海外ドラマあるある、夫婦カウンセリング
『DIVORCE/ディボース』の話に戻りますが、海外ドラマで本当によく見かけるのがカウンセリングのシーン。ひとりでも、夫婦やパートナーと一緒でも、とにかく何かあったら皆、カウンセリングに行ってる気がする。
なんとなくですが、日本ではカウンセリングってまだ浸透していないというか、プロに話を聞いてもらう文化がないというか。今でこそコーチングとかメンターとか耳にしますが、やっぱりあまりメジャーじゃないですよね。
海外ドラマでは、とにかくまずカウンセラーのとこへ行って、感情を思い切り吐き出して、自分のことを俯瞰して見つつ、状況を整理して、アドバイすもらって……ってのを当たり前にやっている。
もちろん『DIVORCE/ディボース』のフランシスとロバートも、夫婦カウンセリングへ。浮気相手と何回したかとか、そこまで言い合うのかとビビりますが(カウンセラーも引くほど)、そこはコメディ、ちゃんと笑えます。
で、なんだかんだ言っても、一番気になるのは子どもたちのこと。子どもたちに離婚のことをどう切り出すか。夫ロバートが、約束の日にモニョモニョ、結局子供たちに離婚を伝えられず次回に持ち越すシーン、とってもかわいかったです(フランシスはなんで言えないの? って激怒。こういうとき、強いのはやはり女…)
ようやく意を決して子供たちに告げるロバートでしたが、子供たちは案外クール。「そんなのとっくに知ってたしぃ」ってカンジ。でもこのシーンのロバート、子供たちへの愛がいっぱいで素敵でした。うるり。
あと、ロバートが家を出てくってときに「君を愛してたよ」って言うんです。そして、ふっと「フランシス…」って呼びかけるの。
フランシスが「何?」って聞いたら
「名前を呼びたくなった」って……。
えーん、切ない。
そりゃあ、一度は愛し合い、8年間ともにした夫婦ですもんね。離婚しないで、もっかいやり直せないの? って思った人いっぱいいたはず…。
しかしこの後、ロバートったらむかつく行動に出るんですよ、ほんと、脚本うまいな〜(どハマり)。