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トイレで書く。
こんにちは、新人作家のみおさんです。
おかげさまで毎日楽しく忙しくしています。
ぼくは平日は会社員として働き生活費を稼ぎながら、その隙間を縫って創作活動をしています。
しかしご存じの通り、八時間+α拘束されて労働していると、創作に充てられる時間はそんなに多くありません。
この悩みは趣味でもWワークでも同じ。
小説や漫画を描いている仲間たちはみんな時間と戦っています。
最近立て続けに「執筆時間の確保」に関する相談、質問があったので、改めてぼくのやり方をまとめてみようと思います。
あまり画期的な方法などはありませんが、誰かのお役に立てれば幸いです。
<ぼくの一週間のスケジュール>
月曜~金曜:労働、合間に執筆
土日祝日:執筆、他所用
特に書くほどのこともなかったですね(笑)
本当にひたすらこれをやってます。労働に関して最近は、テレワークと出社が6:4くらいの割合です。
月に一度程度、土曜日は通院があります。金曜の夜に友人と食事に行ったり、休日まるまる使って遊ぶこともあります。冠婚葬祭や家族との用事も年に数回はありますね。
それで執筆時間足りてるわけ?
ぶっちゃけ足りないです。カツカツです。しょぼしょぼです。
なので、仕事の合間の、本当に「隙間」の時間をどれだけ執筆に当てられるかが勝負になります。
最も有効でおすすめな手段は「トイレで書く」です。
仕事中でも、他の時間でも、トイレには必ずスマートフォンを持って行きます。
トイレに入ったら、用を足して出てくるまでに必ず一行書く。
あなたは一日に何回トイレに行きますか?
朝起きて、午前中、昼休み、午後、夕方、夕食後、寝る前……少なくとも七回は行くと思います。きちんと水分補給をして、トイレに行くことのできる環境であれば十回か、それ以上あるはずです。
一日十行は確実に書けます。
一行って、どこまでで一行?
自分で決めてください。
別に二行、三行書いても問題はありません。多ければ多いほどいいでしょうが、仕事中にトイレに籠って出てこない時間があまり長いと、不審がられるか病気を心配されますので、ほどほどに。
男性でも便座のある個室を利用すると、座って書けるのでオススメです。
ざっくりと、原稿用紙換算にしてみましょう。
二十文字一行として、十行書ければ原稿用紙の半分が埋まります。これを一か月続ければ、原稿用紙十五枚分を書くことができます。
トイレ時間だけで長編を書くのはキツイですが、一分一秒を削り出したいWワーカーにはかなり有効です。
書き溜めたものを、夜や休日にまとめてテキストファイルに流し込み、メモの隙間を埋める感じで本文を仕上げていきます。
もちろん、そもそも何を書くか決めていないと使えない作戦ですが、それはまた別の機会に。
早起きして30分朝活しよう! とかよりは、実用的だと思います。
朝活、結構難しいよ。
他にも「脱衣所にメモを置く」もオススメです。
皆さんはメモは何で取ってますか? ぼくはとりあえずスマホのメモ帳です。本当に便利ですよ、スマホってやつは。
お風呂に入ってる時って、なんでかアイデアが出てきますよね。
どうやら世界中、古代文明からずっと人類はそういう体質であるらしく、多くの偉人も「水浴びしてるとアイデア思いつく」「シャワーで頭洗ってる時が一番冴えてる」とおっしゃっています。
わかりみしかない。
ぼくはお風呂が大好きで、しっかり湯船に浸かる派です。
凝り固まった肩、酷使された手首の筋肉が解され、顔から汗が出てくるほど体の芯まであたためます。
そんな時、当たり前のように今書いている作品の新たなワンフレーズが脳内の登場する。
そういうシステムなのでね。
思いつくたびに風呂から出てメモを取るのはさすがに無理なので、せめて体を拭いたらすぐ書き留められるよう、脱衣所にスマホかメモ帳を置いておきましょう。
思いついたアイデアを忘れないよう、湯船に浸かりながら口に出して復唱したりします。それでも忘れた場合は諦めます。本当にいいアイデアならまた思い出すので、その時を待ちます。
風呂場に限らず、道を歩いてて何か思いついたら、立ち止まって端に寄ってスマホでメモを取ります。
テレワークでの仕事中に何か思いついたら、こっそりノートを取り出して書き始めます。バレなければ怒られません。
布団の中でウトウトしながら何か思いついたら、寝転がったまま枕元のスマホに手を伸ばしてメモを取ります。
インプットのための読書中、資料読みの最中、食事中、テレビを見ている時に……
まあとにかく、とりあえずスマホでメモを取ります。本当に便利ですよスマホってやつは。スマホがあって良かった。
いつでもどこでも書けるようにすることで、隙間時間を無駄にしない。これが第一の心得です。
皆さんも隙間時間で創作を楽しみましょう!
【活動お知らせ】
noteで公開した掌編「ひどいのはどっち?」をカクヨムにも掲載しました。
女子高生ふたりの百合っぽい短いおはなしです。
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