【普及はムリでは?】テレワークを導入した技術系研究開発職の職場の実際
今後の外出禁止等の指示が発令された場合に備え、製造業である私の会社でもテレワークが導入されました。
ですが、「私の所属している環境ではテレワークは定着しないだろうな」というのが正直な感想です。
テレワークが導入しにくい職種もある
日本でいつ外出禁止になるかわからない状態にあると思います。
そのため、私の所属している研究開発の部署でも、テレワークが導入されました。
研究開発職という職業柄、テレワークは強制ではなく任意です。
業務内容はデスクワークや会議、打ち合わせで完結するものではなく、会社に来て実験をしなければ業務が成り立たないからです。
テレワークは制度の運用の構築が大変そう
でも、急な導入だったため、テレワークの制度運用の詳細は詰められておらず、取得も強制ではなく任意という状況。
50~60代の上司の価値観にはそぐわず、テレワークに否定的な意見もあり、テレワークは取得しづらい雰囲気であり、制度は形骸化しつつあります。
「旧態依然」考え方とか価値観はそう簡単には変わらないんだな、ってまざまざと実感しました。
テレワークの生産性は高い
テレワークを行いましたが、個人的にはテレワークは生産性が高いです。
「成果物を出す」ことでしか、自分が仕事を行ったことの証明にならないからです。
本来なら、労働で成果を出したことの対価が賃金なので、あたりまえのことではあるのですが…
事務所にいれば、勤務時間扱いになる今までよりは、シンプルに成果主義に近づきやすいとは言えます。
これまでは研究職という間柄、「考えすぎて疲れた…」という場合は、気分転換に実験ができるようにスケジュールを組むこともできましたが、在宅勤務だとフルで頭脳作業になるので、正直8時間仕事をするとぐったりします。疲労感が半端ない…
テレワークは通勤や化粧、着替え、お弁当の準備といった作業の不要になるため、体力が消耗しにくく、集中力が高いので、余計につかれる側面もあると思います。
不毛な作業にとらわれないので、今まで8時間かかっていた作業が5時間程度で終了するので、かなりテレワークの生産性は高いと感じます。
テレワークは普及するのか
じゃあ「テレワークは普及するのか?」と考えると、どうなんだろう…?と思う部分はあります。
今は導入し始めで緊張感があるので、集中していますが、気のゆるみがでてきたら…?
「自宅だと仕事に集中できない」というタイプの人もいると思います。
なにより、仕事中の人との雑談の中なら解決の糸口が発見できたり、通勤中に何気なくみた人や風景からアイディアが生まれることがあると思います。
でも、テレワークにはこういった雑多な刺激はありません。
「なんで何者にもとらわれない働き方ができるはずのフリーランスや自営業の方がコワーキングスペースに集うのか?」
個人的には不毛なストレスがないテレワークは今後も続いてほしいですが、最適な働き方なのか?難しさを感じます。
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