すぐできる、異文化間コミュニケーションで気をつけること(2)
通訳をしてると、ほんとうに、日本にもすごい人たちが沢山いて、この人たちの良さが、もっともっと世界に広がったらいいなぁと思うことが多いです。
でも、同時に、些細なことで、それがうまく伝わらないのを見るたび、なんてもったいないんだろうと。そこで、ちいさいことでも、知ってると知らないで全然違う、これを知るだけですぐに効果のあることをひとつ、紹介しようと思いました。
I thinkをやたらつけないということ。
それは強調するつもりでI thinkを使わないことです。
「~~と思いますっ!」というと、日本語では、とても潔く、強く、感じますし、ザ・青年の主張という感じです。
でも、I think で始めてしまうと、英語では逆に弱くなってしまうんです。
「と、思う。よくわからないけど・・・」までは言ってなくても、「私はそう思うよ。よく知らないけど。」って(同じだ(笑))感じが、どこからか忍び入ってしまう。
だから、本当に、そう思うだけで、確かじゃないならI thinkでいいんですけれど、そうじゃなくて、例えば、「それ、絶対いいアイディアだと思うよ!」と言いたいときは"That's a great idea!"とぜひ言い切ってください。
みなさんの説得力が5割増しになりますし、
みなさん自身の決断力が高いのも伝わります。
検定試験のスピーキングテストや会社のプレゼンなんかでも、強調したいときはI think は使わずに、ぜひ断定をお勧めします。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。これからも頑張ってお役に立てることを書いていきたいと思います。最後に演習をつくってみましたので、試してみたい方はどうぞ。
演習
どれも、thinkがついて弱腰です。断定して、キリっとした文に直してあげてください。ちなみに、2,3,4はもとは有名なセリフ。答に誰の言葉か書いています。
(1)I think we should sell online.(「オンラインで売るべきだと思います。」)
(2)Yes. I think we can.(あのころはよかったなー。遠い目。)
(3)And yet, I think it moves.(「それでも〇〇は・・・」ってこんな簡単な文だったんですね!)
(4)I think planet earth is blue and I don't think there's anything I can do.(もう星になったあのスターの歌詞なのですが、thinkいれるだけで気が弱そうに。)
サポートしてみようかなと思ってくださったら嬉しいです。みんなが英語を楽しんで話せるといいな~。