シュタイナー教育 ②
写真はシュタイナー教育①に載せた写真と同じ部屋にあるキッチン部分。
シュタイナーの幼児クラスにはキッチンがついていて、そこで先生がおやつを作ったり、洗い物をします。部屋は教室というより自分の家のよう、、、
もとい、家より寛げるかも、笑。
見学などで初めてきた子どもの大半は、直ぐに部屋の中を探索して、
棚などにあるおもちゃで自然に遊び始めていました。
おもちゃは、
手作りの人形や木や毛糸でできた動物、布で作ったマントや帽子、ポシェット、子供用の椅子とテーブルとキッチン、ロフト、流木、沢山の布(これでテントを作ったり、川や原っぱに見立てたり、さまざまに使います)など。
部屋は大体、5つぐらいに分けられていて、子ども達は思い思いの場所で遊びます。
ロフト、ロフトの下ではお人形の赤ちゃんがゆりかごの中で寝ています、子ども用のダイニングテーブルとキッチンスペース、本が置いてある部屋、ソファやロッキングチェアのある広間。
幼児クラスはどの部屋にもロッキングチェアがあって、語りの時間(ストーリーテリングとも呼ばれていて、頭に物語を入れて昔語りをするおじいさんのように子ども達の目を見ながを話をします)、先生はその椅子に座ってゆっくり話をしてくれます。
またロッキングチェアやソファには先生だけではなく、送迎の時に親御さんも座ってくつろぎながら子どもが遊ぶのを眺めたりしています。
語りの前にはキャンドルに火を灯して、小さな歌でお話の精を呼びます。
おやつは大きなテーブルについて、先生が真ん中に座って一人一人のお皿にその日のおやつを盛り付けてくれます。
月曜日は、玄米ご飯
火曜日はミレット
水曜日はスープとクラッカー
木曜日はオートミールとレーズン
金曜日はパンの日、
など、曜日ごとに決まっていて、
ホノルルの幼稚園ではそこに果物をつけます。
子ども達が一番好きなのはパンの日。
朝、自分たちで捏ねて、その日に焼いてホカホカのパンを食べます。
教室内にはほぼほぼ文字による掲示物は有りません。
子どもは夢の中にいるような感覚で日々暮らしている、
とシュタイナー博士は言います。
最初、どんな意味なのか全く❓、でしたが、
子ども達と一緒に過ごすうちにだんだんわかってきました。
彼らは昨日や明日、去年、来年、など、時の感覚がまだ定かではなく、
中心は今。
遊んでいる時の彼らは、蝶々が花から花に移るように、次から次へと発想が湧き出るのかあらゆる場所に飛んで、ここで遊んでたかと思うと次に見えた面白そうな場所に移っていきます。
その頃の彼らの身体の状態がそのようにできているのだそうです。
なので、シュタイナー幼稚園では、
次の遊びがしたいならここを片付けてから、というようにはならず、
ほぼそのままで次の遊びへ移動ということに。
また、
遊びを進展させるのにちょっとしたアドバイスをすることはあっても
遊びの中に先生が入ることは極力しません。
じゃ、先生は何してる?というと、おやつの後片付けだったり、お人形を直したり、編み物してたり、掃除など、大人の仕事をしています。
すると子ども達は手伝うのが好きなので、洗い物や掃除など手伝ってくれ、
大体一緒にします。
子ども用のキッチンでエプロンをして模倣してたりもします。
今日は思いつくままに書いてしまいました。
わからないことがあったり、えっと思うことがあれば、
メッセージで知らせてください。
今日も読んでくださり、ありがとうございました💛
2011年に出会った、シュタイナー教育。 ストーンと心に落ちてきて、今も静かに光っています。子ども達やおとな達の心の灯りが輝き続けるような社会はきっと目の前にある。 様々な地で生まれた叡智と、先人達が残してくれた勇気と一緒に、歩きます!