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Xデザインフォーラムで体感した「自分ごと化」

こんにちは!ミオです。
先日9/7に第5回Xデザインフォーラム@千葉工業大学に参加してきました。

前回の記事からずいぶん空いちゃったし、ネタは鮮度が大切!と言いつつこのタイミングになって反省してます。
文章をうまく書こうとしないという記事を読みましたが、今後はいい事言おうとしないで感じたことを素直にスピーディに書いていこうと思います。はい。

さて、Xデザインフォーラムレポですが、我々は「Xデ」と略しています。短くて書きやすいですね。
Xデは午前中ワークショップ、午後は公演&学生たちによるポスター発表という構成です。

ワークショップは「自分ごと化からはじめる対話と創造」というテーマで、はこだて未来大の原田先生がメインファシリ、東海大の富田先生、富士フィルムの小島さんたちによる設計です。(原田先生は北海道地震直後にも関わらずなんとか駆けつけてくださった。ずっとお話に聞いていてお会いしたいと思っていましたが、想像以上にファンキー!)

ワークショップは「自分が大切にしていること」を紙に表現するところからスタートしました。持ち物でも、行動でも思想でもなんでもOK!とのことで、その紙をもとに人間KJを行いました。

これは初めて体験したのですが、自分の大切にしてることを他の人に話して似ている人たちでグループを作りました。総勢70人近い人たちがいたと思うので会場は入り乱れ、楽しかったですね~!
みんな自分のことを話してるのでとてもイキイキしているのです。私の感覚だと思想を書く人が多かったです。
正に「自分ごと化」されている状態で「始める対話」です。

それからチームのメンバーでチーム名をつけて(KJで言うオレンジ色の付箋ですね)、チームのテーマに沿ってお店を1人1店舗作るというワークをしました。それを並べてワークショップは完了。

似ている思想の方も多かったのに、同じサービスの店舗は1つもありませんでした。普段だったら思いつかないような面白いアイデアもたくさんあって見ているだけでだ楽しい!

個人的に気に入ったのが「夏の風や雪の日などの匂いを嗅げるお店」。一番遠い季節って恋しくなりますよね。それに匂いって思い出が蘇るので、泣いちゃうかも!香水とかアロマ以外で匂いってこんな視点で考えられるんだなと。新しいサービスってこうやって創られるんですね。

今回のワークショップは「自分の内からくるもの」で全員が自分ごと化されていました。内から来るものなのでみんな初対面の人でも積極的に話して自分の想いを言語化していました。
私が今正にテーマにしている「自分ごと化」。仕事や事業のテーマでワークショップすることがほとんどですが、「自分に関わる何か」のワークをアイスブレイクで入れたり、強烈なチェックインをワークショップごとに入れてみるといいかも。

自分のことでなくても、取り組みに気持ちが入れば自分ごと化できるので、リサーチに参加してもらったりデータを読み込んだり、いろんな設計が考えられそうです。

午後の公演もたくさんの方が登壇されていましたが、私にとって考えさせられた内容を紹介します。

コミュニケーションとは自分の考えを相手にぶつけて反応をもらうこと
− はこだて未来大 原田先生

自分の考えを相手に伝えないことにはコミュニケーションにならないんだ、と今更ながら。学びとは「やってみてわかる」ことだともありますが、プロトタイピングもそうですね。ワークショップは参加者の考えや想いを言葉にしてもらわないと始まらない。自分ごと化ができていないと発言さえもできなかったりするので、自分ごと化できる設計は極めて重要だなと。

様々な分野で「Game Change」が起きている。生活スタイルの変化で必要とされる企業価値、不要になる企業価値が目まぐるしく入れ替わってる
− Xデザイン学校 浅野先生

浅野先生自体自分の持っているキャリアを捨てて新しい分野にチャレンジされていて、企業もそうですが個人としてもどんなことが求められ、どんな価値を提供できるか、考えてポジショニングしていかないとですね。(私も秘書からのキャリアチェンジですが、もがきならがら奮闘しております)

「ただサービスデザインできるだけではダメだ」と常日頃ボスに言われておりますが、「このままの価値だけでは衰退してしまう」と思う企業もみんな目まぐるしく入れ替わっている価値をどう捉えていくか、そしてどう自分の考えを相手に伝えていくか。立ち止まっていてはいけないですね。

そんな中、PJを通じて研究した「自分ごと化」について日本デザイン学会秋季大会で口頭発表します。ポスター展示もしますので、是非福岡でお会いできたら嬉しいです!


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