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耳に薔薇を咲かせるということ

今開いているピアスは耳だけで15ヶ所、体を入れると17ヶ所だ。
ほとんど自分で開けたのだが、中でも開けるのに苦労したピアスの1つがロック。
ローク、ルーク、ロック、日本語だと表記ブレが多くてどれが正しいのかよく分かっていない。
いずれにせよ、"Rook"は耳の上の方で山折りになっている軟骨に開けるピアスだ。

ロックには最初は大きめのリングを通していた。
だが内径が大きすぎて動き回るのが少し鬱陶しかった。
次に大好きなアナトメタルで買ったベゼルセットのタンザナイトがついた小さめのリングに替えた。
これは石がきちんと前を向くので気に入っていた。

今、私のロックには薔薇が刺さっている。

実はこの薔薇ピアス、同じデザインで軸が細いものは前にも見かけたことがあった。
なんて可愛いピアスだろうと思ったのだが、私の軟骨ピアスは全て14G(1.6mm)、売っていたピアスは1段階細い16Gだった。
細いんだからホールに通りはする。
通りはするが、ホールが縮んでしまう可能性も十分ある。
軟骨の拡張は痛いというし、ホールの大きさは維持したい…と泣く泣く購入を見送っていた。

しかし立体的な薔薇の花と葉のついたあのピアスはずっと私の心にひっかかっていて、14Gのものが見つかったら是非ロックに刺したいと思っていた。
耳に薔薇の一輪挿し。ああ、やってみたい。

そんなある日、ついに見つけたのだ。
葉っぱの生えた茎がついた薔薇のピアス、14Gのもの。
デザインも私が一目惚れしたものと寸分違わない。
14Gを扱ってくれたお店に心から感謝しながら注文し、着いたその日のうちにロックに装着した。
薔薇が際立つように他のピアスはシンプルな物に替えて、鏡を覗き込む。
ああ、薔薇だ。薔薇が生えている。
嬉しくなって1人でニヤニヤしてしまった。

お店の商品レビューはもちろん、Instagramでもお店の名前を出して褒めちぎった。
歓喜の感情丸出しの状態だ。
それくらい嬉しかったのだ。可愛い。とても可愛い。

ピアスのコーディネートは定期的に変えたくなるが、ロックに生えたこの薔薇はしばらく咲き誇る予定だ。

ついにnoteにまで嬉しくて書いてしまった。
薔薇の一輪挿しピアス万歳。
14Gを扱ってくれたピアスショップ・ロキさん本当に有難う。

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