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「あるものさがし」と「ないものづくり」

ちょっとご縁がありまして、三重県名張市の方でまち歩き&マップづくりの講座をさせてもらうことになりました。

連続4回、座学&フィールドワークでまち歩きやマップづくりの楽しさを学ぶ講座になっています。

本日は初日。先ほどまで名張でお話をしてきました。

本日の話題

↑が今日の話題。
これまで関わってきたまち歩き&マップづくりの取り組みから3つをピックアップし、実際のマップや当時の写真等を見てもらいながら事例紹介をさせていただきました。

事例紹介その3

一昨年度にマップづくりでお世話になった伊賀市西山地区の方にもゲストでお越しいただき、地域の方の視点から見たまち歩き&マップづくりの面白さについてもお話しいただきました。(ありがとうございました!)


せっかくなので今日のスライドから1枚ピックアップ。

今日のスライドから。「あるものさがし」と「ないものづくり」

この「あるものさがし」「ないものづくり」というキーワードは、
およそ20年前、名古屋のNPOで環境マップづくりのプロジェクトに携わっていた頃に、団体の代表がよく使っていたフレーズです。

「あるものさがし」という言葉の方は、三重でマップづくりに携わるようになってからも、地域の方々に取り組みの説明をする際に使わせてもらっていたのですが、「ないものづくり」の方はたしかに大事だと思う反面、自分の中で少し引っかかる部分、上手く言語化できないもやもやしたものがあって、これまであまり、というか意図的に使ってきませんでした。

いま改めて考えてみると、このもやもやの正体は「(必要)ないものづくり」になってしまわないか、という懸念だったのかな、と思います。

今回の講座のスライドづくりをしていく中で、自分の中でようやく、腑に落ちる考え方を見つけることができたので、10数年ぶりに封印を解かせていただきました。

それは例えば、まち歩きやマップづくりの過程の中で生まれてくる新しい何か、マップの副産物であり、マップづくりという取り組みにおけるメインの成果物だったりするんじゃないかな、と思っています。

そんな「気づき直し」のあった第1回目の講座でした。

次回からはフィールドワークということで、会場周辺のまちあるき体験を行います。いい天候に恵まれますように!

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