にかられてせかせかしてしまう
・最低半年、ふつうだと1,2年治るのにかかる
・治りかけに無理をするのも禁物
・なんでも芋ずる式に悪く考えるのは鬱の傾向
・お金に関する心配をするのは貧困妄想といって鬱の症状
・人に会うとうれしいのに心の半分はどんどん疲れていく
・鬱の人は元気な人、声の大きい人といると物凄い疲れる
・うつにとって散歩は薬のようなもの
・驚くという反応があっただけまだ回復してきていた証拠
・3時間おきに目が覚める。鬱の不眠はすさまじく
頭の中に霧がかかっているのに悪いことだけ考えられる
・わずかでも楽しみがあると起き上がるのが少しラクになる
・どんな小さいことでも気力の目覚めであり鬱病に対する戦いの第一歩
・なにを食べようか決断できずにうろうろする
・生活のリズムを整えて朝食を取るようにする
・朝食から夕食の間まで外にでかける
・神社公園図書館がおすすめ
・朝必ずコーヒーを買いに行くなどの目的を決めておく
・達成感がうつによいことは自明
・涙を流すというのは感情を揺さぶられ動いているということで、鬱が良くなっている証拠
・退屈を覚えるようになったら前進
・どんなわずかでも達成感を味わったことに心が震えた
・芸を落とさないためには勉強しかない
・暇だと退屈を覚えたり、むしゃくしゃしたりしてきたら回復の証拠
・私は腕一本で人生を切り開いてきた、だから大丈夫だ
将棋の力によって必ず切り抜けられられるはずだ。

うーん、読み返したほうがすごく身に染みた。
もっと有益なアドバイスがないかと思っていたけど、
医者をもっと優秀な医者に変えるというのも手なのかなぁ。
思えば一昨年の年末から去年の年末にかけてずっとどすぐろい悩みで寝れなかった。そのとき悩みがあって寝れないと医者にいったら、それは解消しない悩みでしょう(はぁ)みたいなため息つかれたんだよな、そのときに鬱病診断してくれてたらこんなことにならなかったのに。(KO卒の藪医者)
というかずっと通院して話していたのに、ぜんぜん薬も買えなかったし、いらない薬ばかり出されてた。
家にいられなくてカフェと図書館ばかり回ってた。
いまは家にいられるだけましなのか?とも思うけど、
代わりに外が落ち着かなくてすぐに帰ってきちゃう。
このあいだ急に涙が出るようになったけど、回復してるってことなのかも。もっといい医者がどこかにいるとは思うけど、探す気力がない。ハズレに当たるのが怖い。傷つけられるから。ただ話を聞いてくれるだけで充分だ。間違った薬を出さないならそれでいいような気がする。
自分で直さないと鬱は治らない、明日は頑張ってモーニングを食べに行こう。


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