お気持ち
朝ドラ「虎に翼」の尊属殺に関わる部分だけを見たお気持ちです。
事件の内容が故、なかなかテレビでは扱われないのですが、取り上げられるぞと見たので今更ながら見てみるか~~と見たわけです。
(2024/9/18追記)最初写真見た時、髪型とか雰囲気も割かし近いな?と感じました。自分のアイコンと見比べても近くてたまげました。(ちなみにアイコンは御本人のバックショットなんです)※冒頭追記ここまで
9/10、なんか暗い部屋で啜り泣いてるなくらいしかわからず。(後にツイートで美位子が父親に手を掛けるシーンとわかりました)
あとは殺した事を取り上げた新聞記事。見出しは下野新聞1968/10/7 2面『娘が父親がを絞め殺す 熟睡中にヒモで 娘の恋愛からけんか』、文面は朝日新聞栃木版1968/10/7 16面『父親をしめ殺す 矢板 複雑な家庭事情から』をちょっとだけ変えたような感じでした。今回のドラマでは東京都足立区梅田に置き換わっているので本来は市営住宅ではなく区営住宅もしくは都営住宅に改めるべきなのですが、よく見ると市営の文字が残っていました。(画像赤囲み部)
(2024/9/23追記)実はもう1点矛盾を見つけました。足立区の自宅近くで逮捕されたならwikipediaの管轄を見るに西新井署になるのですが、なぜか青梅署と書かれており、おや?となりました。(画像青囲み部)
ちなみに足立区梅田には都営住宅は梅田三丁目アパート、梅田八丁目アパートの二箇所あり、1968年当時は2箇所ともありました。
それで山田轟事務所で美位子が寅子に初めて出会うシーンで、寅子にあっけらかんと『父親殺しちゃって』と言っていて、「おや?こんなにあっけらかんと言うタイプだったっけ……?」とちょっとだけ引っ掛かってしまいました。
9/11 学生運動と尊属殺を何故か並行でやっていて、学生運動は法廷セット使ってインターナショナルを大声で歌うシーンをしておいて、尊属殺の第一審は新聞記事とナレーションでサラッと流されたので「ふざけんな!!!!」となりました。あとは地裁判決後のお母さんのシーン、びっくりするほど費用の話しかしていないのと、美位子さんがお母さんにむかって「先に逃げたのはお母さんの方でしょ?」の発言。これはせっかく弁護士に繋いでくれたお母さんに対する気持ちがないなぁと……。仮に思っていたとしても言わせてはいけないですよ!これ!思わず泣いてしまい15分で感情がジェットコースター状態でした。
なるたけ関係者に会っている、という情報を見たので仮に本人に会っていたとして、はたしてこれはリスペクトがあるのか?と疑問に思いました。
この事件を調査して丸11年、自分なりに寄り添っていろんな側面で調査を続けてきたけれどどうだったのか?と悪い意味で振り返ることにもなりました。
とりあえず脚本家、御本人にリスペクトを持て!また次週もありそうなので何か思ったことがあれば追記するかもしれません。
追記
(2024/09/18)
追記。二審も結局記事で終わったな!おい!判事のクソ発言くらいは取り上げるだろうなと思えばそれすらもなし。とりあえず新聞は朝日新聞を参考にしていることだけはわかったぞ!実際の紙面を見たい人は図書館でデータベースか縮刷版を見ましょう。
まぁ美位子さんがびっくりするほどケロッとしていらっしゃる……。これが多分史実通りなら、高裁の裁判官に変なこと言われてボロボロ泣きながらあのでっかいおにぎりを頬張っていたはず。でもまぁフラッシュバックするってのもあったので、ケロッとするしかないのかなとも……。個人的にそれなりに文献は見てきたつもりではあるんですが、その辺のフラッシュバックまでは追いきれなかったので。まだまだ足りない視点がめちゃくちゃありますね😭
とりあえず最高裁判決までは見守りたいと思います。
再追記
(2024/9/23)
また追記。最終週、今日はよねさんの最高裁の弁論がメインでしたね。(4分間長回し、土居志央梨さんすげぇな)
んまぁわりかし史実通りではあるのですが、1箇所脚本家の思想?らしきものが見えましたね。
(一応見返しながら書いていますが、文字起こし面倒なので起こしてくれた人のツイートを引用します)
下ツイートの画像4枚目に「従順な女体」というワードがありますが、これは史実にはありません。多分"美位子さんが虐げられた"という事を強調させるためにあえて入れたのでしょう。
あともう1点。これはある意味では気付きです。憲法13条に触れていましたね。というか上告趣意書でも13条に触れていたようです。すっかり忘れていました🙇♀️確かに自分の幸せを追求するためなのでその通りではあるのですが。
再々追記
(2024/9/27)
またまた追記です。9/25に結果でしたね。まぁ割とあっさり終わっちゃったな~~~って感想でした。もっと掘り下げてほしかったっすよ~~~😭
とりあえず美位子さんは新潟に行ってましたね。(私は新潟編は見てないので詳しくはわかりません)ノベル版を見た限りでは寅子さんの知り合いの店にいったようですね。そして子供はお母さんに預けっぱなし。これは史実通り児童養護施設に行かすべきだったかなと個人的には思いました。子供に関してもまさに"透明化"しちゃいましたねぇ……。よくないよ!
あとは轟の彼氏さんが「同性愛も認められたらなー」みたいな事を言ってましたが、平等的な意味で言ったかもしれないけどそもそも尊属殺とは根本的に違うぞ!
私は別記事で本人は新潟にいるかも?説を出しているのでワンチャン本人にあったのでは??と思っていましたが、下記事とツイートを見るにどうやら大貫弁護士の遺族のみに会ったようですね。まぁ、会ったとしても大っぴらには言えるわけがないとは思いますが……。
↑は関東ローカルでやってたみたいですね。見たいけどあいにくNHKプラスにも入ってないので、記事化したら追記します。
本筋とずれてしまうけど、小ネタと称してとんでもない情報をぶっ込んできた日本評論社さん……。これは小ネタではない、めちゃくちゃでっけぇ情報だ!!!!!実は表向きには尊属殺の書類は破棄されてしまっていて、たまたま大貫弁護士たちが持っていた資料が栃木県弁護士会委託として栃木県の文書館に保管されているんですよ。たしか↓ツイートの出版社から出ている法学セミナーという雑誌にの記事に載っていました。「廃棄されてしまった確定訴訟記録と残されていた記録 」(法学セミナー 1999/11)
私はなんとか弁護士会のコンタクトまでは取れたのですが、閲覧許可書はNOを突きつけられたのでどうしても見たい資料の一つでもあるわけです。
日本評論社さん、なんとか閲覧させていただけませんか……??(血涙)
以上、戯言でした。
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