おしゃべりアート@500m美術館
500m美術館は、札幌市営地下鉄の大通駅とバスセンター前駅をつなぐ地下コンコースにあります。HPはこちら https://www.500m.jp/
その500m美術館の近くにお住まいの方からお誘いがあり、11月16日に一緒に作品鑑賞しながらおしゃべりしました。
当日は、お子さん4名と大人の方9名にご参加いただきました。
鑑賞した作品は、The WALL vol.5「元の素の謎を秘めた初源の森」です。大西洋さんの作品です。
「黄色の背面に描かれているものは何だろう?(写真参照)」という問いかけから、おしゃべりが始まりました。「どんぐり?貝殻?」など有機的な回答がポンポン出てきました。合わせて「背景の黄色の流れが素敵、どうやって描いたのか知りたいな」など制作過程についての疑問も出ました。
作品を端から順に見ていきます。とても鮮やかな色や様々な形で描かれたキャラクター達を見ながら、「色は、、、形は、、、表情は、、、それぞれの関係は、、、そもそも何なの?どこにいるの?」など、感じたことや考えたことなどが次々に出ました。
「植物かな、動物かな」「海の中に暮らしている」「おじいさんがいる!」「ゲームでいうと火属性!」「黒いのはばい菌で、緑のはやられないように守っているんだ」など物語も広がりました。
ワークショップのエリアに入りました。今までのエリアとはくらべものにならないほどの、色の混じり方や複雑な塗り方に、「わー!!!すごい!!」と声があがりました。
「このエリアはすごくエネルギーを感じる」「元気いっぱいだ!」から、「作家さんだけでなく、色々な人たちや子どもたちが描いているから多様性を感じるのかな?」など、感じた背景についての分析などのご意見もいただきました。
最後に、今回の企画に対する感想を伺いました。
「作品がどのようなものか知れて良かった」「物語がつながっているという感覚を持てた」という作品のことや、
「普段散歩コースで歩いているけど、じっくり見たら面白かった」「下書きの線が見えた」など気づいた点を共有したり、
「友達に誘われてきたけど、みんなで話せて良かった」「絵を見て感じるとか普段考えないので、面白かった」など対話や鑑賞の楽しさを伝えていただきました。
「普段、美術館の手前で改札に入るから、美術館があるとは知らなかった」という方や、「どういう団体でどこに所属しているの?」「アーティストとお友達?」「ボランティアなんだ!」など、500m美術館のことや私たちへのご質問などもあり、今後の活動へのヒントをいただきました。
東北連合町内会青少年部をはじめとして、ふくまち推進センター、福祉部、青少年育成委員会、東北子ども会のみなさまには、一緒に作品鑑賞しながらお話する楽しい機会をいただき、ありがとうございました。また、ご一緒できたら嬉しいです。