冷え切った身体に染みる喜多方ラーメン
今朝は寒すぎて布団から出るのも嫌だった。
土曜日なので、どうせ外出しても混んでいるだろし家で引きこもろうと思ったけれど、気が変わってフラフラ出掛けることにした(雪の予報も出ているのに)何となく原付バイクを走らせたけれど、いつも通り何処に行こうか全く当てがない。
今度から出かける前に、ダーツでも飛ばそうか。
桶川方面を走っていて、ふと川越にでも行こうかと思ったが、何でよりによって県内でもダントツに混んでいる観光地川越にわざわざ引き寄せられなきゃならないんだと、グルっと回ってまた地元上尾に帰ってきた。
原付バイクを30分ほど、15kmくらい無駄なドライブをしてしまって、すっかり身体も冷えた。今日はいつもの天啓は降りて来なかったので、純粋に冷えた身体を温めたいという欲求から、ラーメンが食べたくなった。
上尾市役所の辺りを流していたら、車線挟んだ反対側に入った事のないラーメン屋があった。店外に吊り下げられたのぼりに店内調理の焼豚みたいに写真付きで書かれていて、それが通りすがりの一瞬だったが目を惹いた(公式サイトの下記写真をトリミング。ぼやけていてすみません)
焼豚は鶏のから揚げに続く好きな食べ物である。簡単に見過ごせる訳がない。4車線の反対車線だったので、思わず私は次の交差点でUターンした。
喜多方ラーメンといえば、はるか昔に現地で食べた。しかし、はるか昔過ぎて、美味しかったという漠然とした記憶だけで、ビジュアルすら記憶にない。
早速、店内に入ったら土曜日のお昼時という事もあり待っている人がいた。順番待ち表には、既に5組名前が書かれていた。これがもっと多かったら止めようと思ったが、5組くらいなら10分も待てば入れるだろうと、ひとまず名前を書いた。予想通り、10分か15分で名前を呼ばれた。
カウンター席でメニューを見てしばらく悩んだが、私の大好きなワンタン麺があったので、これを定食に組み込む事にした。
喜多方わんたんラーメン+炙り焼豚ご飯+味玉と、本当は更に餃子3個付くはずが、少し遅れるとの事。待っていようかなと思ったが、ラーメンが伸びるのも嫌だったので食べ始めた。
ラーメンは太ちぢれ麺で、残念ながら個人的にはそんなに好みではなかった。しかし、そのガッカリ気分を一瞬で吹き飛ばしたのが、焼豚。焼豚単体がテイクアウトで売られているだけあって、ビックリするくらい柔らかくて美味しい。
のぼりを一瞬だけ見て、わざわざUターンした自分を褒めたい(美味しいものに対する孤独のグルメの五郎さん並みの嗅覚)
ラーメンを食べていると、店員さんが「餃子遅くなって申し訳ありません。もう少しお待ち下さい」と申し訳なさげに言ってきた。『いやいや、そんな事でクレーム出すような器の小さい奴じゃないからご安心めされよ』とは、内心では思っていても偉そうに言えないので、「全然大丈夫ですよー」と言っておいた。
それから更に5分、違う店員さんが謝りながら餃子を持ってきた。
それにしても、店員さんがみんな腰が低い。この程度では謝らない店も沢山あるから。どうやら、口コミにある通り、店内の雰囲気が良いみたいだ。
私は飲食店をリピートする時、独自の採点方法を用いている。味5点+店の雰囲気5点で10点満点で7点以上の店をリピートする事にしている。つまり味だけが良くてもダメで、店の雰囲気だけでもダメだ(お前何様だ)
ちなみに具体的にどことは言えないが、味が4点という高得点ながら、店の雰囲気が2点でリピートを止めた店もある。逆にこちらもどことは言えないが、味が3点で普通だが、店の雰囲気が5点でリピートを続けている店もある。
このお店は個人的に合格点に達したので、リピートしようと思う。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。