フリーランス、職業名を何と答えるか問題
最近立て続けに「お仕事はなにをされていますか?」と訊かれるタイミングがあったのですが、フリーランスになってから2年近く経つのにまだ上手く答えられない自分に気づきました。
わたしのことをまったく知らない方と初めて会ったとき、「お仕事は?」と訊かれればとりあえず「フリーで働いています」と答えます。ただ、これは答えになっているか微妙で、「普通のサラリーマンです」などと答えるのと同じだなぁと思います。
もう少し踏み込んで「フリーでどんなことをされているんですか?」と訊かれたら、「情報発信業的な…」と答えます。でもこれもなんのこっちゃという感じですよね😥そもそも「情報発信業」などという「業」はあるのか?と疑問です。
ちゃんと詳しくお答えする必要があるときには、「フリーランスとして、勉強法やノート術などを、YouTubeやブログ、書籍などを通じて発信する仕事をしています」と伝えます。これがいまのところ、比較的理解されやすい、ちゃんとしたわたしの仕事の説明です。
ちなみに、わたしは昨年の春から「勉強法デザイナー」という日本で唯一の職業名を名乗っているので、お仕事でご挨拶をするときにはこの肩書きを使います。いつかどこかに書こうと思いますが、自分で職業名をつけるというのは本当にやっておいてよかったことで、いろいろな場面で役立っています。
…と、会話などでこんなふうに「お仕事は?」と訊かれるときはいいのですが、最近困るのが公的な場面で「業種」を答えなければいけないときです。
新しい銀行口座を作るとき、病院の問診票を書くときなど、「お仕事の業種はなんですか?」と問われる場面があります。「職業」なら「フリーランス」と書いてしまいますが、業種といわれると「はて🤔」という感じ。
できることなら「情報発信業」と書きたいところですが、それがたとえば「メーカー」「コンサルティング」「人材」のようにきちんとした「業種」の並びに入るかというと入らないと思うし、じゃあ「メディア」かと言われると違う気がするし、「教育」というとなんだか先生をしているみたいだし、「IT」というのもいまとなってはだいぶ違うなと思います。それでいつも困ってしまいます。
しかたないので、最近はいちばんメインのお仕事にしたいと思っている(し、一応ほぼそうなってきている)「文筆業」と名乗るようにしています。でも、言ったあとに「わお、言ってしまったぜ」と毎回思う。文筆業って、選ばれし人種である作家さんが名乗るものという感覚がすごい…でもわたしはそれがいちばんやりたいんだもん、そして本当に著者なんだもん、と心のなかで言い訳しています。これから本当に文筆家と名乗れるレベルになるんだもん、と付け加えつつ。
ということで、わたしのオフィシャルな業種は「文筆業」です。(わお)
宣言すると現実がそのとおりになるというのはかねてより感じていることなので、多少恥ずかしいハッタリでもかましてしまえというやつ…でも、本当に再来年の前半まで出版の予定はあるんです(全部で15冊くらい)。ちゃんといいものをつくりつづけて、胸を張って「文筆業です」と言えるようにがんばりたいなと思います。