ライブハウス
#私の好きなライブハウス
#私の知ってるライブハウス
#ライブハウスは悪くない
Twitterで見かけたハッシュタグを眺めていると泣きたくなる。
今、ライブハウスが危ない。
相次ぐイベントやライブの中止、延期。
全国で大小関わらずライブができない状態が続いている。
こんな事態なのだから無理矢理開催する訳にもいかない。
中止すれば大赤字、しかし開催したらバッシングの嵐。
お客さんも、「自分の行ったライブでもし感染者が出てしまったら…。」「もし自分が感染していたら…。」と考えて不用意に足を運ぶことができなくなっている。
自分の好きなライブハウスやバンドが糾弾されてしまうことはなんとしても避けたいからこそ近付けない。
予定されていたライブは軒並み中止。
苦肉の策のライブ配信。
なんてもどかしいんだろう。
このままじゃ、感染して死ぬよりも経済的に死ぬ人や精神的に死ぬ人の方が増えてしまう。
ライブができなきゃ、バンドにもライブハウスにもスタッフにもお金が入らない。
今まで何度も生かされてきたのに、何もできない。
あのライブがあったから今の生活がある、なんて人がたくさんいる世界のことをきっと世間は知らない。
死にたくても苦しくても怖くても悲しくても、生きててよかったって思えるライブがある。
なんてことないはずのライブで涙が止まらなくなることがある。
親族が死んでも泣けなかった。
父親が事故って死にかけても何も思えなかった。
なのに、汗だくのおっさんがステージで何か叫んでいるのは号泣してしまう。
ステージ上の超歌手が、あなた方一人一人の孤独をすくって輝かせるって言ってくれて涙が止まらなかった。
アイドルが可愛すぎて泣いてしまうし、笑顔で人の上を転がってるキッズにも泣いてしまうし、小箱で見ていたバンドがでかい会場でライブしていても泣いてしまう、初ライブから見ていたバンドの初遠征で楽しそうなお客さんを見て泣いてしまう。
喜怒哀楽だけじゃない、たくさんの感情が溢れて泣いてしまうことをライブハウスで知った。
綺麗事だろうと、ライブハウスで「1人じゃない」って言われたら信じられた。
「生きろ」って言われたから頑張れた。
生きたいも死にたいも肯定してくれたのがライブハウスだった。
ライブハウスがあったから、あのライブがあったから、あのバンドがいたから、今の生活がある。
どうかライブ関係者を責めないでください。
ライブハウスもバンドマンも何も悪くない。
行ったことのない人からしたら怖い場所かもしれないけど、ライブハウスって残念ながらそんなにぎゅうぎゅうになるほどの人は集まらない。
電車の方がよっぽど人口密度高い。
ライブハウスがなくなったら本当にたくさんの人の居場所がなくなってしまう。
仕事がなくなってしまう。
それだけは絶対に嫌。
早く事態が収束して、またライブに行けることを願うばかり。
全国の小さなライブハウスもひとつ残らず、どうかこれからも負けずに続けていけますように。
今出来ることは、CD買ったりグッズ通販したりするぐらいか。
間接的にでもバンドへお金を払いたい。
バンドマンは溜まりに溜まったフラストレーションをライブで爆発させて欲しい。
こっちも爆発させたいモヤモヤがたくさん溜まっている。
ファッキンコロナには負けない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?