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ひとり親一人っ子の居場所と、菜の花のレシピ

昨夜は娘のチーム練習。
一部の地域では吹雪で運転が危険になり、
休む子が数人。

練習後、娘は更衣室で大好きなハナちゃんとおしゃべりしていたので、
早めに出てと促した。

年上のしっかり者、ハナちゃんは人相がいい。
いつも微笑んでいるようなお顔。
仲間はずれの娘を心配していたと聞いた。
姿を見ると、たえこおいで、と手招きする。
ご近所のリンちゃんも、ハナちゃんも、
優しいこの人達を拝みたい。

直ぐに体育館を出て家に向かう。
ホワイトアウトの立ち往生はなるべく避けたい。

娘は後部座席で、牛すじスープ美味しい〜と言っている。
万事のんびり、ゆったりの人。
時に心配にもなるくらい。
幸いひどい吹雪には遭わず、道も滑らず走りやすかった。

凸凹道ではスプーンが危なっかしいので
私は、はい、凸凹来ます!!
食べるのやめー、とアナウンスする。

住宅街では時々、
マンホールの上だけ雪が溶けたへこみに
タイヤを取られる。
ドライブレコーダーが
“ショックを検出しました”と言って一時停止するから
車体にはあまりよろしくないのだと思う。

通い慣れた、どこまでも畑のバイパスは、
廃線危機にある電車路線と交差している。

昨夜は、なんと初めて列車とすれ違った。
建物のほとんどない真っ白な畑の中、
ぼんやり光る列車は
音もなく陸橋を渡り、街へと向かった。
吹雪だと音も聞こえない。

これはエモいと言うやつだねーーー
娘は声を上げて列車の明かりを見送り
危ないからお母さんは振り返らないでね!、と言った。

あの電車って、どこら辺から来るの?
しばらくして始発駅を聞かれた。
前にそちら方面に行ったことがある。
夜中の3時頃に車で出発して、数万の白鳥やマガンが一斉に飛び立つ、寝ぐら立ちを見に行った。
“色々あった”私達が、何かから逃げるわけではなく、真夜中にドライブに出掛ける。
それだけで心が弾んだ。
その辺りも、今では廃線になっているらしい。

春には菜の花畑がきれいみたい
サイクリングしたいなあ。
娘は、いいね、タケル達誘おう!
幼馴染の名前を出した。

アウトドア一家で、娘達が小さい頃は、
季節ごとに一緒に出掛けた。
今では互いに忙しいので、
早めに約束しておいた方がいいかもしれない。
お花の時期に、タイミングよく一緒に遠出できるといいのだけど…

今朝は風が強く、
友人宅での朝練は中止にすると連絡が来た。
行く気満々で車の雪おろしを(雪おろしは渋々)していた娘は、
仏頂面になった。

最近、学校行事で雪のランタンを作ったが
風でロウソクの火は次々に消えてしまった。
ボランティアの親達が持っていたチャッカマンの火も
軒並み点かなくなるほど。

娘達はランタンそっちのけで雪山に埋もれておしゃべりを始め、
若い先生は理科室にマッチを取りに走った。


娘は雪おろしは半分で止め(!)家に上がった。

基本的に家でごろごろしていたいのに
チーム練習、友達との練習はとても楽しみにしている。
寝坊しても、マイナスの気温でも、通う。
疲れた、休みたい、とは言ったことがない。
数年間一度もないので感心する。
年上の友達何人かはお姉さん的存在みたいで
友達家族も大好き。
誰かいるから、行きたいのかな。

仲間や、家族。
私は娘以外の家族はもう要らない。
元夫、離婚訴訟、今は両親と付き合って、
家族なんて面倒!、と呟いてしまうことがある。
義務的に一緒にいることはない。
そんなことが、娘に影響しているかもしれない。

一人っ子で、寂しい思いをさせてごめん。
家族を持つことに希望を持たせてあげられないことも。
ひっそり謝る。


今日は買い出しは中止、
冷蔵庫の在庫整理をしよう。

菜の花がほんの少しだけある。
私はポテトサラダに混ぜたり
オムレツにするのが好きなのだけど
お味噌汁に入れるくらいしか残っていない。

noteで、菜の花の納豆というレシピを見つけた

これ、とても簡単でいいなあ。
我が家の定番“こまつなっとう”
(小松菜、えのきを刻んで茹でて、納豆と和えるだけ)に
もう一つ野菜のバリエーションが加わりそう。

色鮮やか。
菜の花は、気持ちを少し明るくしてくれる。

こちらも、参考にさせていただきます!


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