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子ども部屋おばさんの当番と、そのひねくれ母と、読みたい本

タイトルがグリム童話みたいになった。

昨日今日、自分の部屋に篭っていた私。
夕飯は私の当番なので、ごそごそと這い出して台所に立つ。

母も風邪気味らしいが、寝てはおらず、
大相撲を見ながらiPadでソリティアをしている。
どっちだ。

父は、何やら原稿をバチバチ打っている。
昼寝、物忘れが多くなったが、
毎朝の散歩、原稿バチバチ、趣味の集まりに出掛けていくのは続けている。

あまり元気がない時は、レシピを見なくてもいいものを作る。
夕飯はけんちん汁と、小松菜とえのきの納豆和えになった。

娘が合宿から戻るのは遅い時間。
家からは40分ほどの大学の駐車場で解散する。
一部の家庭のように、そうたびたび外食はできないし、
そうたびたびコンビニおにぎりだって買ってはいられない。
幸いスープがあると喜んでくれるので、けんちんをスープジャーに入れた。
あとはおにぎりを持って行く
これで一安心、
また部屋でゴロゴロ。

迎えに行くついでに買い物もしようか。
また起きて、冷蔵庫の在庫を見に行く。
母は旬の魚が嬉しいようだ。
同居する前は、宅配中心で冷凍の魚が多かったみたい。

でも、買い物は、わざわざなら行かなくていいと言う。

何につけ、私に、恩に着せられるのが嫌みたい。
姉が電子調理器を母にプレゼントした時も、そう。
姉がいないところで、
“こんなに大きいの困る”とか
“高いものを買い与えて満足でしょうよ”とか。
単純な私は、ただただ、何それ!?と呆れる。
母のご機嫌が良くない時だったかもしれないけれど。

時にそのひねくれ感は私にも向けられる。
決して他人、私の娘にも見せない本音。
面倒な人だなあと思うが、スルースキルを磨くことにする。

何年続くかはわからない、同居生活。
きっと数年後には私のスルースキルはピカイチだ。

魚と言えば、
最近Instagramで紹介されていて読みたい本がある。
ピアノ調律師、という物語も、読んでみたい。
優しい気持ちに触れたいのだ。

シングルマザーは考える。
マーケットプレイスに出るのを待つか。
図書館にリクエストして待つか。
本好き上司が持っているかも。

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