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日本の自己研鑽意欲の低さについて考える
こんにちは、鈴木実麻です。
みなさん、いつも休日はどのように時間を使われることが多いですか?
私は会社員時代は、平日思い切り働いて、休日は昼過ぎまで寝ていたり、飲み歩いたり、、、
お恥ずかしながら、結構ぐうたらな生活を送ってしまっていたタイプです。
今日は日本の自己研鑽の低さについて、記事を書きたいと思います。
1.日本の自己研鑽意欲の現状
日本の労働市場における自己研鑽意欲の低さは、最新の調査結果によれば、アジア太平洋地域18カ国の中で最も顕著なものとして浮き彫りになっています。
約半数の人々が社外での学習や自己啓発を行っていないという現実があります。
他国との比較をすると、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、アメリカでは8割を超えており、自己研鑽に意欲的な傾向が見られたのに対し、日本の自己研鑽意欲が著しく低いことが明らかになっています。
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2. 日本型雇用の機能不全と自己研鑽意欲の低さ
日本の労働市場における自己研鑽意欲の低さは、日本型雇用の機能不全と密接に関連しています。
特に、上昇志向に関する日本の特徴がこの問題を浮き彫りにしています。
管理職志向や出世意欲の低さが顕著であり、自己研鑽やキャリアアップへの意欲が低下する一因となっています。
・管理職志向・出世意欲が低い日本
現在、管理職になりたいと思っている人は全体の21.4%に過ぎず、逆に言えば、積極的な管理職志向がない人が78.6%にものぼります。
・勤続意欲は低いが転職意向も低い
今の勤務先で働き続けたい人の割合について、日本は52.4%で最下位。一方で、日本の転職意向は25.1%でこちらも最下位。勤め続けたいとそれほど思っていないが、積極的な転職も考えていないという状況です。
・職場の人間関係・休みやすさ重視の日本
希望する年収や職場の人間関係、休みやすさが重視される一方で、自己研鑽やキャリアアップへの意欲を反映する要素が見当たりません。
このような状況では、安定した職場環境を求める傾向が自己研鑽意欲の低さをさらに強化してしまってるなと感じ取れます。
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3. 解決策と今後の展望
自己研鑽意欲の向上やキャリア形成を促す環境づくりが求められています。
転職するにしても、40代になってくると、雇用の求人もグッと案件が少なくなってくるので、20代30代の間に、社内外問わず、自己研鑽を思い切りして、世の中での人的資本をあげていくことが大事になってくると思われます。
会社以外の時間を何に使うかが効果的か。
まずは休みの日に読書から始めてみてはいかがでしょうか?