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英検®︎1級2次面接試験、ぶっちゃけどんくらいしゃべれればいいのよ問題(当日体験談)

どうも。初めまして。miqmonです。
2022年3月6日に受験した英検1級の2次面接試験、ギリギリ一発合格できたので、「2次試験当日の体験談」を記録しておくか、と思い立ちこの記事を書いています。

色々調べましたが、「2次試験対策」や「勉強法」についてはヒットするものの、
「合格にはどの程度話せればいいのか」
掴める情報は見つかりませんでした。検索下手くそか。いやそれもある。
どうもそういった記事はあまりなさそうなので、
「全然しゃべれないこともないけど、結局どんくらい話せればギリ、オーケー?」
という疑問への一例になればいいなぁ、と思っています。
なお、合格基準はこれです!という記事ではありません。

2次試験受験時のmiqmonの英検ステータス

  • 1次試験は連続受験5回目でようやく合格。

  • 1次試験のライティング練習数は、トータル80記事。

  • 英会話の経験はあまりない。

  • 仕事で日常的に英文メールを作成している。(長くも難しいものでもない)


これが2次試験だ。(入室〜退出/15min)

さて、それでは2次試験の流れを詳しく見ていきます。

  • 入室時
    待合教室には人がたくさんいた。実際の試験会場(大学の教室)前には待機用の椅子があり、入室前に最後の心の準備ができそう、と思ったが、待ち時間はゼロだった。なぜなら、
    待合室→試験会場の教室前まで案内→いきなり入室するよう促された
    から。頭が真っ白になった…。待合室から移動後は即試験開始、と思っておくことを勧める。パニくる。

  • 雑談パート
    入室して、すぐに会話スタート。あなたについて教えてください、と聞かれたので、用意していた内容を話す。ここまでは想定内。
    追加質問。3つ程度だった。何を聞かれているかわからない質問があり、「??」となっていると、わかりやすいように「休みの日は何しているのって聞いてるんだよ」と言い直され、びびりつつそれには答える。わからなくて聞き返したりしても、コミュニケーションが取れていれば問題ないと推測される。
    入室案内してくれたスタッフさんが、「外人試験官は明るくて優しいから、笑顔でハキハキ話せば大丈夫!」と言ってくれたけど、連続の試験に疲れていたのか、白人のオッサンはスゴイ無愛想で機嫌も悪そうだった。そんなこともある。ひるまず行くしかない。

  • 1分間のトピック選択
    5つのトピックを見ると、練習した、話せそうなトピックが、全っ然、見事に見当たらない。ここで相当焦る。またもや頭の中が白く。
    が、(冷静に)と自分に言い聞かせ、投げ出さず、対策に気持ちを移す。←これ大事。
    5つのうち、出てきたら即「捨てる」と決めていた資本主義については捨て、全く練習もしていなかったトピックも捨てた。
    残りの3つにも練習したような内容はなく、時間がどんどん経過する。やばい。
    意見をまとめる時間がなくなるので、思い切って一つ選び、内容を練るも、練りきれずにタイムアップ。もう内心は冷や汗ダラダラ。

  • スピーチパート
    「国民は政治家と同じように責任を持つべきか?」というようなトピックで(うろ覚えです)、立場はアグリーでスピーチ開始。

    ①政治家を選んでいるのは自分達なので、我々も責任を持つべき
    ②税金を払っている身として、それがどう使われるか責任を持つべき
    ③我々には一市民として社会をより良くする責任がある(=政治に責任を持つべき)

    というような3つの理由を述べた。
    ①の理由は準備中に思いついていたものの、
    ②についておぼろげに考えている間にスタート時間になってしまったので、②について話しつつ、今までの練習の中で言えそうなことを引用した。
    そして②を話している途中で
    (やばい、これだと1分半くらいでスピーチが終わってしまう…!)
    ということが感覚的にわかり(これは練習の賜物)、最後に③を無理くり突っ込んだ。

    それというのも、試験直前にValue Englishというオンラインサイトで面接模擬練習をしたのだが、その時フィリピーナ先生に
    「理由はできれば3つ言った方がいい!」
    と勧められていたから。理由2つだと2分埋められないのが、3つ言うとちょうど2分くらいになっていた。

    しかしまったくアイディアのないまま③について話し始めてしまったので、ライティングの時から、困った時はこれを出せばオールOK!としていた下記のような伝家の宝刀を出して誤魔化した。
    ・より豊かな市民生活(enhance our quality of lives)
    ・世界平和と安定(promote world peace and stabiity)
    なんとかそれらしいことを言ったが、
    (これ理由として死にそうにイケてない、ただ言ってるだけだ〜)
    と思っていた。

    何にでも当てはまりそうなフレーズを練習しておくといいと実感した。
    そして「Your time is up」が聞こえたので、1,2語で締めて、スピーチ終了。

  • 質疑応答タイム
    設問は4つ。
    Q:どうやって政治家の動向を調べるのか(これは市民は政治家がどうお金を使うか把握するべき、というスピーチ内容に対する設問)
    A:政治家の動向をSNSなどで発信している人がいるので、そういう人をフォローしておく。自分で調べるのは難しい。まとめサイトなどもあるので、それを時々見るのもいいと思う。

    Q:最近特に若年層の投票率が下がっているが、どうやって投票率を上げたらいいと思うか
    A:若い人に人気のセレブなどが政治に言及して関心が高まる例がある。(テイラー・スウィフトのことなど上げる。これは練習していた)また、学校で政治(投票について)教育をもっとして、知識を与えてあげると興味を持ってくれると思う。

    など聞かれ答えた。(あと二つは覚えていません)
    質問難しい、政治家の動向の調べ方なんて知るかぁー!と思いながら、それっぽいことをなんとか答えた。それっぽければいいんですよね、英検。


2次試験後の反省と感想

  • 文法はけっこう間違っていたと思う。

  • 半分パニックになっていたので、大きい声でハキハキと話せたかわからない。そもそも自分の声が届いていたのかすら疑問だが、会話になっていたのできっと聞こえていたんだろう。

  • スピーチで理由を3つ言ったのはよかった。

  • スピーチでまるまる2分話したのはよかった。

  • 黙って何も言えない、という場面がなかったのはよかった。


2次試験結果

上記のような試験での結果は以下の通りです。本当にギリギリで、できれば隠したいけど誰かのためになるかもしれないので、思い切って晒します。
ちなみにValue Englishの先生には、スコアオール8はいける、と評価されていた。実際の試験会場ではそんなに話せないものです。先生はそれぞれの項目が6/10取れれば合格できる、とも言っていたので、合格ラインは以前より上がっていると推測されます。

Short Speech: 7/10
Interaction: 7/10
Grammar and Vocabulary: 6/10
Pronunciation: 6/10



以上です。
設問が4つ終わったらあっさり部屋を追ん出され、
これは……落ちた……
と半ば呆然としながら帰途につきました。
試験開始からたった15分で、私の2次試験は終わったのでした。
この程度のレベルでも何とかスレスレ合格できました。

振り返っての面接ポイント

  • 5つのトピックから無理矢理でも早い段階で選択しよう

  • 2分まるまるしゃべろう

  • できれば回答は3案言おう(他のマイナス点をカバーしてくれる気がする)

  • これを言っておけば大丈夫!という何にでも当てはまる鉄板回答(多少こじつけでもいい)を用意しておこう

  • わからなくても間違っていても、コミュニケーションが取れることが大事。分からなければ質問しよう


ご参考になれば嬉しいです。
2次試験に向けての超!辛かった学習については、また別途記事にしたいと思います。
miqmonでした。See ya!

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