憂いの月見バーガー
母、私ともに、体調がいまいち。
受診すると、
コロナではなく、しつこい喉の風邪のようだ。
そうだ、夕ご飯、マックにしようか。
月見バーガー、終わる前に
私は疲れていると、その手に出る。
子ども時代、ファストフードおよび外食に行くのは、年に数回未満だった。
母は、添加物入りの物も買っていなかったようだ。
私達きょうだいが成人する頃、
母は、急にお役御免といった感じになり、
食生活が緩やかになった。
母は意外と、ファストフードも好きだ。
いいわねと言いながら、
私はお父さんに何か買って来て貰うから、
たえちゃん、みおさんは、行って来たら、と。
引きこもり母、やっぱり何処にも行かないか。
娘とマックへ。
娘に聞かれる。
最近仕事どう?楽しい?
これは、何か話したいみたい。
仕事、楽しいよ
つまんないこともあるけど、概ね楽しい。
たえこはどう?
うーん、9割はまあまあ
1割はモヤモヤかな
娘は、こうして気持ちを打ち明ける時がある。
ただ、それが本音なのか、見えにくいことが増えた。
行きつ戻りつする話を聞いてみると、
最近ストレスになっているのが
・私の高齢の父の頑固さや、思い込み、
(娘はおはようと言ったのに、
父は新聞を読んでいて聞いていない。
直後に挨拶をした方がいいと娘をたしなめたりする、など)
・父に万事イライラしている私
・ネットを(長々と)見ていると、私に口煩く注意されること
勉強は困ってない、と言う。
学習障害に近かった私には、羨ましい返答。
自宅となった実家には、娘の友達がたびたび来ているる。
娘は、古く、あまりきれいとは言えない部屋にも、
思うところがある様子。
これは言いにくいようだった。
話しながら
こんなことを娘は聞きたくないだろうなと思う。
私は下手くそだ。
ちょっと、話中にごめん
これ最高にうまいよ
しかし、見事にノー野菜だわ
娘は明るく言う。
さすが毒親サバイバー、スルースキルは抜きん出ている。
私も毒親の自覚あり。
そうだ、学校もつまんないの?
そう聞いてみる。
◯子と、△子だけは、楽しい。
□子も、まあ楽しいかな。
あと、習い事だけは楽しいかな。
その割に色んな子とゲラゲラ楽しそうだけど、、、
推しやらYouTubeのことを話し出した娘、
笑顔に、ちょっとホッとする。
話してくれてありがとう、
また息抜きしよう
うん、今度はイタリアンのお店行きたい!
娘はにっこり
私はお蕎麦くらいがいいんだけど、、、
できることは
私の、イライラのコントロールが第一なのだろう。
そして、
期限を決めて、見切りは早くつけよう。
両親とは同居ではなく、
近居に切り替えることも、考えよう。
それなら、また転校させなくてもいい。
家族でも、距離は必要。
これは離婚において学んだ教訓。
月の出ていない道を帰りながら、思った。