娘の横顔、ヤマザキマリさんの言葉

娘がしょんぼりしていれば、私もしょんぼり
調子に乗って生意気な態度でいると、ちょっとうっとおしい
キリッと引き締まった顔で集中していると、胸が熱くなる
ふんわり笑っていると、お花のようだなと、暖かい気持ちになる

私はどうか
どんな姿を見せているのか
見せられたものじゃない、という姿ばかり
ごめんね

小さい頃から、諍いや、悲しい、情け無い場面を沢山見せてしまった
家裁の調査記録には“気丈な子”と書かれていた

私だって、あなたが見せてくれたように
素敵な顔を見せたい
こんな大人になりたいと思える人達と、
出会って欲しい
図々しいかもしれないけど、
そんな大人になりたい

とにかく社会の中で面白楽しく生きている親としての姿を見せることだけしか、念頭に無かった

ヤマザキマリさんのエッセイより

娘が、未来を明るく思えたら
そう願って生きている