自動車と地球温暖化〜エコ一辺倒からバランスの時代へ〜
こんにちわ!!MIQYです✨
今回の記事では、自動車が地球温暖化に与える影響と自動車のエコの歴史を解説します(ʘᴗʘ✿)
地球温暖化とは?
まず地球温暖化とはなんなのか。これは知っている方が殆どやと思います。
主に人間の活動によって、二酸化炭素などの温室効果ガスが自然より速いペースで排出されることによって起こる地球の温度の上昇と、それによって引き起こされる様々な被害を指します。
自動車と地球温暖化
自動車の誕生
自動車は今の生活には欠かせないもので、日本は特に車社会な先進国です。
そんな自動車が誕生したのはルイ15世の時代フランス。キュニョーの砲車が初と言われています。蒸気機関で動き、大砲を運ぶためのものでした。
その後電気研究が進むとともに電気自動車が増えだしますが、当時のバッテリーとモーターでは欧州の需要には耐えきれず、ガソリン車の台頭とともに衰退。それからカール・ベンツやフォードなどガソリン車が増え、その流れは1990年代まで続きました。
地球環境の崩壊
そんな自動車に曇りが見え始めたのは1990年代。この頃から、先進国で地球温暖化が叫ばれ始めたのです。そこで注目されたのが日本車。70年代のオイルショックのときに、コンパクトで燃費がいいと各国で注目されていたのです。
しかし、排
気量1000㏄のコンパクトカーとしても、単純計算で1時間あたり360万㏄の排気ガスを排出します。
ということで、自動車業界はここで「数を売りながら環境負荷を減らす方法」として「エコカー」を開発していくわけです。
エコカーの登場
エコカーとは、従来の車より環境負荷を減らした車として売り出されました。初めのうちは低公害車なんて呼ばれ方もしたりして。
日本で主だったのはハイブリッド。
プリウスが1997年に登場すると、追って1999年にインサイト、2000年代にはティーノハイブリッドやエスティマハイブリッド、アルファードハイブリッドなど各車種ハイブリッド化。2003年にはスズキが初めて軽自動車のハイブリッド化に成功し、とにかくハイブリッドが盛り上がりました。
ハイブリッドとは、高効率エンジンをモーターと組み合わせ、モーターアシストでよりエンジンの稼働時間や負担を軽減する仕組み。トヨタでは本格的なTHS、HONDAでは簡素な代わりに安くて普及しやすいIMAといったように、会社によって異なる特性があるのも見どころです。
その他欧州では、もともと人気が高いディーゼルをエコカー化。
ディーゼルつまりは軽油の排気ガスは、尿素と混ぜることで窒素と水に変わります。この仕組みを利用して、車載尿素水を搭載したSCRシステムが登場。クリーンディーゼルとして売り出されました。
ほかには電気自動車が大きな市場で、初期においては日産と三菱が積極的でした。
世界初の量産電気自動車、リーフやi-MiEV、もっと前ではハイパーミニやプレーリージョイEVが登場しましたが、いずれもやはり航続距離の問題で定着せず。
そんななか、ある画期的なパワートレインが登場してきます。
PHEV
それがPHEV。プラグインハイブリッドの略で、ハイブリッド車のバッテリーを拡大し、外部電源からの充電を可能としたEVとハイブリッドのいいとこ取りなパワートレイン。
こちらも三菱が積極的に採用し、2012年にアウトランダーで市販化され、今もたくさんのPHEVが販売されています。
このPHEVは、電気での航続距離がハイブリッドより長いため、普段遣いでは電気自動車として、遠出ではハイブリッドやガソリン車として走れる複合型のパワートレインで、走行距離が長い欧米でも受け入れられやすいEVの形でした。
レンジエクステンダー
そして画期的なパワートレインと紹介した2つ目が、レンジエクステンダーです。
レンジエクステンダーとは、EVでありながら発電専用の小さなエンジンを積み、ガゾリン給油で動くEVです。
日本では、これまた日産がe-POWERとして実現させました。
ハイブリッドとして扱われることも多く、ガゾリン給油のみで維持できるため、高額な充電設備の設営も必要なく、日本ではとくに広く受け入れられました。
エコカーにもある課題とは
環境に優しく、さらに日常使いもしやすく選択肢も多いエコカーですが、実は課題もたくさん抱えています。
まず一つ目が、「エコを追求しすぎてしまうこと」。
これは今は解決された問題とも言えます。
ダイハツミライース、有名な車ですよね。この車が出る前後(2010〜2020年くらい)までの間、軽自動車では燃費競争が続いていて、ミライースVSアルトを筆頭にコンマ1㌔でもカタログ燃費を良くしようと必死でした。アイドリングストップ、回生ブレーキやマイルドハイブリッドシステムを採用し軽量化のためガソリンタンク容量や快適装備を削って……。
エコを追求するのは良いことですが、何事も度が過ぎると凶。過度なアイドリングストップがバッテリーに負荷を与えたり、ガソリンタンクを小さくしすぎて給油がストレスになるといった問題が発生。
そもそもカタログ数値を競っても結局実用燃費との乖離はあるということに気づき、最近ではあまり見かけなくなった競争ですが、エコに振り切りすぎるとこんなことも起こってしまうのです。
二つ目は生産過程の問題。
エコカーは言い換えれば先進技術搭載車ですから、生産にコストや技術が必要なほか軽量化効率化のために素材を凝るあまり貴重な資源を使ってしまいます。空気は汚さずに済んでも地球の資源を枯渇させてしまっては元も子もありませんね。
三つ目は燃料生成の問題。
とくに燃料電池自動車に使われる水素は、生成段階でEVより多くの二酸化炭素を排出してしまいます。
このような問題もあり、エコカーだからと付和雷同するのはあまり良くないのかも。
結局ベストなパワートレインって?
さて、ここまでMIQYの見解を交えながら紹介してきました。で結局車のベストなパワートレインは何なんでしょう。
MIQYは圧倒的にPHEVとマイルドハイブリッドを推しています。
大きな車には、大きなバッテリーを搭載できますから、PHEVは非常に有効です。逆に小さな車はコンパクトな機構で確実な効果が期待できるハイブリッドやマイルドハイブリッドがいいでしょう。
距離を走るならクリーンディーゼルもオススメ。
自分の用途に合わせて考えられるといいですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は車と地球温暖化と題し、主にエコカーの変遷と課題を考えてまいりました。
よろしければスキやコメントお願いいたしますえ(. ❛ ᴗ ❛.)
それではまた〜(*^^*)👏