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手術で医師が腕組みをしている理由について。

手術室勤務しているみぽです。

「医者って腕組んで偉そうにしているイメージある!」と周りの人から言われるのでその理由について今回はご紹介します★

まず最初に、医師が着ているこれはガウンと呼ばれるものです。こちらは滅菌されており、着ることで手術で清潔を確保できるようになります。

なぜ、腕を組んでいるの?

医師が腕を組んでいるのは実は理由があります!ただ、偉そうにしているわけではないのです!

私たちは、目には見えないウイルスや細菌が患者さんの体に入らないように滅菌されたガウンを着て手術に臨んでいます。

どんなに滅菌されていても、結局は不潔(滅菌されていない)なところを触ってしまうと滅菌は効果を最大限に活かせません。

そして、私たちが常に見えている範囲として上半身まで言われています。背中や下半身は完全に清潔であるか判断できない部分ということです!

なので、清潔である上半身に手は持っていくことになっているのです。

腕を組む必要はない

と言っても、別に腕を組む必要はありません!

実際に、お祈りするように手を合わせる人もいます。実際にわたしも手を洗い、ガウンを着ることがありますが手を合わせるよりも腕を組んだほうが楽なのです。

必然的に、手の行き場がないので腕を組む人が多くなるということです。

偉そうにしているわけではない

ということで、偉そうにしているわけではないし、実際偉そうにしている人はいませんね。

何か待たなくてはならない場合には腕を組みますが、その状態で待つことの時間は少ないです。手術は短いほうが患者さんへのメリットが大きいのでそんな暇はありません!笑

まとめ

手術室のイメージでよく聞かれる質問でしたが、理由を伝えるとみんな「ちゃんと理由があったんだー!!」と驚いていい反応をくれます!

自分も、手が邪魔にならないように腕を組むこともありますが、怖いイメージにならないようにしっかりと姿勢良く立つようにしたいと思います!