家で使って失敗した創作用品(2)オイル系パステル
このページは子供の美術教室、講師歴15年の現役ママ講師が、教室では使えるけど、家では正直いろんな理由で子供に自由にさせてあげられなかった、矛盾と失敗の記録です。
それでは、お進みください。
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オイル系パステルは幼児期の工作用品の定番ですよね。
少ない力で描けること。
発色が鮮やか。
などの理由で子供の満足感の高い画材です。
私の教室でも開業当初はアトリエ内の子供が自由に使える常備品として置いてありました。
しかし、今はありません・・・
全くないわけではなく、“自由に使える”ようにはなっていません。
教室では主に「コレで描きますよ!」という課題と、
キャンドルアートの顔料として保管しています。
今の使用頻度は年に1回ほど。
なぜか・・・
それは一言につきます。
掃除が大変なんです!!
子ども自身の活動はいたってシンプルです。
1.所定の場所から画材を持ってくる。
2.描く。
3.所定の場所に片づける。
これだけですから。
子供は主体的に活動が行えて満足でしょう。
ただ、この画材は掃除をする立場になると少々厄介なんです。
子供の爪には色が残り、
袖口は擦れて色移りしています。
力一杯描くことで散らばったカス。
油分を含んでいるために掃除には気を使わなければなりません。
靴下の裏にカスを付けたまま床を歩いてしまえば、被害は広がります。
以前、気が付かずに取り損ねたカスが掃除機のヘッド裏にこびりついてしまい、教室+家に擦り付けながらし掃除していたことに気がついたときにはガックリしました。
家の床には油のスタンプがいたる所に・・・。
こうした経験をすると、子供にオイル系パステルは渡し辛くなってしまいます。
オイル系パステルは、色鮮やかで混色も楽しく、ガリガリ描けるので個人的には好きな画材の一つです。教室でもキャンドルの顔料としてなくてはならない存在ですし、スクラッチ技法ではお世話になっています。
「我が子よオイル系パステルは幼稚園で楽しんできておくれ。」
私は気が付かないよう、普段は教室の中でも手の届かない倉庫奥にしまうのです。
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