アップグレードに4万使ってみたぶっとび平社員
どうもこんにちは。みいです。
いろいろととち狂ってきた大阪ホカンス編3つめです。
前回の記事も載せておきます。
宿泊階に到着して、英語で階を告げるエレベーター。
ドアが開くと、かっこいいエレベーターホールが視界に入った。
本当にダイアゴン横丁に初めて行ったときのハリーの気持ちが今なら分かる。
わくわくするし、自分がこの空間に足を踏み入れても良いんだという、あたたかい自信のような、誇りのようなものに包まれた。
そして、この先には絶対自分を幸せにしてくれる何かがあることを確信した上で一歩を踏み出す。
こんな経験ってそんなに多くないと思ったし、こういう一歩を増やしたいとめちゃくちゃ思った。
絨毯を踏みしめながら廊下を進む。
コーナールームなので、部屋を探すのはそんなに難しいことではなかった。
なんてったって廊下の突き当り、角部屋だけを目指せば良いだけの話だからだ。
そして遂にたどり着いた私の城。
ドアを開けてすぐ「わあっ、、、!」と声が出た。
旅番組とかでしかありえないと思っていた嘘くさいリアクション。
どうも私のリアクションの引き出しにはそれしかなかった模様。
渾身の「わあっ、、、!」は広大な空間にすぐ溶けて消えていった。
10秒くらい立ち尽くしてみてもやっぱり広すぎた。
さすがに広い。
気になりすぎて調べてみたら66平米だった。
この間の夏に、30平米くらいの部屋に泊まってうきうきしていたのに。
軽く倍になった。
66平米は36畳、約20坪だとグーグル先生が教えてくれた。
36畳。
軽いお城の広間くらいあるのでは?殿が座っていてもおかしくないのでは?
そして"広い"のあとに、景色の良さにテンション爆上がった。
Sさんの言ってくれた通り。
大阪の街のことは全く知らないのに、とっても良い眺めだった。
窓にへばりついて眺めていたら、あることに気付いた。
この窓でかくね、、、?つまり天井高、、、いね、、、?
そう、天井も高かった。
素人の目測でも、ガチで3mくらいあった。
海外の方に合わせるとこのくらいあっても良いのだろうけれど、空間の使い方がとてつもなく贅沢。
もう笑うしかない。
ベッドにダイブという恒例行事も忘れ、とにかく景色を眺め、部屋を探検していると、ピンポーンとベルが鳴った。
お兄さんが荷物を運んできてくれたのだった。
こういうお兄さんはなんと呼ばせてもらうのが正解なのかわからない。
ポーターというのか??
こちらも恐らく中国の方で、とてもさっぱりとした爽やかなお兄さん。
なのに彼が手に持っているのは年季の入ったpatagoniaのリュック。しかも青の。(年季入りすぎて写真自粛)
日頃リモワやヴィトンのようなものを運んでいらっしゃるであろうお兄さんが今日は私のリュックを持っている。
なんだかちょっと微笑ましかった(?)
「どちらに置きますか?」と尋ねられたものの、なんだか申し訳なくてそのまま直接手渡ししてもらった。
バトンは受け継がれた。ありがとうお兄さん。
リュックからPCを取り出しセッティングする。
デスクも大きくて丸い。
部屋に入った時には部屋が広すぎて小さく見えていたが、座ってみたらデスクも大きいことに気付かされた。
見たことはないけれど、マンタくらいあるのでは。
デスクの大きさに感激している暇はなかった。
なんと10分後にある約束をしているのだった。
ちきん騒動とチェックイン王になっていたせいで予定が押している。
富豪の生活も楽ではない。
準備が整ったところで、ほっとしていると部屋の電話?が鳴った。
なんと言って出るのが良いかわからなかったので、とりあえず仕事の電話のように名乗って出てみた。
Sさんだった。
「お部屋はいかがですか?」ときいてくれたので、最高です!!!と伝え、おすすめしてくれた眺望がめっちゃ素敵です~と感謝を伝えた。
ここでもやはり丁寧に、気持ちを乗せた言葉で対応してくれるSさん。
最後に、「何かありましたらいつでも私を呼んでください。」という台詞を残して終話したSさん。
かっこいいなあ、その台詞。
言ってみたいと思った。
いや、多分仕事で言ったことはあるんだけれども、本当に気持ちが乗っていて安心できるし、頼りたくなる一言だったから、かっこよく感じたのだと思う。
Sさんのかっこよさに浸っていると、もう約束の時間だったのでzoomを立ち上げる。
そう、約束とはイロさんとのコーチングの時間だった。
前回のコーチングで次回はコンラッドからお届けすることをお伝えしていたので、繋がった瞬間とりあえず2人でうふふふふ、、、となった。
ルームツアーして、部屋からの景色も見てもらって、アップグレードかました話をした。
いつもそうだけれども、また別の角度で濃いコーチングの時間になった気がしている。
コーチングをはじめていなかったらこんなところには来ていないので、改めて感謝したい。
終わってからメモを整理するためぶつぶつ言いながら文字を書いていた。
一息つくためにお茶を淹れようとしたが、飲み物たちの設えも完璧。
現代アートのようなフレームに浮かぶ茶器やコップたち。
カウンタートップもぴっかぴかのつっやつや。
黒の中に赤のアクセントが映える。
お茶をすすりながら、今こんな素敵な空間にいるのもチェックインの時にチャンスが降ってきたからだなあとか思っていたとき、、、
「あっっっっっ!」と声が出た。
チェックインがcheck-inに頭の中で変換され、それを頭の中で発音したとき、完全に「ちきん」に聞こえたのだ。
「ちきんですか?」というのは「チェックインですか?」というホテルのエントランスで至極当たり前に交わされる会話だったのだ。
ロングコートの爽やかお兄さん、まじですみませんでした。
今から1階に降りて謝りに行こうかと一瞬思うくらい申し訳なかった~。
ごめんとありがとうの気持ちで天を仰いだ。
謎が解けてしまったら、なぜわからなかったのかがわからないくらい。
まあまあの虚無感に襲われつつぼーっとしていた。
いやいやいや、ぼーっとしている暇はない。
そうなのだ、私はこれからメインイベント、『エグゼクティブラウンジ』を体験しに行かなくてはならないのだ。
Sさんにもらったラウンジの案内の紙をもう一度よく読む。
ドレスコードがある。
スマートカジュアルではあるが、冠婚葬祭以外でドレスコードを気にすることってあっただろうか。
時刻は17時過ぎ。
ラウンジでは18時からイブニングカクテルというものが始まるそうだ。
なんだなんだ??何なのだ???どこからどう考えても絶対に大人の時間のやーつ。
スリッパからVALENTINOのブーツに履き替え、お気に入りのリップを塗り直した。
何を目撃し、聞き、感じられるのか。
真相を確かめにジャングルの奥地に向かう
、、、、、くらいのどきどきを胸に携えるぶっとび平社員なのであった。
絶対にラウンジでの経験を忘れたくないのでメモ用紙とペンを持って行くことにしました。
もうなんかの覆面調査員なのかなと書きながら改めて思っているのは、私です。
今日もここまで読んでくださってありがとうございます。
ではまた次回。
#みい旅 #アップグレード #コンラッド #クラブラウンジ #今後身の丈に合ってくるシリーズ