【旅行記】原付バイクで110キロ先の伊勢海老を目指した話
前置き
今回は、昨年の誕生日に原付で伊勢海老を食べに行った話。
今は失業中なので、なかなか旅行には行けなくて(暇はあるけれどお金無し) 過去旅行記ばかりになって申し訳ないです。
原付で富士山に行った話が、多くのビューを頂いているようで、原付旅は、私が思っている以上に需要がありそうな気がするので、今回も原付旅を思い出しながら書いてみる。タイトルは統一感を出す為に、わざと富士山に寄せてみました。
8/6 1日目
旅の経緯
始まりは昨年の誕生日。まだ仕事していたけれど、8/6は土曜日。土日祝休みの仕事だったので、誕生日は休み(ついでに次の日も)
今と変わらずおひとりさまな私は、通年なら1人でも耐えられるけれど、その前の年、 たまたま誕生日の付近に彼氏が出来て祝ってくれちゃったもんだから、余計に惨めさが募った(その彼氏は一昨年の9月に音信不通になってそれっきり)
人っていうのは、1度幸せな思いをすると、後の落差が激しいと精神的に堪えるもので。
続かない幸せならいっその事ない方がいいです。
序盤から鬱展開は良くない。気を取り直して、私は誕生日に思いっきり贅沢をしようと計画を立てた。そう、草津の時と同じで、私は精神が落ちると旅に出る『クセ』がある。でも、旅行に行く動機としては、割と普通だとは思う。そうじゃなきゃ、センチメンタルジャーニーなんて言葉は無い。
私にとっての贅沢は、普通の女子(って年でもないけれど、女は一生女子でいいじゃないか)とちょっと違う。女子力ないんで、ブランド物の服とかバックとか全く興味ない。誕生日プレゼントでブランド物のバックとか財布とか買ってもらったーって喜ぶ女子が多いみたいだけれど(TVでたまに観る) 私だったら同じくらい金額掛けて頂けるのなら、迷わずにPS5(ゲーム機)が欲しい。
脱線しまくってる(まだ旅にすら出ていない) とりあえず、大好きな伊勢海老を食べる為に、千葉夷隅に向かう事にした。やはり原付のガソリン代の安さは魅力なので、今回も原付で行く事にした。
千葉に原付で行くのは、4回目かな。1番古いのは、千葉の浜金谷まで行って東京湾フェリーに原付ごと乗って、久里浜で降りて、そのまま三浦半島回って帰る旅、次は千葉1周、次は富津まで海鮮浜焼き食べ放題した。御宿の伊勢海老祭りにも行ったが、それは珍しく特急だった。駅から歩きが多くて移動が大変だったし、その上、特急料金も高くて後悔した。
やっぱり、原付はサイコー。
原付旅は体力との戦い
やっと出発(どんだけ前置き長いんだ) 埼玉から原付で夷隅まで。富士山や伊豆に比べたら近いとは言いつつ、やっぱりオーバードライブには変わらない。夷隅は内房ではなく、外房でその分、少しだけ走る距離が長い。
当初の予定では夷隅に夕方くらいに着いて、夕飯で伊勢海老三昧しようと思っていた。しかし、思った以上に走りが進まない。そういえば、これは昨年の話だが、その前の年に記事にも書いた富士山に登って、疲れ過ぎて、原付旅を引退しようと思っていたんだった(有言不実行)
お昼頃、千葉印西付近を走っていて、そろそろランチでもしようかなと、イオンモール千葉ニュータウンに寄る。どうせならと、ブッフェスタイルのレストランで(気が大きくなる誕生日マジック)
野菜がありませんね。普段は野菜嫌いな私でも、ちょっと気になって野菜を食べるけれど、この日は誕生日。
どんなワガママでも許される(誕生日マジック)
ぶっちゃけた話、もう少し安いコースでも良かったかなと思ったけれど、後の祭り。
ブッフェでお腹いっぱい食べたら眠くなってきた。もう、これ、当日中に夷隅まで走るのダルくない? 残り距離数が50キロ以上あり、辿り着く気力と体力があるか不安になったので、その日に夷隅まで行くのを諦めた。何とか着く事は出来るけれど、宿泊が茂原のネカフェに決めていたので、夷隅➝茂原に戻るのがしんどかった。次の日、また夷隅まで行かなきゃならないし(計画ミス)
誕生日に伊勢海老食べるつもりが、食べられなかったけれど、ランチブッフェしたからいいや。ネカフェで簡易誕生日スイーツを食べて寝る(疲れた)
8/7 2日目
1日遅れの伊勢海老
翌日、茂原のネカフェから今度こそ夷隅へ。23キロを走り、ようやく目的地に着いたが、張り切って朝早く出過ぎて、早く着き過ぎた。
店の開店時間は11時。着いたのは10時半。そのまま立って並ぶのは暑かったので、少し店から離れて日陰のベンチとかでやり過ごした。10分前に戻ってきて、11時開店で何とか2番目に案内された。お店は『海鮮・浜焼き 海老屋』さん。
昨日の誕生日当日に食べられなかった悔しさもあり、奮発しまくって、伊勢海老天丼に、別で伊勢海老1匹買って刺身まで付けてしまった。
待っている間に、店の女将さんがお客さんと喋っていて、今年は伊勢海老が全然取れない。仕入れ値も一匹いくらいくらでって……。
お客さんに仕入れ値バラしちゃダメでしょ。
人が良さそうな女将さんだった。私は物覚えが悪いので、1年経って聞いた仕入れ値を忘れたけれど。
これでもかってくらい贅沢した。
お会計は確か7000円超えてたような……(刺身の伊勢海老が時価だった)
正直な話、これ食べた後の帰路、何処かに寄ったのか?とかそういう記憶は一切ないから、多分真っ直ぐに家路に着いたと思われる。これだから、旅行記は新鮮な方がいい。
後書き
伊勢海老は、もちろん、めちゃくちゃ美味しかった。でも、やっぱり、誕生日は仲の良い友達とかと過ごしたい。それならワンコインでも、きっと同じくらい美味しいと思う。
でも、きっとまた来年の誕生日辺りは原付走らせて、無茶な旅をしそうな予感はする。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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