
ドリーム東西ネタ合戦2025 感想
元旦夜に観られなかった「ドリーム東西ネタ合戦2025」をTVerで一気に観た。良い時代になった。
簡単な感想を記していく。薄めなので予めご了承を。あと、ネタバレを含むので閲覧ご注意下さい。今回はタイトルは省略します。
前半戦ネタ感想一覧
千鳥
いつも前に出ないノブさんを今年は前に出したいという漫才ネタ。散々ノブさんを煽っておいて、いざという時に大吾さんが前に出さないという古典的な手法。そういえば、ドリフとかこの手法だよなと。千鳥は大吾さんがネタを作っているらしいし、志村さん好きだったからリスペクトがあるのかなと勝手に思った。
モグライダー
ともしげさんがご当地まなちゃんを演じる漫才ネタ。前に見た「相棒」の歴代相棒を覚えようネタと似ている。やっぱりともしげさんがワタワタ間違える様子を楽しむスタイルとなっている。確かにともしげさんがキッチリ仕上げちゃうと成立しないネタだとは思う。別にまなちゃんである必要はないよなという冷めたツッコミは無粋なので止める。
ニューヨーク
ニューヨークのネタは初めて見た。王道のしゃべくり漫才だった。嶋佐さんが過ごした輩過ぎる休日の過ごし方を屋敷さんが突っ込んでいく。嶋佐さんの風貌が以前よりも輩ではないので、ちょっと前の金髪ヤンキーみたいな風貌だったらもっと面白かったかもと思った。
かまいたち
山内さんと濱家さんのどっちが迷惑youtuberかを突き詰めていくというコントネタ。終始山内さんが怪しい行動を取っているが、終盤で濱家さんが嘘の自供してミスリードしたり、最後の最後まで分からない作りになっていた。漫才もコントも山内さんの理詰めキレボケが面白いのだろう。
ハナコ
卓球大会(?)のコントネタ。正直、笑いポイントが良く分からなかった。コントの特徴としてじっくり見ないと趣旨が掴みづらい所はある。岡部さんの変顔とか奇怪な動きとかその辺なんだろうとは思うがやっぱり分からない。
博多華丸・大吉
お堅いNHKの「あさイチ」MCという重責のあまり、コンプラ違反を異常に気にする大吉さんが、コンプラを気にしない華丸さんにツッコミを入れていくという漫才ネタ。間に福岡おじさん感を挟み込むのを忘れない華丸さんが可愛い。
シソンヌ
感想を書く前に……。どっちがどっちだか分からない!(多分、ツッコミの客が長谷川さんで、ボケの美容師がじろうさん?)客が寝ている間に髪を相棒の寺脇さん風に切られてしまったというコントネタ。相棒ってネタになりやすいのかな。さすがコント師、演技が上手だった。
とろサーモン
久保田さんが自分に女のおっぱいがあれば、何か不祥事を起こしてもそちらに気を取られて、炎上しないだろうという漫才ネタ。ただひたすら女のおっぱいへの幻想を訴えていた。ストレートな下ネタは個人的にはあまり。でも、自分の男性ファン(?)に向けての愛を叫ぶところは面白かった。
ウエストランド
芸風としてキレ散らかしている井口さんに、プライベートで一般の人に会っても芸風を貫けという河本さんの言葉に、そこから近所で会った人に芸風キレ散らかしていくという漫才ネタ。ノリ突っ込みがあったり、どうでもいい同じくだり(今回は河本さんに鍋を食べるのかを引っ張る)を何回もリピートするのが彼らの芸風だが、浜ちゃんがあまりのしつこさに「もうええやん」って言っていて、きっと彼らの芸風がまだ浸透していない模様。頑張れ、井口さん。
フットボールアワー
岩尾さんが、1日でスマホを見すぎるというくだりから、ウォシュレットを1日に累計3時間も当てている話に飛躍していくという漫才ネタ。相変わらず後藤さんの例えツッコミが秀逸。ウォシュレットで水分を取るという事を「お前は木か!普通下半身から水分取らない」というツッコミが一番ウケた。
マジカルラブリー
ジブリが好きで、「千と千尋の神隠し」の最後を再現しようとしたコント漫才ネタ。ボケの野田さんが「千と千尋の神隠し」というタイトルを言い淀んで言えなかったのは、忘れてたという設定かそれとも違う意図なのか分からなかった。ツッコミの村上さんからその点補足ツッコミがあれば分かりやすいのにとは思った。彼らのネタは不思議系(?)なので仕方ないのかもしれない。
ハーフタイムネタ感想
鬼越トマホーク
「喧嘩芸」が彼らの芸風だが、実は仲がいいという注釈から始まる漫才ネタ。現代のテレビとネットの違いをわざと逆に言ってツッコませるスタイルだった。最後がめちゃくちゃグダグダだったのがもったいなかった。
おいでやす小田
ネタに入る前に周りの芸人からガヤが沢山入っていて、小田さんは愛されキャラなんだなと思った。ただネタ中にもガヤを必要入れるのはテレビ番組としては興ざめするのでやめた方がいいと思った(背後に沢山芸人が待機するというステージも良くない)ネタは飲み会でいると面倒な先輩というコントネタ。寛容だと見せかけて変な所でキレていた。なかなか面白かったので普段でももっとネタやればいいのにと感じた。
横澤夏子
横澤さんといえば、確かに最近は「楽楽精算」のCMのイメージが強すぎる。良くいる女性あるあるフリップピンネタ。やたらと「やだー」と付けたり、揺れながら話す美容師とか確かにあるあるで楽しめた。分かりやすいtheピンネタって感じで私は好きだった。
エルフ
ギャルが校長先生になったらというコント漫才ネタ。荒川ちゃんの明るいギャルキャラは楽しい。ただ、オチの時に一緒にギャル風に落としていたはるさんに後ろの見取り図が「お前もやってたじゃん!」ってガヤ入れるのはオチ殺していてちょっと可哀そうだった(考えすぎか)
あかつ
相撲エクササイズのピンネタ。エクササイズの曲に合わせて、力士さん達の独特な所作(?)を踊っていた。相撲とあかつさんが分かればもっと楽しいネタなのかもしれない。
FUJIWARA
原西さんが公園で行っている奇怪な人形劇にフジモンがツッコんでいくネタ。フジモンがネタをやるのは確かに久々に見るが、スパーンとツッコミで頭を叩く動作は衰えてはいなかったような。ただ、ネタを見るのはこういう時しかないのかも。フジモンに色々ありすぎて素直な気持ちでネタに集中出来なかったのが残念。
椿鬼奴
ガンダム(?)の歌ネタ。奴姐さんは今、こんなネタをやるんだ。といっても、前のネタがどんなものをやっていたか記憶にない(当時はお笑いは全く興味がなかったので)バラエティや女優業で忙しいからネタやる時間はないのだろう。
野生爆弾
猟奇的な座敷童(くっきー)のコントネタ。一瞬で終わってしまったので、きっとネタを作る時間がなかったのだろう。ネタ以外の活動が多い芸人さんなので仕方ないのかもしれないが、ちゃんとしたネタが作れないのなら無理にネタ番組に出さなくてもとは思った。
東西コント師対決感想
ロッチ
試着室前のショップ店員とお客さんのコントネタ。ちぐはぐなやり取りで着替え中の中岡さんのパンイチ姿を度々見るという感じ。悪いけれど、あまりハマらず。前も思ったけれどロッチのネタは合わないのかもしれない(2人は好きだけど)
バイきんぐ
バーベキューをする先輩と後輩のコントネタ。遅れてきた後輩(西村さん)は実家が不審火で全焼していたという。ツッコミの小峠さんよりもボケの西村さんの演技力が圧巻だった。キャンプで有名になったのがもったいないくらい上手だと思う。
チョコレートプラネット
殺人事件を推理する探偵(長田さん)と客(松尾さん)のコントネタ。登場人物が多すぎて、説明しているうちに訳が分からなくなって最後はフワッとした推理で終わる。これは長尺の単独ライブとかでじっくりやるネタなんだろうと思った。コントで短い尺を使って笑わせる為には何か特殊な工夫しないとダメなんだろうなと思った。
さらば青春の光
ネタを見たのは初めて。野球部で甲子園を目指して練習しているコントネタ。ノックをしながら1人だけ声が出ている選手(東ブクロさん)を監督(森田さん)が褒めるが、実はドーピング(ピンマイク)をしていた。大オチが上手く作られていて結構好みだった。もっと他のネタも見てみたいと思った。
伝説のチャンピオン対決
令和ロマン
子供の名字を付けてあげたいという漫才ネタ。オープニングで収録日の次の日がM1決勝なので最終調整に来ましたと言っていたが、確かにこのネタは決勝のファーストラウンドでやっていたから冗談ではなくガチで調整だったのかもしれない。令和ロマンは個人的にしゃべくりの方が聞きやすいと思った。
どぶろっく
マツケンサンバのような国民的に愛される曲が欲しいので作ってきたという歌ネタ。ドストレートな下ネタで私の好みではないが、劇場とか営業とかで盛り上がるのはこういうネタなのは理解出来る。二人とも無駄に歌が上手すぎる。
錦鯉
不動産屋に家を借りに行くというコント漫才。変な事を言う不動産屋(長谷川さん)に客(渡辺さん)がどつきでツッコんでいくのだが、いつも長谷川さんの後頭部が心配になる。頭というのはどこを叩くとダメージが大きいのかという無粋な検索をかけるところだった。命がけでネタをしているのだろうから仕方がない。
ジャルジャル
90歳の大御所役者が、共演の役者の頭に設置された垂れ幕のカンペを見ながらセリフを言うというネタ。何か私の好みと合わない。通の人にはこういうネタが楽しめるんだろう。
東西大トリ現役チャンピオン対決
ラブレターズ
同窓会帰りにラブホに行くと、偶然同級生がホテルのフロントをやっていたというネタ。KOCの時のネタは全然ハマらなかったが、今回のネタはこの番組の中で一番面白かったと感じた。ストーリーの起承転結が素晴らしい。フロントの小窓から横向きで覗く塚本さん、巡回中を出すタイミングとか最高。私の好みって……。
ガクテンソク
貫禄としかいいようがないしゃべくり漫才。確かSECONDでやったネタ。NISAをしんにょうで括る(令和ロマンのネタ絡み?)とかボケのよじょうさんが噛んだ?時にすかさずツッコミの奥田さんが「スクラッチ入りました。DJかってます?」と、もしかして噛んだのはわざと?と思わせるような素晴らしい即興フォローをしていて、本当にミスだかわざとだか分らなかった。劇場に沢山出ているだろうから、アドリブが上手いんだろう。なぞかけボケは滑り気味だったが、私は面白かった。
最後に
どうもM1を観た後のせいか、ネタの爆発力ばかり気にしてしまって、クスりと笑い続ける「爆発はしないけれど気楽に見られるネタ」に対して偏見を持ってしまっていると感じた。
ハーフタイムに背後に他の出場芸人さん達を置いたのも、もしかしたらネタが完全ではない普段ネタやらない芸人さん達をガヤでフォローする為に置いたのかもしれない(本ネタの時はステージ配置を変えていた)
お笑い番組というのは、「~じゃなくてはいけない」と考えながら観るものじゃないと反省した。来年も楽しみにしようと思う。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
