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だからわたしは、ごきげんに勉強する

勉強は、つらいもの。
受験は、しんどいもの。
それでいて、学校で学ぶことは、社会に出たら役には立たない。

わたしたちが子どものころから刷り込まれてきた「常識」だ。


だけど本当は、勉強は楽しめる。

わたしは宅浪で東大に合格した経験をもとにして、「すべての人にごきげんな勉強法を」を合言葉に、子どもから大人まで使える楽しい勉強のヒントを届ける仕事をしている。

勉強を楽しむ方法はたくさんある。たとえば、こんなもの。

手作りしたポイントカード。10ポイントで「チョコレート」、20ポイントで「アイス」。

「30分勉強したら1ポイント」などと決めておき、勉強した時間に応じてスタンプやシールを貯めていく「ポイントカード法」。お店のポイントカードのようなものを画用紙で手作りして、ポイントが貯まるごとに交換できるごほうびを設定しておく。

ほかにも、勉強時間に応じてきれいなビーズを貯めていく「ビーズ貯金法」、タスクを各マスに書いておいて、終わったタスクが1列ビンゴになるごとに自分にごほうびをあげる「ビンゴカード法」、などなど。

瓶やビーズは百円ショップで購入できる
真ん中以外のマスにやることを書いていく

子どもだましでくだらないかもしれない。だけど、ねえ、なんだかわくわくしませんか。スタンプが貯まっていくポイントカードはなんだか得したみたいでうれしいし、透明な瓶の中に重ねられていく色とりどりのビーズは、退屈だったはずの机の上を華やがせてくれる。

ノートを細く短冊状に切って…
勉強したぶんだけ大好きなスヌーピーに会える「万里の長城」をつくった。自室内に、日に日に道がのびていく。

勉強は決して受験のためだけのものじゃない。なにかを学べば学んだだけ、見えるものが増える。世界が確実に広がる。道に触れるあらゆるものが彩りを持ちはじめる。

学ぶことが楽しくなれば、もっと学びたくなる。一人ひとりの学びがふくらめば、わたしたちみんなの知恵もどんどんふくらむ。ごきげんに学べる人が一人でも多くなることは、だから、日本や世界の発展につながることだと、わたしはこっそりずっと信じている。


「なーんだ、勉強って、楽しかったのか」

そう思ってもらえるように。まずは、わたしが目一杯楽しんで、ごきげんに勉強する。最近ハマっているのは英会話と着物と歌舞伎の勉強だ。ただ楽しそうだから学んでいるだけだけど、そんな楽しみ方を、これからも少しずつ伝えていけたらと思う。

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みおりん¦勉強法デザイナー
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