新しいメンバーが「自分ごと化」するために
はじめまして。こんにちは。ミオです!
企業でクライアントとサービスデザインを行っているワークショップデザイナーです。デザインを行っていく上で気づいたことをメインに記事を書いていこうと思います。
アイデアを実現するにあたり、既存の事業部と連携したり、違うチームのメンバーがジョインすることがあると思います。
アイディエーションから参加していたメンバーはプロジェクトやサービスを一緒に創り上げているので、自分ごと化されており、プロジェクトへの愛もあります。
新しいメンバーにプロセスや変遷を説明しても、言葉で理解できても「なぜいいのか」「どんなところがどういいのか」「これから何を優先して実現化していくべきか」を伝えることはとても難しいです。そして、元々いたメンバーと同じくらいそのサービスを思い入れることは更に難しいと思います。
自分ごと化できないとなぜいけないのか。
それは既に自分ごと化されている案や、簡単に効果が得られそうな案に流されてしまったり、実現に向けての熱量が十分でなかったり、既にいるメンバーたちと一緒に同じ方向を向いて進めることができないからです。
そして、作られたアイデアだけを見ると自然と「アイデアの評価」をしてしまいます。(評価して欲しい訳じゃないですよね)
そんなとき、有効なのが「一緒にアイデアに対してワークを行い、プロジェクトに対するチェックインを行う」ことです。
ワークの内容はアイデアをブラッシュアップするでもいいですし、別々に進めているアイデアを一緒に進めるにはどうしたらいいかでも、アイデアにまつわる内容なら何でもいいです。
アイディエーションをしたメンバーが自分ごと化できているのは、自分たちでワークを通じてアイデアと真剣に向き合ったから。
それなら同じことをやればいいのです。
実際にワークをしながらアイデアに向き合うことで「どんなこところがわかっていないか」「どう伝えたらわかりやすかったのか」も見えてきます。
私たちが伝わらないと思っていることは、相手からしても私たちに伝わらないと思っていることが多いです。
説明にたくさん時間をかけるよりも、一緒にワークを通じてアイデアと向き合うことで互いに「自分ごと化」ができ、プロジェクトを進める準備が整います。
「自分ごと化」について言えば、新しいメンバーだけでなく普段行っているワークショップでも自分ごと化されていないとうまく前に進みませんね。そこでワークショップ設計がキモになってくるのですが、それはまた別の記事で。