大喧嘩と、牛すじ大根
今朝、私は父と大喧嘩をした。
発端は母の咳。
長らく風邪症状があり、咳が辛そう。
しかし、病院には行かない。
私が送って行くと言っても行かない。
自然治癒は理想だけど、既に10日は経って生活に支障が出ているではないか。
今月、娘は
姉が、旅行に連れて行ってくれることになっている。
今、風邪を引き、悪化したら。
飛行機代、ホテル代は無駄になる。
数ヶ月前から娘の誕生日のプランを立てている姉の気持ちも。
それからレギュラー入りしたチームで、一年で一番重要な試合が始まる。
ここまでハードな練習をして来て
ようやく試合で力を発揮し始めたところ。
私は母に、せめてマスクをしてくださいときつく言った。
慌ただしく家事を終えて出勤しようとすると
父が母に言うのが聞こえた。
なんだ、家の中でマスクしてるのか。
母は答える。
そう、命令されましたからね!
命令って。
一言でそう片付けられて、悲しくなった。
私だって、沢山の人相手の仕事で、周りには妊婦さんも赤ちゃんもいるのだ。
かろうじて、私は風邪気味で受診すると、単なる疲れだと言われたのだが。
風邪だとしても感染源になることは避けたい。
私は看過できず、両親に、
文句があるならその場で言って、と怒鳴った。
聞こえよがしに、いやらしい。
娘も聞いていて嫌な気持ちになると言っていた。
父は言う。
お前はなんだ、態度が悪い!
裁判なんかして、随分とガラが悪くなったよ。
普通は裁判なんてしないんだ。
俺たちは二人で仲良くやってきたんだ。
それを、、、
おばさんになる前だったら。
私は父に怒られて何も言えなかっただろう。
しかし、図太くなった私は言う。
態度悪くもなる。
同居してあなた方の助けになると思っていたけれど、特にお母さん、一日閉じこもっているからか被害者意識が肥大化して、嫌気がさす。
お父さんは私の態度を指摘するけれど、何か探したり、故障した時の悪態は聞かれたものじゃない。
お母さんからも散々お父さんの愚痴を聞かされて来ています。
父はまだ何か言った。
しかし私が、鬱憤と共に全て叩き潰し言い返したので、
父は、あー、もう出ていってくれ、と怒鳴った。
結構です。
とっくに賃貸探してます。
つい昨日も、お父さんが電話の主電源を切ってしまい、電話がおかしい、インターネットがつながらないと騒いで、私がどうにかしたばかり。
私が介入しなければ変なリフォーム業者に騙されそうになったりもしましたね。
もうお手伝いできませんけど。
私が言うと、父は黙った。
すっかり弱くなったなあ。父も母も。
こんなことでいがみ合うとは。
(続く)