【交換留学#5】ボストンと留学生仲間を知る【オリエンテーション編】
こんにちは、ボストンで留学生活を送っているヘルミオネです。
さて、前回はどうやってボストンの地にたどり着いたかについてお話しました。
今回は、留学生オリエンテーションと、留学生の歓迎イベントとして開催されたDuck Tourについてお話します。
1.オリエンテーション
■ 初っ端から立ち回りをミスる―衝撃の事実
集合時間が確か9:00とかだったので、遅れたくないの気持ちで早めに行ったらまさかの誰もいない。。一人さみしく提供された朝食をとっていたら、9:00くらいにたくさん人がドバーーっと来た感じでした。
驚いたのは、みんなすでに仲が良いというか知り合いの感じで入ってきたこと。え、今日がはじめましてじゃないの!?と思っていたのですが、なんと留学生どうしで寮は同室になるのが普通らしく。。私はノースイースタン大学の正規生の子と同室なので、全く予想していませんでした。
話してみると前期(秋学期)だけ参加の学生が圧倒的に多いことにもびっくり😳。日本から来た学生は全員秋春両方、つまり1年のプログラムなのでそれが普通だと思っていたのですが、ヨーロッパなどから来た学生に聞くと「さすがに1年は長すぎ、ホームシックになる」や「そもそも私の大学では半期の選択肢しかなかった」などの声があり留学に対する考え方の違いも見受けられました。
■ 留学生=英語苦手仲間、ではない😇
いくつかのテーブルに分かれて最初なんとなく会話する流れになったのですが、左隣に座っていた学生たちがあまりにも英語が上手すぎて、「これ私やばいところ来ちゃったかも…」と自信喪失。ただ出身を聞いてみたらオーストラリアとイギリスの学生が集まっていたテーブルだったことを知ってほっとしました。ネイティブやんけ。
また、皆が皆自国から留学しているわけではなく、例えばトルコ出身だがオランダの大学に在学していて、今回アメリカに交換留学に来た、など、もともとが留学生である学生も多くいました。
もちろん大学の授業を受けるのだから英語力があることは前提なのですが、なんとなく、英語のスキルアップや国際経験を兼ねて英語圏に留学するのが普通というイメージが勝手に合ったので、いろいろな留学の形があるのだなと考えさせられました。
■ 日本の大学とここが違う!
オリエンテーションでは、大学のシステムや授業について、また困ったときの相談場所など、留学生担当オフィスから様々な紹介がありましたが、日本の大学との違いを感じた点が大きく2つありました。
1つ目は、メンタルヘルスやハラスメントなどに関する相談場所や機関が非常に充実していること。オフィスの方もどんなささいなことでも連絡してほしいとおっしゃっていて、カウンセリングのようなものに対するオープンな姿勢が印象的でした。
2つ目は、大学専属の警察がいること!警察といえば緊急時にはアメリカでは911に電話するというのが普通ですが、アメリカには市・州・連邦と複数の階層で警察組織があり、911に連絡すると一旦上に上がってしまうので、実際に警察が対応してくれるまでが時間がかかります。しかし、キャンパス内、あるいは近辺では大学の警察に直接連絡すれば、大学の警察がすぐ来てくれることになります。また、ボストンの市外、あるいは州外にいたとしても、大学の警察に連絡をしてくれれば、適切な組織が対応にあたれるように協力してくれるとのことでした。
日本ではそもそも警察をキャンパスの中に常駐させることはあまり考えられないので(随所に交番があるから不必要とも考えられる?)はじめは驚きましたが、いくら治安の良いボストンとはいえ、「もしも」を考えると、学生生活を送るうえでの安心につながる素晴らしいシステムだと思いました。
2.Duck Tourを楽しむ
■ Boston Duck Toursとは
オリエンテーションの翌日は、ボストン観光として有名なDuck Tourに参加。
Boston Duck Toursは、Duckと呼ばれる水陸両用車に乗って主要な歴史的観光名所をグルッと回り、Charles RiverからのBostonとCambridgeの景色を楽しむツアー。ガイドさんのジョークも交えた面白おかしい案内も魅力的です。
普通に申し込むと結構高いらしいのですが、今回は留学生企画ということで無料で参加することができました。
■ もうすでにグループができている雰囲気…?
大学から出発地(Prudential Centerのあたり)まで歩いたりしていく中で、前日のオリエンテーションなども踏まえなんとなくグループができていったような様子。体感ですが、ヨーロッパの子はヨーロッパ同士で、アジア人はアジア人同士でつるんでいる感じがしましたね・・・
■ 好きだわぁ、この街
Fenwayの方には散歩に行ったのですが、北の歴史的な地区には行ったことがなかったので、新鮮でした。ガイドさんが"Dunkin's at every corner"というように、通りに一つはあるスタバよりも身近なカフェチェーンがダンキンドーナツ(まるで東京のコンビニのよう)。実は発祥地がボストンです。
川からの景色もとても綺麗でした。Cambridge側にはMITやハーバード大学などの名門大学がありますし、現代的な高層ビルと、歴史的なレンガ造りの建物が共存するBoston側の景色にも、アメリカの港湾都市の趣を感じました。
Duck Tourを終えて思ったこと。
「ここ来て良かったぁ。」
もともと都会が好きな人間なのですが、郊外や田舎の大学では耐えられないと思っていた節があるので、治安が良く、小さくまとまって電車移動が便利な大規模都市というのは、私にとってぴったりだったんじゃないかと思います。これからさらにBostonのことを知りたいと思った一日でした☘️
次回はアメリカでのお金事情についてお話するつもりです!
それではまた👋