60歳の先輩と、私のマップ
先輩の女性が、仕事中に足を引きずっていた。
前からだったかな?
持病持ち(日本語…)の私よりもずっと、しっかり動ける人で、姿勢がきれい
仕事ぶりが気持ち良い
さらっと、気さくに話しかけてくれる、
皆の頼れる存在。
こんなところに置いて失礼、と鮭缶を持っている。
若い子がカルディで買って来てくれたの、美味しいんだって、と。
足のことを聞こうかと躊躇しているうちに、交代の時間になった。
夕方に職場から連絡があった。
先輩女性は、勤務中に足を痛め、骨折していたそうだ。
しばらくは休職。
カバー、できるかどうか…
私には長年いる彼女の代わりは無理、
体調を整えて、目の前の仕事をこなすのみだ。
私は夜中、老後を考えた。
母の老いと、相互にフォローしている方とのやりとりが最初のきっかけ。
次いで、先輩の負傷も。
私はどう生きて行きたいのか、書き出した。
やりたかったこともたくさん
いつするか
その為にはどうするか
頭に浮かぶことはあっても、順序立てて書き出すのは初めてかもしれない。
ずっと囚われていた、怒り、憤りや苛立ち、悲しさからは、すっと離れていた。
経済状況は決して楽観視できないのだけど、
なぜか、明るく思えたのだ。
何とかなる。
闇雲に不安になったりはしない。
今からでも備えられるところは備えよう。
そう思えるのは、老いの姿を見せてくれる両親のお陰かもしれないし
私が闘って図太くなったからかもしれない。
いいなと思ったら応援しよう!
お気持ちは、大好きなピープルツリーのチョコレートに、
そして目標のために、大事に使わせていただきます。