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手術室看護師の仕事。

手術室看護師5年目になります。

あまり知られていない手術室の看護師について、ちょっとお話ししたいなと思います。

私の病院は一つの手術に対して、看護師は基本2名で対応しています。

そして、器械だし看護師と外回り看護師に分かれて仕事をしております。

器械だし看護師

主に器械の管理をしています。
手術の内容によって必要な物品も変わってきますので、必要なものを事前に考えています。

また、TVドラマでよく
医師が「メス」と始まりますが、
それを渡しているのも器械だし看護師です。

手術中は、器械を渡すのはもちろんですが、
お腹の中に器械を残さず終わらせるのも看護師の仕事です。

傷を閉じる前には器械だし看護師が全ての器械やガーゼがそろっているか確認をしています。

ちょっと細かい話をすると、腸や胃の手術では清潔と不潔に分かれます。胃の中や腸の中は食べ物が消化され、分かりやすくいうと便(うんち)と一緒です。

そこで使用した器械を傷口に使ってしまうと感染が起こってしまいます。なので、器械が清潔か不潔かを考えて医師へ物を渡したりもしているのです。

手術室の機械は何百種類とあります(たぶん)。
それらを覚えなくてはならないので決して簡単とは言えません!

外回り看護師

外回り看護師は、患者さんをメインで見ます。
全身麻酔をかけられた患者さんは意識だけでなく体が動かなくなってしまいます。

同じ姿勢での手術では褥瘡(床ずれ)になる可能性があります。そうならないように適宜体を動かしてあげたりしています。

また、手術では点滴が必要となり、それらが血管から漏れていないかを確認しています。

余談ですが、TVドラマでいうと、
医師が「汗」と言って拭くのが外回り看護師です。

医師や器械だし看護師は滅菌されたガウンや手袋をしてしまうと他のものはさわれなくなるため、用意した器械以外で必要なものがあったときにはそれらを渡す仕事も同時にしてます。

正直もっともっと仕事内容はありますが、今回はわかりやすくここで終わらせてもらいます◎