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天気大荒れ【上州武尊山スカイビュートレイル】泥んこレース

2024年9月22日
上州武尊山スカイビュートレイルに参加してきました。

こちらは初めて出るレースで、11月の球磨川リバイバルトレイルの練習として80kの部をチョイス。

77km累積約4000m

百名山の武尊山2200mの最高地点まで激登り&激下り、そのあとはゲレンデ、ロード、林道で山々を繋いでいく、というなかなかタフ&分かりやすいコース。

80kの制限は24時間とたっぷりあるので、完走はほぼ大丈夫でしょう。というイメージ。

ちなみにエントリー費は約3万円。た、たけぇーーー!!
ミドルの距離のトレランレースで3万円とは。。トライアスロン並み。

ギリギリまで迷ったけど、9月下旬にやってるパリッとしたレースが他にあまりなく、結局エントリー。


ちなみに130kの部は138km累積約8000m。マイル並みにハードなのでは…110k地点のエイドで辞める場合は、110kの部を完走、という扱いになるそうです。新鮮!


レース準備&スタートまで

川場村スポーツプラザにて、いつも通りほろ酔いで前日受付。

ゼッケン逆さまだし。酔ってるな。

ちなみに、80kの部は当日受付もあります。

ゼッケンと参加賞(キムチ鍋のつゆ。重いけど酒婦には嬉しい)をもらってブースで知り合いの方に挨拶したりして、会場からは少し離れた宿でレース準備。

今回はおニューザック!


80kはドロップバッグがないので、忘れ物がないように何度もチェック。9月にしては必携品も多めの印象。

しっかりアルコールローディングして23時ごろに就寝。ちなみにこの時点で外は土砂降り。翌日が思いやられる…

当日朝は5時前に起きてササッと身支度&朝ごはん。この日は前日の寝る直前まで食べて飲んでたので胃もたれしていて、おにぎり一個、お味噌汁、卵のみ。
長めのレース前でも無理やり詰め込んで食べることはしない派。

スタート会場で、いつも通りニューハレブースでテーピング。

おーみくん、いつもありがと!
スタート前はバイタルプロよ〜


雨はこの時点では止んでいてとりあえずは一安心。(スタート前から土砂降りはテンション下がる)

ヒルがめっちゃ出るよ!ということで、ヒル撃退スプレーをかけてもらえるエリアもありました。私はヒル処女なのでちょっと見てみたいかも〜と思いつつ、しっかりかけてもらう。

それにしても脚黒すぎ

友達と談笑したりしつつ、いつも通りリラックス。

当日は山頂付近の天気予報が大荒れ、どろんこレースになることは間違い無し。
タイムチャートは良くて12時間、トラブルあって14時間、どんなに悪くても日付変わる前、で師匠に組んでもらいました。

開会式で安全祈願のご祈祷、主催者のみどりさんからの注意事項アナウンス後、7時にレーススタート。

怪我なく楽しむぞおおぉ!

まずはアップ〜13.5km/A1川場スキー場


スタートから2kmほどはロード。飛ばさずキロ5分半程度で。というかザック重すぎてこれ以上速く走れないw
秋冬のレースの荷物の多さを久しぶりに思い出す。

ちなみにスタート直前ずっとトイレ行きたい気がしてたけど、走ってたらいつの間にか忘れてたので、気のせいだったようです。レースあるある。

雨が降り始めたけど、トレイルに取りついたら樹林帯なのであまり気にならず。ここから600mほど登り。今回は練習なので色々試してみよっ!てことで、緩い斜度は周りに合わせて小走りしてみたり。→すぐ疲れてパワーウォークに切り替え。弱っ。

この辺のトレイル区間は道幅もそんなに狭くなかったので、特に渋滞もなく快適。走るリズムが合うお兄さんがいたので、登りは抜いてもらってついていき、下りは私が抜いてついてきてもらう形に。
初めて出るんですよ〜!私もですぅ〜!なんてのんびり会話しながら最初のエイドに到着。

チャートぴったり。

給水してトマト一切れもらってすぐに出発。エイド滞在時間、サブ1分w


エクストリーム過ぎる武尊山〜29km/A3ほたか牧場

ここからがレースの核深部、武尊山までの激登り。一気に1200mアップ!
登りに入って、一緒に走ってきてたお兄さんと「ついに始まりましたね…ゴクリ…」と気を引き締める。

序盤はダラダラつづら折り。途中からお兄さんがペースを落としたので、お気をつけて〜!と励まし合ってお別れ。

登っていくうちにどんどん土砂降りになってきてサーフェスはすでにグチャ泥、あっという間に足首まで埋まるので、ぬかるみを避けるのは早々に諦める。稜線に出ると風速15mの横殴りの雨風。

レイン着込んで、武尊山手前の急なガレ場をなんとか登り切って、山頂通過。この辺りに誘導のボラの方達がいたけど、選手と違って動けないからめちゃくちゃ寒かったことでしょう…本当にお疲れ様です&ありがとうございます。

とりあえず登り切ったぁ…百名山ゲットだぜ!と一息つく余裕もないくらいの大荒れの天気によりすぐに下り始めるも、テクニカルすぎて全く走れない。雨のせいで川超えて滝、水たまり超えて沼が多数出現w
これ、下り苦手な人には辛いだろうな…そして渋滞ヤバそう。

スマホ取り出すのも躊躇するレベルの雨風だった


どこもかしこも膝下くらいまで埋まるレベルで、足元をとられるし見えないし…もうなんなの〜〜!とぼやきつつ、慎重に安全走行。それでも数回転んで泥だらけ。

あぁ…新品のルルレモンちゃんのタイツが…ぴえん。

この区間では女子を3人ほどパス。なんとか激下り区間を終え、緩めの林道とゲレンデの下りを経てエイド到着。

タイムチャートより10分強遅れ。あの路面じゃ仕方なし。

ここでは豚汁とおにぎりをいただいて出発。


これ登れなくね?ズルズル激登り〜40km/A5オグナほたかスキー場

前半の核深部が終わって、ホッと一息。33kmあたりのWSはスルー。滑りやすいゲレンデを降ったりロードを登ったりしつつトレイルへ。

ズルズルに滑る急斜面が数箇所あり、何かに捕まらないと登れない感じで全く進まない。めちゃくちゃキツい…無理無理の無理〜。
這いつくばったり、ロープを掴んだりして登り、ヒーヒー言いながらなんとかクリア。下りはちょっと走って、次のエイドに到着。

ここまで約6時間半、トータル15分巻き。

ここは建物内のエイド。カレーとラーメンがあったので、ラーメンをチョイス。いつもの如く麺を噛まずに一気飲みして、給水して出発。


ひたすら単調な下り〜56km/A6赤倉橋

ここからちょっと登ったら、そのあとはひたすらロードと林道の下り。割合的には半々くらい?距離も稼げるし走れる区間ではあるものの、ずっと走るの苦手なのでとにかく飽きる…人もいないしでめっちゃ長く感じました汗

前後誰もいなくて暇すぎる。寂しい。

途中から心を無にして無理ないペースで下って、たまに飽きて歩いたりもして、エイドにピットイン。

ここは食べ物がある最後のエイド。残りがまだ20km以上あるので、お味噌汁、フルーツポンチ的なもの、梅干しを食べてしっかり補給。

ここまで8時間15分。チャート20分巻き。


おにぎりも2つほど頂いて出発。

ここからやっと後半〜62km/W5浅松山

最後のエイドを出てから大きな登り。下りでずーーっと走らされてきたので、ダラダラ登りでやっと歩ける!嬉

ここで歩きスマホタイムを発動し、練習仲間からのラインとトレイルサーチをチェック。
おぉっ、女子2位か〜。この辺りくらいまで上がってきたなら、せっかくなので無理なく順位はキープしたいところ。
賞品に大好きな水芭蕉(お気に入りの日本酒で川場村の名産)入ってるかもしれないし。お米(川場村のブランド米)もあるかもしれない。という酒婦思考を発揮。

タイム差を見て、トップには100パー追いつけない&トラブルなく普通に進めば多分追いつかれないことを予想し、頑張り度の調整に入るw
順位よりも、終わった後に疲れを残しすぎない方が今回は大事です。

登り始めで、バイタルゴールドゼリー投下。

後半に向けてキメるならコレ


ゴール後にリカバリー系で飲むことが多いけど、長いレースでは後半に飲んだりもしてます。フジの後半でもキメました。

大きな登りを終えてからもギザギザのアップダウンの繰り返しで、地味にきつい…疲労感あるものの、マイルだったらまだまだ前半、と言い聞かせてメンタルキープ。

62km地点のWSで最後の給水、残りは15km。
ここまできてやっと終盤感。早くゴールしてビール飲みたい!

最後はやっと走れるトレイル区間〜77km/FINISH川場村中央公園

最後の10数kmは、基本的に走れるトレイルの下り。夕方に差し掛かってきて、西陽が山の中に差し込んできてとても綺麗。やっとこのレースで綺麗な景色を眺めることができました。

夕方まで山にいることってなかなかないので、新鮮。
綺麗なスカイのビュー。感動。

だんだん薄暗くなってきて路面が見辛くなってきたので、ヘッドライト装着、72km地点最後のWSはスルー。そこからラストのロードに出るまでは、淡々と真っ暗な川沿いのトレイル下り。相変わらず前後は誰もいないし、動物の鳴き声も聞こえてくるしで地味に怖い…早くロードに出たい…お腹空いた…

久しぶりの夜間トレイルなので、捻挫に注意しながら下ってようやくロードに出て、写真に備えてリップを塗り直しw、橋を渡って予定より30分巻いてゴール!

ノートラブルでした!ハナマル⭐︎

77km D+4000m 11時間28分10秒/女子総合2位

入賞したのでゴール後は、必携品のレイン上下・ミドルレイヤー・スマホ・モバイルバッテリーのチェックあり。

私の中で過去一大荒れの天気の悪コンディションの中、捻挫や故障、内臓などノートラブルで終えることができました◎
男女総合でも15位だったので、なかなか健闘したのではないでしょうか!

後半はあまり順位変わらず。誰もいないわけです。。


レース後&摂った補給

ちなみに、去年の優勝タイムがざっくり11時間40分。

最初、11時間半くらいで走ったらワンチャン優勝行けるんか?と思ってたけど、今年の女子トップはあのコンディションで10時間45分、総合でもトップ10と激つよで、一度も姿を見ることはできませんでしたw
(表彰式でお会いできるかな〜と思っていたけど、いらっしゃいませんでした。それもまたなんだかカッコいい…)

男子トップは8時間15分。えっ?要はあのコースで平均キロ6分半とかってこと????意味わからないくらい速い!!怖い!w
トレイルは強い人がたくさんいて、本当に刺激的です♡

ほろ酔い表彰式。盾可愛い。

今回は練習の一環としてのレースだったので

・追い込まない
・けどダラダラやらない
・ポールの練習
・新しいザックの使い心地チェック
・怪我しない
・楽しむ!


を目標に走ったので、翌日は前腿とハムは筋肉痛こなかったのは◎
お尻と、無駄に腕がしっかり筋肉痛。←ズルズル登り区間でロープ頑張って掴んだ為と思われる。。
ポールは何度か使ってみたものの、やっぱりうまく使いこなせず。80kなら私は要らないかなぁという感想。

摂った補給は
バイタルジェル4、バイタルゴールドゼリー、おにぎり3、パン2、豚汁、ラーメン、フルーツポンチ、味噌汁、梅干し、その他ドリンクにパラチノースやプレシジョンの電解質やGUのリキッドなど。

前半で登りも下りもガッツリ脚を削られその後も地味にキツイコースなので、補給はしっかり食べた方が良いと思われます。

最後3kmくらいずっとハラヘリ。レース後のそうめんは飲み物です。


11月本命レースの球磨川リバイバルトレイルは170kmの累積9400m。今回の2倍以上って考えると不安しかない…せっかく九州まで行くし長い方!と思って、秒でマイルに出ることに決めちゃったけど、ちゃんと準備しないと大変な目に遭うことになります。


あ、そういえば副賞にはちゃんと水芭蕉&雪ほたかが入ってました♡

飲食物以外は、同じレースに出てた仲間達におすそ分け♪


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