アダルトチルドレンを強みに変える方法
この記事は2024.6.14の音声配信を文章にしたものです
アダルトチルドレンとしての経験
わたしはアダルトチルドレンであることをひとつの強みとして発信し続けています。
小さい頃から両親に対しては違和感を抱き、傷を抱えて生きてきました。大人になってもそこから抜け出せずに、ずっと生きづらさを感じているわけです。
多分この気持ちは、すべての人に伝わることではないと思っています。
それは自分が特別という意味ではなく、人の数だけ価値観があるように、家庭環境の違いや考え方の違いがあるからです。
気持ちがなんとなくわかる人もいれば、そうではない人がいるのも当然のことだと思います。
アダルトチルドレンであるという罪悪感
自分は親と仲良くできない(そういう家庭ではない)ということ、自分が親に対して心を許すことができないと気づいたとき、それが一気に自分の弱みになってしまいました。
世間では「親にそんなこと言うなんて」「ここまで育ててもらったのに」と思われるだろうと思いましたし、変だと思われるだろうなと感じました。
最初のころはアダルトチルドレンという言葉を知らなかったので、自分は親が嫌いだと思ってしまう最低な人間だと感じて罪悪感がありました。
誰かにその悩みを相談することもできませんでした。
アダルトチルドレンが強みに変わったきっかけ
なぜいま、アダルトチルドレンを強みとして考えられるようになったかというと、それを自分の武器にしたいと思ったからです。
きっかけはSNSでした。SNSのおかげで同じアダルトチルドレンの人たちがいることを知り、嬉しかった(自分だけじゃないと思えた)と同時に安心できたのです。
アダルトチルドレンは弱みであり決して誇れることではないかもしれませんが、アダルトチルドレンのわたしだからできること、伝えられることは何かを考えられるようになりました。
「自分に何ができるのか」を考えることが、その人の強みになると思います。
いままでは「長い間苦しんでつらい思いをしてきたのに、何も残らない」という悲しさや虚しさ、悔しさがありました。
しかしそんなわたしでも、「アダルトチルドレンになった意味を見つけたい」という考えに行き着きました。
不満や怒り、ネガティブな気持ちを何か熱に変えて「昇華」したかったのです。
そうすることで、つらい経験にプラスの価値や意味を見出せるのではないかと感じました。
これからも発信を続けたい
発信を始めてまだ期間は短いですし試行錯誤の毎日ですが、アダルトチルドレンを強みに変えられるということを知れてとても嬉しかったです。
これからも諦めずに自分自身と向き合い、自分ができることを探し続けたいと思っています。
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