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【実体験】「フリーランスは賃貸の審査を通過できない」は本当?必要な収入証明やポイントを解説

フリーランス(個人事業主)になりたての方の中には、「賃貸物件を借りたいけど、審査を通過できるか心配…」という人もいると思います。わたしも2020年9月に独立しフリーランスとなったのですが、「フリーランスは部屋が借りられない」と聞いていたのでとても不安でした。

ですが昨年、フリーランス歴約7カ月にして理想のお部屋を契約することができました!そこで今回は、

  • フリーランス1年目だったわたしが賃貸を借りるためにやったこと

  • フリーランスが賃貸を借りるときの必要書類やコツ

  • フリーランスの賃貸審査に関するQ&A

を実体験ベースでご紹介します。不動産屋さんに教えてもらったコツや実態などもご紹介するので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

フリーランスは賃貸物件を借りられない?

「フリーランス(個人事業主)は信用力が低いから賃貸物件を借りられない」と聞いたことがある人も多いと思います。わたし自身、フリーランスになる前後はこのようなことをよく聞くことがありました。

実際、フリーランスは収入が不安定な人も多く、審査を通過できないケースも存在します。特に、開業1年目の場合はまだ収入を証明できる実績がないため、「これだけ稼いでいるから毎月家賃を払えますよ!」と主張することが難しいのです。

逆にフリーランスでも、何年もフリーランスとして生計を立てており確定申告の実績があれば、収入額に見合った賃貸物件を借りやすくなります。

フリーランス1年目のわたしが賃貸を借りるまで【実体験】

とはいえ実際どうなの?というのが気になるところだと思うので(わたしもとても疑問でした)、昨年わたしが部屋探しをした際の実体験をご紹介したいと思います。

わたしの仕事の状況

前提として、部屋探しをしていた2021年3月当時にわたしがやっていた仕事の内容や状況は次のようなものです。

・仕事内容
…YouTuber、ブロガー、Webライター、Web受託(マーケティング・広告運用など)
・部屋探し時点でのフリーランス歴
…約7カ月(2020年9月に開業届を提出)

また、収入については、会社員時代(新卒2年目でした)の手取りの2倍前後になっていました。

賃貸の審査に通るまでの流れ

これらを踏まえて、実際にわたしが賃貸の審査を通過するまでの流れはこんな感じでした🙌🏻

①事前に不動産屋さんに相談

わたしは以前部屋探しについて調べた際、「フリーランスは賃貸の契約が難しいが、確定申告の実績があれば審査に通りやすくなる」という記事を読んだことがありました。

そこで、確定申告を行う頃に不動産屋さんに連絡。

「近いうちに引っ越しを考えているのですが、初めての確定申告をした後ならお部屋は見つかりますか?また、企業との業務委託契約も複数社分あるのですが、用意しておくべき書類はありますか?」

と訊いてみました😳

すると、「審査通過の上で必要になるのは、確定申告書と企業との業務委託契約書の2点です!」とのお返事が。さらに、「節税のために確定申告を過少申告してしまうと審査に通過しづらくなってしまうので、しっかり稼いでいることを正直に申告してくださいね!」とのこと。笑

②正しく正直に確定申告

ということで、3月末にしっかりと確定申告を行いました(コロナの影響で、締め切りは4/15でした)。人生初の確定申告だったので、めちゃくちゃ憂鬱&緊張しました。。笑

ちなみに青色申告を選択したわたしは、もとから超がつくほどの事務手続き苦手星人なのもあってとても不安でしたが、会計ソフトのfreeeを利用することで無事確定申告を終えることができました。

確定申告にあたってわたしが使ったサービスは次の2つです。自力では絶対に無理だったので、使って本当によかったです😥笑

◇freee

大人気のクラウド会計ソフト、freee。書類や手続きが苦手すぎるわたしでも、ステップにしたがって入力することで複雑な青色申告をスムーズに終えることができました。

開業届を出すときにも開業freeeを利用しました。知識ゼロでも簡単に使えるので、本当におすすめです。

◇ココナラの税理士さん相談サービス

ココナラは誰でも自分のスキルを出品することのできるスキルシェアサービスで、キャリア相談や占いなどのスキルも人気です。

わたしが利用したのは税理士さんへの相談サービス。確定申告の時期には「確定申告代行します!」「書類の最終チェックをします!」など、多くの税理士さんが出品されています。そのなかで、わたしは箇条書きで書きまくった疑問点を解決していただけるよう、オンラインで個別相談ができるサービスを申し込みました。

ココナラは初めて使ったのですが、登録も無料で使いたいときだけ単発でサービスを購入できるのでとてもおすすめです!わたしは菅原先生という方にとても丁寧に答えていただき、不安なく確定申告を終えることができました。

③部屋探しから審査申し込みまで

確定申告書と業務委託契約書を引っ提げ、いざお部屋探しへ!急いではいなかったのでたくさん物件を見て決めようと思っていたのですが、なんだかんだ内覧したのは2軒だけでした。

1軒目もよかったのですが、2軒目でいまの自分が望みうる最高に近いお部屋と出会ってしまい、「ここにします!」と申し込みをすることに。ですが、その物件のオーナー兼管理会社が大手だったため、担当してくださった不動産屋さんは「もしかしたら審査が厳しいかもですね…」とおっしゃっていました。

また、「YouTubeをメインの収入源とされている方の審査の経験が、僕もこの会社もほとんどないので、結果は未知です」とのこと。ちょっとダメ元で申し込みをすることにしました。

申し込みはオンラインのフォームから行う形だったのですが、自己申告で必要な情報は次のようなものでした。

・氏名や現住所などの基本的な個人情報
・職業
・見込み年収
・緊急連絡先
など

この段階では、特に書類や収入証明の提出を求められることはありませんでした。

④審査を通過し、契約!

そして待つこと数日。不動産屋さんから、「審査通りましたよ〜!」とのご連絡が\( ˆˆ )/💓正直無理かなぁと思っていたので、とてもうれしかったです…!

契約書類がオーナー兼管理会社から不動産屋さんに届くと、すぐに契約に行きました。こうして、フリーランス1年目にして晴れて賃貸のお部屋を借りることができました…!

ちなみに、フリーランスになりたいけど、なり方がわからない…という人には「Frippy(フリッピー)」というサポートサービスがおすすめです🙌🏻
オンライン講義や実践ワーク、いつでも質問OKのチャットサポートなどを通して、一人ひとり徹底的にサポートしてくれます◎
無理な勧誘も一切ないので、気になる方は無料説明会だけでも一度参加して、じゃんじゃん質問してみるのがおすすめです✨

フリーランスの賃貸審査に必要だった書類

契約の際に必要だった書類は次の3つでした。

  1. 住民票の原本(マイナンバー非記載・3カ月以内取得のもの)

  2. 顔写真付き身分証明証

  3. 収入証明のコピー

問題は3.の収入証明ですが、結局確定申告書のコピーだけで済んでしまいました💡企業との業務委託契約書などは求められず。

ちなみにわたしはこの部屋探しの1カ月ほど前に初の著書が出たばかりで、出版の契約書なども提出することができたのですが(ほかのサイトで「本を出していると信用力が高まって審査を通過しやすくなった」という記事を読んだことがありました)、それも一応訊いてみたものの特に提出は求められませんでした。申し込み段階での見込み年収も、出版の収入は含まない金額で申告しました。

フリーランスが賃貸物件を借りるコツ

ここからは、フリーランス、特に1年目の個人事業主が賃貸物件の審査に通過するためのコツをご紹介します。

確定申告を確実に行う

まずは確定申告をきちんと行うことかなと思います。やはり確定申告実績がなかったり、その額が少額であったりすると、家賃を継続的に支払う能力があることを証明しづらくなってしまいます。

わたしは「いまよりいい部屋に引っ越すためには、確定申告をしっかりやらなくては…!」と謎のモチベーションで(考えるだけで半年間ほど憂鬱だった)確定申告をがんばりました。笑

「確定申告がわからない」「申告手続きが不安…」という方は、ぜひココナラなどで税理士さんを見つけて相談してみるのがおすすめです🙌🏻

仕事の状況を丁寧に伝える

現在の仕事の状況を、丁寧かつ具体的に不動産屋さんに伝えるのも大事かと思います。わたしは、

「いまは個人でYouTubeとブログでの発信活動、その他企業との業務委託でWeb広告の運用やWebライティングを行っています。業務委託契約がある会社は○社ほどで、それぞれからの月収はこれくらいです!」

というように伝えていました。また、確定申告の実績についても(申告書のコピーをお渡しする前に口頭で)お伝えする必要があったので、その年(2020年)の収入について、

  • 会社員時代(2020年1月〜9月)の給与所得の額

  • フリーランスになってから(2021年10月〜12月)の収入額

をそれぞれ伝えました。

仕事内容についても、はじめは「YouTuberをやっている方だと、声や騒音などで嫌がる大家さんもいるかもしれない」と言われてしまったのですが、わたしのYouTubeでは声を張り上げて撮影することはなく、声量としては電話で話しているくらいのボリュームであること、ジャンルが教育系であることなどを伝えることで、誤解なく部屋を探していただくことができました。

企業との契約書を取っておく

今回わたしは結局提出をしないで済んでしまいましたが、企業との業務委託契約書は一つの信用力になるので、しっかり保管しておくと良いと思います。

完全に個人で仕事ができるという人も、こうしたときのために長期契約を結ぶ企業を1,2社持っておくと安心かもしれません。

親の名義で契約をする

ここまでご紹介してきたのは、フリーランスの方が自分自身の名義で賃貸物件を契約する場合のコツや流れでした。ですが、どうしても契約が難しいという場合には親などの名義で契約することも可能です。

わたしは親の名前を借りることに抵抗があったので確定申告が終わるまで部屋探しを待ちましたが、どうしてもという場合には検討しても良いかと思います。

フリーランスの賃貸審査に関するQ&A

最後に、フリーランスの賃貸審査に関しての疑問とその答えをまとめてみます◎

あくまでわたしが不動産屋さんに伺ったことなので、すべての方にあてはまるかはわかりませんが、ご参考にしていただけたら幸いです。

Q:フリーランス1年目から審査を通過するのは難しい?

前述のとおり、やはり確定申告の実績がないと収入を証明しづらいため、賃貸の審査を通過するのは難しくなってしまうようです。

ですが、たとえば非常に家賃の低い物件を借りる場合などはもしかしたらあまり関係なくなるかもしれませんので、疑問がある場合には一度不動産屋さんに行って相談してみるといいと思います。

Q:家賃いくらくらいの賃貸物件なら借りられる?

不動産屋さんに伺ったところ、月収の1/3くらいの家賃が目安となるとのことでした。たとえば月収30万円なら、家賃10万円程度の物件ということですね🤔

ただ、収入が充分でも職種や仕事内容によって審査を通過できないこともあります。わたしの場合は審査前、「収入の額は問題ありませんが、YouTubeという新しい働き方の職業の方なので、オーナー兼管理会社も審査の経験がなくもしかしたらNGになるかもしれません」と言われていました。

Q:YouTuberは審査を通過しにくい?

YouTuberは新しい仕事なので、YouTubeを主要な収益源としている人は審査への通りやすさが未知になってしまうようです😥大家さんがYouTuberの方の審査経験を持っていなかった場合、特にこの部分はなんとも言えなくなってしまいます。

ただ、べつにちゃんとしたチャンネルを運営していてある程度安定した収益を得ていれば、収入証明をしっかり示すことで部屋を借りられる可能性も充分あります。

Q:本を出版していると審査に有利になる?

これはわたしが部屋探し前に調べて小耳に挟んだ情報だったのですが、「本を出しているフリーランスは賃貸の審査に有利になる」とか。今回は本や出版契約書の提出を求められることはなかったので結局関係ありませんでしたが、もしかしたら小さなところと賃貸契約する場合などは押しの一手で役に立つこともあるのかもしれません。

まとめ

ということで、フリーランス(個人事業主)が賃貸物件を借りる際のポイントやコツについて、わたしの実体験をもとにご紹介してきました。

フリーランスだと賃貸マンションを借りるのでも一苦労ですが、このように工夫やタイミング次第で希望通りの物件に出会うことも可能です😊


お読みいただきありがとうございました💐
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