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トリテン

 こんにちは。みおさんです。
 国立科学博物館の特別展「鳥」を見に行ってきました。

生態系において重要な位置を占める鳥類。

科博初の鳥類をテーマとした特別展「鳥」では、鳥の起源とその進化の過程を紹介し、
さらに、ゲノム解析による最新研究で解き明かされた進化系統仮説にもとづき、
貴重な鳥標本を数多く展示します。


鳥が使う言葉や雌雄の関係など、23のテーマで「鳥のひみつ」も詳しく解説します。

特別展「鳥」公式HP

 バードウォッチングに行くほどの趣味ではないですが、動植物の中でも鳥はかなり好きな生き物。
 上野に行く用事があったので、一時間半ほどの駆け足でしたが展示を見学してきました。

 どのように進化して鳥が生まれたのか、どのように分類されているのか、そしてその研究の変遷など、時系列+分類ごとに展示されていました。
 一生分の鳥が見られる!? というキャッチコピーの通り、こんなにまとめて鳥を見る機会はもうないかも……というくらい、あらゆる鳥がいました。鳥ニワカ勢なので「へー、知らなかった」の連続。

入場してすぐ目に入る孔雀。やっぱり美しいですね。

 禁止エリア意外は撮影OK。
 最近の博物館は基本的に写真が撮れるので、見返したり後で調べものをするのにとても役立ちます。ありがとう。

各種・羽。コウノトリ、でっかい!

 片翼だけが一面に展示されているの……グロテスクでもありますね。人類の業か。でも、大きさや形の違いはとても分かりやすい。
 コウノトリ、確かに赤ん坊くらいなら運べそう。

世界初! ペラゴルニス・サンデルシの生体復元プロジェクト!
翼開長7m! 史上最大の飛べる鳥!

 これはもはやグライダーですね。2500万年前くらいに存在した鳥だそうです。嘴の中にはとげとげした歯があります。
 ペラゴルニス・サンデルシを含む歯のある鳥は、およそ5500~300万年前に生息していましたが、現在は絶滅。歯があった方が食べられるものが多そうだけど……進化って不思議。

我らが始祖鳥様です。化石のレプリカ。
始祖鳥ってイメージより小さいよね

 何を隠そうぼく、恐竜が好きでして。太古の時代に君臨した謎の巨大生物、みたいなものが好きなんでしょうね。ワクワクします。
 だから、近年「鳥は恐竜の進化系」が定説となってから特に鳥に興味が湧いた気がします。カラスってモンスターだよなと思っていたぼくの印象は、ある意味正しかったのだ。

 というわけで、一番熱心に見たのは序盤の古生物ゾーン。

ガストルニスさん。モンスター感強いけど草食。飛べない。漸新世。
コペプテリクスさん。巨大ペンギン。漸新世。
ダチョウの親子と、骨。

 飛べないデッカイ鳥かわいいな、と思ってましたが、めちゃくちゃ飛ぶ鳥も面白かったです。

インドガンとアネハヅル

 現在生息している鳥の中で、インドガンとアネハヅルだけがヒマラヤを越えるそうです。
 インドガンはもっちりした筋肉を駆使して羽ばたきまくって飛び、アネハヅルは優雅に滑空スタイルで飛ぶとのことで、キャラ立ちがすごい。見た目もかなり対照的。
 絶対凸凹コンビじゃん。いいね。

みんな大好き猛禽類
大迫力の天井展示。かっこいい!
シマフクロウ
ヘドウィグ、じゃなくてシロフクロウ。
日本でよく見るカラスは、ハシホソガラスとハシブトガラス。

 昔、仕事帰りに深夜に渋谷に降り立ち、ネカフェで夜明かしして始発で帰ったことがありました。
 早朝のセンター街。お仕事帰りの接客業の皆さんも続々と駅に向かっていらっしゃる。飲食店から出された産業廃棄物の山。もちろん大半が生ごみ。白み始めた空の下、飛来する黒い怪物たち。

 でかい。都会のカラスは栄養状態が良すぎてでかい。こわい。とてもこわい。あのでっかい嘴でつつかれたらひ弱な人間などひとたまりもないですよ。多分あれ、ハシブト。
 ホストらしき厳ついファッションのお兄さんも滅茶苦茶ビビッて走って逃げてました。
 こわいよね。でも、なんとなく憎めない。よく見ると愛嬌がある。カラス。嫌いじゃないよ。


 最後の小鳥ゾーンにオオルリさんを発見。

ルリちゃんだ!

 我が故郷・栃木県の県鳥はオオルリです。ルリちゃんっていう元祖ゆるキャラがいて、なかなか可愛いのですよ。


 人が多くて見切れなかった箇所もあるけど、満喫しました。
 グッズコーナーではバードフレンドリーなコーヒーとか、今治産の限定デザインハンカチとか、ペラゴルニス・サンデルシのアクリルマグネットとか買い込みました。限定グッズお買い物楽しい~!

 そして、出口に向かう通路にポスターが。

絶対に行く。強い意思。

 鳥展の次は古代DNA展なので、その流れで氷河期展なんですかね!? めっちゃ楽しみ~
 人間って昔はホモ・サピエンス・サピエンス以外にもいたらしいじゃないですか。なんで今我々しかいないの? って、ずっと思ってたんですよね。古代DNA展もしっかり予習して行って、復習しておいて、夏の氷河期展に備えよう。ぼくらのルーツを知れちゃうぞ。やったね。

 古代DNAが6/15までなので、7月半ばから氷河期かな。真夏に氷河期。日本の猛暑に氷河期。涼を感じるスポットになるかも。


おまけ

鳥展から出たら鳩がいたから、思わず。

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みおさんは今日も小説が書きたい
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