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毒電話と、面会強要 


元夫が、私達の住む実家に電話を掛けて来た。
父が電話に出ると、
娘は“じじ、ブロックして、嫌だから”と言い、
ブロックの概念のない父は意味がわからない様子で呆然とする。
ひとまず父に謝り、私のスマホに切り替えた。

娘は、父親との電話を嫌がり、
話の途中で私にスマホを渡し、
耳を塞いで隣室に消えた。

私が相手にその事を伝えると、
相手は、娘と話をさせて欲しい、と繰り返した。
あなたがブロックしていたから、何週間も娘と会えず、話せなかった、とも。
私は、話したくないと言っています、と答え、
押し問答が続いた。
娘は少し顔を出し
ブロックは私がしたのに、またお母さんを悪者にしてるんだね
お父さんの声が隣の部屋まで聞こえる
、と言い。
今度は二階に行った。

相手は、では警察か上の人に言わないといけない、と呟いた。
私は、行くなら精神科へどうぞ、と答えた。

上の人に言う、というのが、ただ滑稽で、
相手の未熟さを際立たせていた。
また娘の周囲を騒がすという脅し。
そう言えば私がフォローに動くと思っているようだ。
その度に、娘の父親への気持ちは冷めていっているのに。

早く気づけ、みっともないぞ。
正当な抗議と、言いつけをすり替えて
自分の思い通りに事を運ぶため、
しょっちゅう大人を利用している子どものようだ。

いわゆるリーガルアビューズ。
例えば相手がまた通報すれば、どこの警察も、
相手をストーカー扱いし
私には警戒するようにとまた言うだけだろう。
相手を逮捕して欲しいくらいだが、
相手は逆恨みを募らせるだけだろう。

私はもはや痛くも痒くもないが、
昼逃げだとか、実子誘拐という言葉で、虚空に向かい叫ぶのかもしれない。
漆黒の翼か!?
(娘が好きなギャグ漫画に出て来るキャラ。
中二病というやつか。)

なお、それらの言葉
“実子誘拐”“昼逃げ”は
あらゆるDVから必死で避難してきた人達を、
さらに不当に貶め傷つけるものだ。
主に加害者が使う言葉。



黙って聞いていた私の父は
みっともない男だな、嫌がっているのにと呟いた。
悍ましいし、娘が、ただ気の毒だと。

娘は、ここ数年おさまっていた爪噛みを始めた。

私は、持病の発作で寝込んだ。
酷い吐き気に、自分がびっくりした。
娘の言葉の重みを、受け止められなかったせいか。
娘の言った事はまた別に書きたい。

今朝は落ち着き、改めて思う。
いなくていい。
相手に繰り返し思うことは、それだけ。

加筆。
娘も、私も、実によくやって来た。
馴染んだ暮らしを捨てて、多額の費用を使い、
勇気を持って逃げた。
あのモンスターと、よく闘った。
私達は誇っていい。
そして嬉しいことに(続く)



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miomioみお
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