爆笑問題の検索ちゃんネタ祭り 感想
爆笑問題の検索ちゃんをTVerで観た。感想を書いてみる。ぶっ飛んだネタが多くて長尺で見応えあった。
例の如く、公式にタイトルが付いてない物は勝手に仮で付けているのでご了承下さい。
ネタ感想一覧
モグライダー 「歴代相棒の名前」
ドラマ「相棒」の歴代相棒の名前を覚えようという漫才ネタ。それぞれポーズと共に相棒の名前を言うけれど、ボケのともしげさんがいくらやっても上手くいかない。
実は、モグライダーのネタは初めて観た。各所でコメントを見ると、「モグライダーの出来はともしげ次第」という事が書いてあったが、意味が分かった。その時々のともしげさんの噛みっぷりや間違い(調子)で突っ込んでいくスタイルなんだなと。
漫才は噛んだらマイナスというのをプラスに変えようとする新時代の漫才だと感じた。
ラランド 「深夜食堂」
佇まいが渋い食堂にいるお客さん(ニシダさん)がエビフライを頼むと、大将(サーヤさん)がまるでオシャレなカフェのような映えエビフライが出てくる。更にはナポリタンを頼んでも映えナポリタンが出てくる。他のお客さんには普通の素朴な食堂メニューが出るのに何で??というコントネタ。
ラランドのネタも初めて見た。正直、平場でサーヤさんが鈍臭いニシダさんを貶している場面しか見た事ないので、こういうネタをやるんだーという感想 (ツッコミとボケは反対だと思っていた)
ウエストランド 「芸人をやる最終目的を言ってくれ」
元々は、この番組の前説をずっとやっていたというウエストランド(MC爆笑問題と同じタイタンだから?) M-1チャンピオンになったからか、やっと、メンバーとして漫才ネタをやれる事になった。
ネタは井口さんが、俺が何を目標にして芸人をしているのか分かるか?というのを河本さんに問い続ける。相変わらず、各方面に文句言ってるようなネタで、ウエストランド特有の同じ事を何度も何度も繰り返し言い続ける。ちょっとしつこいなと感じるが、繰り返す事で印象に残したいのだろう(多分)
井口さんはネタで河本さんが邪魔だと言っているけれど、井口さんの猛毒は河本さんのボーッとした雰囲気で上手く中和していると思うから、ウエストランドは2人でちょうどいいと思う。
東京03 「嫌いな上司」
上司(角田さん)が、出来の悪い部下A(豊永さん)を散々怒鳴っている。隣の席の部下B(飯塚さん)が戻ってきた部下Aを慰めて、俺はアイツの仕草が気持ち悪いから嫌いで転職したいという。しかし、部下Aは家に赤ちゃんがいて、その赤ちゃんと上司の仕草がソックリで可愛く見えるという。最初は疑っていた部下Bも、言われてみれば可愛い姪っ子と似た仕草をすると気が付いて、それからは上司が可愛く見えて仕方ないというコントネタ。
コントの帝王だけあって、3人とも演技が上手だった。でも、最近は彼らを見ると、どうしてもさとふるのCMを思い出す(ネタと関係なくて申し訳ない)
ナイツ 「吉本のリーダーを吐かせろ(VIVANT風)」
漫才協会で映画を作る事になって、その制作費をもう少し欲しいと塙さんがボヤく事から始まる。
それから急にコント漫才になり、ドラマVIVANTのオマージュが始まる。私はVIVANTは観てなかったが、「別班」という言葉くらいは知っていた。
最終的な目標が、何故か吉本のリーダーを吐かせるという事だったが、最後の方の土下座のくだりはVIVANTではなく半沢直樹だと思う(多分) ドラママニアの塙さんらしい漫才ネタだなと思った。
ロッチ 「うさまる」
子供向けのキャラクターショーで、司会(中岡さん)がお客さん(コカドさん)に「うさまる」というキャラクターを舞台に呼ぶ為にする掛け声の練習を延々とさせるというコントネタ。
正直、私はそんなにはハマらなかった。コントって、同じボケを繰り返すのが多いけれど、私は観ている内に飽きてしまう(それがツボにハマるんだろうけれど)
ハライチ 「もしインターネットの通販サービスをリアル店舗でやったら」
タイトル通りだけれど、もしインターネットの通販サービスを、リアル店舗でやったら?という漫才ネタ。
店員(岩井さん)が、お客さん(澤部さん)に何をお探しでしょうか?と聞いて、とんでもなく分厚いカタログを見せる(ZOZOTOWNよりAmazonの方が分厚い) 選んだ商品を買う為に、新規登録をしたり、ネットの新規登録時のあるある(認証で画像や文字を選ばせたり)を店員から言われて、お客さんがイライラする。
漫才の王道、あるあるネタで結構面白かった。
友近 「青春グラビティー」
老婆(友近)が、青春時代を過ごしたダンスホールで、昔を懐かしむという1人芝居ネタ。
最後に昔踊っていた椅子で、キレキレのダンスを披露して「今見た事は内緒だよ」と締める。
これはお笑いというよりも、本当に1人芝居で舞台とかでやった方が映えるなとは思った。何故、検索ちゃんに持ってきたんだろう。1人ネタだと、どうしてもフリップか芝居になるんだろうか。
スペシャルユニット(古坂大魔王×東×土田) 「売れっ子芸人のショートコント」
バナナマン、サンドウィッチマン、ネプチューン、さまぁ~ず、くりーむしちゅー、BOOMER、プリンプリンのネタをショートコントとして演じる。
本家のネタが見たくなった。ネプチューンやくりーむしちゅーのネタなんて、もう普通じゃ見られないだろうし。
どうやら検索ちゃんだけのお約束らしく、演じてる本人達も、「他の芸人のネタをやるために待ってる気持ち分かりますか?」とか「ここのスタッフと爆笑問題の為にやっている」と言っていた。この番組は初めて観たけれど、どうやらMC爆笑問題の趣味が反映された人選なのかもしれない。
トム・ブラウン 「道案内をして欲しい」
道に迷った時に上手く案内して欲しいという漫才ネタ。
ネタ自体はシンプルな題材だが、内容が狂気じみていて酷過ぎる(色々な意味で) ハマる人はハマるんだろう。
トム・ブラウンのネタ初めて観たけれど、普段はふざけている太田さんにもさすがに「全部ダメ」と苦笑いされていた。ああいうのも新時代のネタなんだろう。
爆笑問題 「時事ネタ2023」
爆笑問題得意のしゃべくり漫才時事ネタ。大谷選手のドジャース移籍や、日本のアニメ、テレビ通販(夢グループ)の事をいじっていた。
凄いのは、この間やったばかりの「THE MANZAI」と全く違う時事ネタをやっていた。大谷選手の移籍は最近なので、本当にこの番組の直前にネタ作ったんだなと感心した。
最後に
全部ネタを観て、今は爆笑問題みたいな昔ながらの純粋なしゃべくり漫才をしている芸人が少ないんだなと思った(コント漫才が多すぎ)
特に最近の第7世代以降の漫才は、誰もやらない目新しさを演者の方が欲しているのか、奇をてらったネタが多いような気がする(個人の意見です)
明日はM-1グランプリの決勝&敗者復活戦だが、どのコンビが優勝するのか楽しみである。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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